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銀行関連ニュース

メルマガ「間違いだらけの銀行選び」2月号。

執筆者: ginko 発行日付: 2016-2-29

2月号の内容はこのようなものです。

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□ 2016年2月号のコンテンツ □

1.この1ヵ月で取り上げたキャンペーン

(楽天銀行、楽天証券、住信SBIネット銀行他)

2.最新ランキング

3.読者アンケート結果

・新たな金融緩和策としてマイナス金利が発表されましたが、これはあ
くまで日銀の金融機関に対する施策です。このマイナス金利は個人の
預金金利まで波及すると思う?波及した場合の対策は?

・<複数回答可>長期金利が一時マイナスとなるなど、日銀のマイナス
金利政策の影響が広がっていますが、マイナス金利時代の運用方法と
して魅力的なものはどれ?

・毎年恒例の日経金融機関ランキングでは、ソニー銀行が9年連続首位
と圧倒的な強さを見せる一方、2位になぜか京都中央信用金庫がラン
クインするなど再び迷走気味です。あなたはこの結果に納得できる?

4.今月の世界の株価収益率

5.自腹で資産運用中!(9年11ヵ月目)

6.11年2ヵ月目のひとりごと:「脱・運用のススメ!?」
+12,200本+177万円

7.お問い合わせ

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ま ち が い だ ら け の 銀 行 え ら び
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□ 2016年1月号のコンテンツ □

1.この1ヵ月で取り上げたキャンペーン

(静岡銀行、SBI証券他)

2.最新ランキング

3.読者アンケート結果

・当サイトのポートフォリオの2015年の運用成績は+1%という結
果となりましたが、あなたの運用成績は?

・今年の株価は年央に2万円台といった見方や、年末に2万円・2万3,
000円といった予測が発表されていますが、あなたが考える1年後
の日経平均の株価はいくら?

・今年の為替相場は専門家でも円高予想と円安予想とで分かれているよ
うですが、あなたが考える1年後のドル円相場はいくら?

4.今月の世界の株価収益率

5.自腹で資産運用中!(9年10ヵ月目)

6.11年1ヵ月目のひとりごと:「アベノミクスの終焉近し?」
+12,100本+174万円

7.お問い合わせ

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.info1:この1ヶ月で取り上げたキャンペーン
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■1.静岡銀行:円定期1年0.28%
http://www.old-ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=829

■静岡銀行・しずぎんインターネット支店「円定期預金ウルトラ金利」

・1年 :0.28%
・3年 :0.28%

今回もシンプルに1年もの・3年ものの2本立てですが、どちらもまずまず
の好水準です。

0.3%にあと一歩届かなかったのは惜しいですが、それでも1年ものの市
場金利は今や0.11%程度という状況ですからね。それを大きく上回る「出
血大サービスの金利」ということになります。

あくまで一般論ですが、繁忙期ともなると口座開設に数週間かかる場合もあ
りますので、「絶対利用しよう!」と思われている方は念のために早めにご利
用になることをオススメいたします。

>>>読者アンケート:5つ★満点で平均「3.8」。
http://www.old-ginkou.info/modules/xoopspoll/pollresults.php?poll_id=1227

かなり高いですね。新年早々素晴らしい。

意外だったのは上記の通り0.3%に届かない水準でも高評価だった点です。
預金者の皆さんの期待値も徐々に下がっているということでしょうか・・・。

※なおこちらのキャンペーンはその後金利アップが実施され金利が以下のよ
うに変更されています。

・1年 :0.33%
・3年 :0.33%

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■2.SBI証券:SBI債1年1.42%
http://www.old-ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=831

■SBI証券:第33回SBI債

・1年:1.42%

期間1年で1%をはるかに超え、1.5%近いということですから、かなり
の高金利ですね!また、1年後にSBI証券の経営が傾いてしまっている可能
性も、直感的にはほぼないと思いますから、その点でも魅力的な気がします。

しかし。

残念ながらこの債券を実際に購入するのは極めて難しいです。その理由の1
つ目はこの債券はその人気から「抽選」制になっているのですね!

そして購入が難しい理由の2つ目はその抽選期間が極めて短いのですね。今
回は1月13日(水)12:00から1月15日(金)15:00までの実質
2日間しかありませんでした。ほとんどの方は「間に合わなかった」というこ
とではないかと思います。

どうしてもこの債券に投資したいという方は口座を開設し、購入用の資金を
入金した上で「次回を待つ」というのが現実的な対応ということになりそうで
す。

>>>読者アンケート:5つ★満点で平均「4.0」。
http://www.old-ginkou.info/modules/xoopspoll/pollresults.php?poll_id=1229

今回も評価が高いですね。すばらしい。これで年明けずっと高評価が続いて
いるということになります。

冬のボーナスシーズンが続いており、各銀行が戦略的な商品を投入している
ということも背景にあるのでしょうね。できれば2月以降もこうした魅力的な
商品が継続的に提供されることを期待したいと思います。

