執筆者: ginko (2025-04-27)
ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「マネックス証券:個人向け国債変動0.93%」です。
新聞報道を見ると、トランプ政権は新たに自動車船に入港料を課すことを検討しているようです。1台あたり150ドル=約2万円というのが多いのか少ないのかは分かりませんが、自動車会社の収益を圧迫し、米国での自動車代金が上がる要因となるわけですから、一義的には世界経済にもアメリカ経済にもマイナスですね。
ただ個人的に気になるのは、各種トランプ関税によって増加した税収の使い道です。一部はアメリカ政府の債務圧縮に使われるのでしょうけれど、一定割合が減税などを通じてアメリカの消費者に還元されるのであれば、関税は悪いことばかりではありません。ぜひ費用対効果の高い使い方をしてほしいものです。
加えて気になるのは、たとえば今般の入港料はアメリカの自動車産業と造船業を守り育てるためのものなのでしょうけれど、本当にそれが長期的に見て効果があるのかという点です。日本の農業を見るまでもなく、政府が守ろうとすればするほど競争力が失われ、衰退していくのが産業の常なような気がします。やはり経済の世界は厳しい自由競争に打ち勝ってナンボということですね。プロスポーツと同じです。
いずれにしてもトランプ氏の挑戦は良い意味でも悪い意味でも歴史的なものであることは間違いありません。ぜひ良い方向に転がってほしいものですが・・・。
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。
前回の「キャンペーンを斬る」では、あおぞら銀行BANKの円普通預金を取り上げました。現状の「BANK
The 定期」の金利はと言うと・・・
■あおぞら銀行BANK/BANK The 定期
・1年 : 年0.65%
・3年 : 年0.85%
・5年 : 年0.95%
※2025年4月27日現在、税引き前
1年ものは0.65%、5年ものは0.95%ということで高水準です。加えて普通預金の金利も魅力的です。
■あおぞら銀行BANK/BANK普通預金
・100万円まで:年0.50%
・100万円超 :年0.35%
※BANK専用、2025年4月27日現在、税引き前
0.50%が適用されるのは残高100万円までですが、トップクラスであるのは間違いありませんし、100万円超の部分も0.35%ですから高水準です。人気が出ているのではないでしょうか。
さて投票結果ですが、5つ★満点で「3.5」。真ん中が3つ★ですのでそこそこの評価と言ったところでしょうか。
では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は5月19日まで。
>>>あおぞら銀行BANKの「BANK
The 定期」について詳しくはこちら
投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=2181
前回のコラム:「あおぞら銀行:円普通預金0.50%」
今回はマネックス証券の取り扱う個人向け国債を取り上げたいと思います。
ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。
■長期金利推移(グラフ期間:5年)
2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下してきました。
さらに大きな金利低下圧力になったのが2016年1月末の「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。
しかし2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。
加えて2018年7月、2021年3月、2022年12月、そして2023年7月と、日銀が長期金利の変動幅を拡大してきたことから、長期金利の上限は「1%」まで引き上げられました。
そして2024年3月にはついにマイナス金利政策とイールドカーブコントロールが終了し、日本の金融緩和政策は歴史的なターニングポイントを迎えています。2024年7月に続き2025年1月にも追加利上げがありましたしね。
他方、懸念されるのはアメリカの金融政策が「利下げ」にシフトチェンジしたことです。加えて、インフレ率の再上昇やトランプリスク、日銀の追加利上げ観測を受けて上昇してきた長期金利ですが、トランプ関税の混乱を受けて「1.335%」に低下しています。今後の見通しについては予断を許しません。
さて本題に戻りまして今回は個人向け国債です。個人向け国債の特長をご案内すると、まず指摘できるのはこの点です。
・制度設計上、いくら長期金利がマイナスになっても0.05%以下にはならない。
つまり預けっぱなしにしておいても金利がマイナスになる懸念がないわけで、これは一定の魅力だと言えます。実際のところ「マイナス金利時代の運用方法」として、FPなどの専門家がこの「個人向け国債」を推奨していましたが、その理由はそういうことなのですね。
当面、マイナス金利が復活することはないかもしれませんが・・・。
それはともかくとして変動金利である「変動10」を選べば、こうしたメリットもあります。
・市場金利が上昇すればダイレクトに運用利回りも上昇する。
世の中の金利が上昇すればそれに連動して利回りが上昇していくということです。今はむしろこっちの方がメリットとして認識されているかもしれませんね。上記の通り金利見通しについてはやや不透明になっていますが、とは言いつつ以前に比べれば金利が上がっているのは間違いなく、その点では魅力も相対的に上昇しています。
と言うことで気になる今月の金利はと言うと以下の通りです。
■個人向け国債
・固定3年タイプ :0.78%
・固定5年タイプ :0.95%
・変動10年タイプ:0.93%
金利上昇を実感する水準です・・・特に変動10年タイプの金利は0.93%ですね!
過去の変動10年タイプの金利も今月金利改定があったものは一斉に0.93%に引き上げられたわけで、保有者は変動金利タイプのメリットを再実感できたのではないでしょうか。
なお、「変動10年タイプ」は上記の通り金利上昇メリットを狙えることに加えて、1年経てばいつでも中途解約でき、中途解約時のペナルティも重くないという利便性も魅力と言えそうです。ペナルティは平たく言えば「過去1年分の利息を放棄すること」ですね。
また、もし読者のみなさまが有り余るほどの預金をお持ちの場合、預金を1,000万円ずつ分散して預けるのは大変でしょうから、信用力のある国債を利用するのが便利ですね。
ではこの、変動金利タイプの金利が0.93%となる、マネックス証券が取り扱う個人向け国債。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・他にはない魅力的な商品性を評価して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。投票は5月28日まで。
>>>マネックス証券が取り扱う個人向け国債について詳しくはこちら
■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html
【読者アンケート】変動金利タイプの金利が0.93%となる、マネックス証券が取り扱う個人向け国債。あなたの評価は?(投票は5月28日まで)
>>>投票はこちら
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