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■3.その他の取り上げたキャンペーン
https://www.ginkou.info/news/index.html

・マネックス証券:クレディセゾン社債0.42%


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.info2:最新ランキング
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恒例の、ユーザーのみなさまの投票による銀行人気投票。その2015年版
の最終結果は以下の通りです。

※不自然な投票は調整しています。

・総合ランキング(★は前月比、順位が上昇した銀行)
1位:住信SBIネット銀行
2位:新生銀行
3位:★オリックス銀行

また各項目別ランキングの1位は以下の通りです。

・口座サービス:★新生銀行
・円預金 :新生銀行
・外貨預金 :住信SBIネット銀行
・FX :SBI FXTRADE
・投資信託 :住信SBIネット銀行、新生銀行
・住宅ローン :住信SBIネット銀行
・カードローン:オリックス銀行
・セキュリティ:新生銀行
・証券会社 :GMOクリック証券

前年=2014年も住信SBIネット銀行が圧倒的な強さを見せたわけです
が、2015年も総合ランキングで1位を維持しました!8年連続1位という
ことですね。素晴らしい。

ただ今月からはいよいよ「スマートプログラム」が始まります。果たして皆
さんの評価がどう変わるのか注目ですね。

なお最後の最後で口座サービスランキングの単独1位に新生銀行がランクア
ップしました。

では早速ですが2016年版の銀行人気ランキングがスタートしております
ので是非投票をお願いします。

>>>2016年版のランキング投票はこちらから
https://www.ginkou.info/enquete2.html

>>>2015年版のランキング詳細はこちら
https://www.ginkou.info/ranking/index.html


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.info3:読者アンケート結果
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■1.当サイトのポートフォリオの2015年の運用成績は+1%という結果
となりましたが、あなたの運用成績は?
http://www.old-ginkou.info/modules/xoopspoll/pollresults.php?poll_id=1215

1位:+10%以上 40%
〃:+1%以上 40%
3位:+5%以上 20%

となりました。1位は同率で「+10%以上」と「+1%以上」が並びまし
た。すばらしい。この「それなりに増えた」という方と「ちょっと増えた」と
いう方を合わせれば8割ということになります。

加えて3位は「+5%以上」であり、少なくとも回答者の中には「資産を減
らした」という方はおられない、ということですね。

当サイトのポートフォリオは「+1%」とプラスギリギリだったわけで、お
世辞にも胸をはってプラスでしたとは言えないわけですが、それでも何とか読
者の皆さんの仲間入りができたのは良かったです。

今年の運用成績は1年間引きずるわけですからね(苦笑)。プラスとマイナ
スとでは大違いです。

ちなみに日経新聞が発表した読者へのアンケート調査によると、運用する資
産全体の成績がプラスを確保した人の比率は54%で、前年の調査時(65%)
よりは低いとのことです。

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■2.今年の株価は年央に2万円台といった見方や、年末に2万円・2万3,
000円といった予測が発表されていますが、あなたが考える1年後の
日経平均の株価はいくら?
http://www.old-ginkou.info/modules/xoopspoll/pollresults.php?poll_id=1226

1位:2万円前後 30%
2位:1万9,000円前後 15%
〃:1万7,000円前後 15%
4位:2万4,000円以上 10%
〃:1万8,000円前後 10%
〃:1万5,000円前後 10%
7位:1万6,000円前後 5%
〃:1万3,000円以下 5%

となりました。1位は「2万円前後」ということですね。約3割ということ
になります。

実は筆者も概ねそのあたりかなと考えておりまして、まずそもそも「2万円」
というのは非常に切りがいいことに加えて、今年は大幅な下落は想定しておら
ず、とは言いつつ大幅な上昇もイメージしづらく、「控えめな上昇予想」とい
う点では2万円というのはとても居心地がいいわけですね。

昨年は何度も2万円を超えておりましたからその点でも「控えめ」感は十分
と言えます。

残念ながら2016年の株価は波乱の幕開けとなっておりますが、これはや
はり世界的に超金融緩和が続いてきた「宴の日々」が昨年末のアメリカの利上
げで終わりを告げ、金融市場がその2日酔いでフラフラしているということな
のでしょうね。

さらにはリーマンショック後の世界経済の「補助輪」となっていた中国経済
が失速し始めていることも「2日酔いの頭に響く」ということなのでしょう。

しかしながら深酒は体に毒ですし、依存症となってしまう恐れもあります。
「正常化」はいつかは通らないといけない道ですね。深酒が20年以上続いて
いる日本の国民がそう述べても全く説得力はありませんが・・・。

加えてもし仮に今年、日銀が2014年10月に続く「追加緩和第2弾」を
実施するなら、日経平均を1,000円単位で押し上げるでしょうから、正直
投資家の立場としては期待してしまう面はあります。実際、実施されるでしょ
うしね。

「預金者」としては更なる金利の低下を意味しますので歓迎できませんが。

それはともかく2016年は「嵐の前の静けさ」と予想しておりましたが、
どちらかと言うと「リハビリの1年」となってくるのかもしれませんね。世界
の株価は「金融緩和」と「爆買い」という2つの「ドーピング」効果が完全に
消えるまではもう少し相場が荒れそうです。心の準備だけはしておきたいとこ
ろです。

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■3.今年の為替相場は専門家でも円高予想と円安予想とで分かれているよう
ですが、あなたが考える1年後のドル円相場はいくら?
http://www.old-ginkou.info/modules/xoopspoll/pollresults.php?poll_id=1228

1位:115円以下の円高 33%
2位:100円以下の円高 22%
3位:130円以上の円安 11%
〃:125円以上の円安 11%
〃:現状とほぼ変わらず 11%
〃:110円以下の円高 11%

となりました。1位は「115円以下の円高」ということですね。これから
円高が進むことを予想されているわけですが、確かに往時は120円を超える
円安である一方、足元は117円台まで円高が進んでおりますので、この調子
で行けば115円~110円といった円高水準で落ち着く可能性は十分ありま
す。

ただ一方で投票は分散しておりまして全体をまとめるとこういうことですね。

・今より円安 : 22%
・現状とほぼ変わらず : 11%
・今より円高 : 67%

とは言いつつこうして集計してみても「円高派」が7割ということで読者の
多数派は円高を予想していることになります。

世界の株式市場の下落が続く中で、投資資金が比較的安全であるとされる日
本円に向かっており、結果的に円高が起きているという見立てをよく聞きます
が、もしそうなら株価下落の長期化に伴い、これからも円高がどんどん進む可
能性が徐々に現実味を帯びてきます。

しかしながら、アメリカの利上げが断続的に続く中で円とドルの「金利差」
から、むしろ円安ドル高になる、というメカニズムは分かりやすいですし、加
えて円安の大きな切り札となるのが上記でも触れた日本の追加金融緩和ですね。

実際のところ、80円前後だった日本円が一気に120円台まで円安が進ん
だ原動力は「異次元の金融緩和」です。だとすればさらなる金融緩和によって
円安トレンドに戻ると予想するのは自然なことですね。

円高となれば輸入物価が下がり、デフレ圧力が加わるわけですが、もし本当
にデフレに戻れば安倍政権も黒田日銀も、そしてアベノミクスも、「デフレか
らの脱却」という目的からは「失敗だった」ということになりかねません。

さすがにそれは日銀としても避けたいでしょうから、やはり年内のどこかで
追加金融緩和が実施されるというのがメインシナリオです。

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■4.その他の銀行関連ニュース
https://www.ginkou.info/column/index.html

・株は今、売却すべき?


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.info4:今月の世界の株価収益率
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株価収益率(PER)とは、株価がその会社の利益の何倍くらいになってい
るか、という株価の割高・割安を示す尺度です。目安としては「20倍を超え
ていないかどうか」チェックすればいいと思います。

1月の株価収益率の平均は前月と比較して少し低下しました。先月の単純平
均は14.39倍で、今月は12.60倍ということですね。

下がったということは株価が「割安」になったということになります。

<世界主要株式市場の株価収益率(PER)一覧(2016年1月現在)>
http://www.old-ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=994


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.info5:自腹で資産運用中!(9年10ヵ月目)
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<運用実績(2016年1月現在)>
http://www.old-ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=995

2006年 4月の投資金額: 525万7,529円
2016年 1月の評価額 : 605万4,872円
損 益 : +79万7,343円

今月は予想通り・・・-46万円と大幅下落しました。下がりましたねぇ。

過去そんなに下がったことはあるかな?とチェックしてみるとあっさり見つ
かりました。昨年の9月にもやはり-50万円下落しているのですね。要する
に2015年夏以降の「世界同時株安」が実は継続していた、ということです。
アメリカの株価を見ても、日本の株価を見てもそれはハッキリしています。

昨年夏に大きく下げたのち、年末に向けて回復していたものの、年始からズ
ドンと下落し昨年夏の水準まで戻ってしまったということです。まさしく「行
って来い」という状況ですね。

今般の世界同時株安の要因の1つがアメリカの利上げですが、なぜアメリカ
が利上げしたかと言えばそれだけアメリカ経済が堅調に推移しているわけであ
り、金融市場ももう少し自信を持ってもよさそうなものですが、やはり上記の
通りこれまでの世界的な金融緩和がもたらした「投資の宴」があまりに深酒で
あり、当面は二日酔いが続くということなのでしょうね。

加えて世界経済にとって完全にリスクとなっているのが「中国本土株」と
「原油価格」の「W下落」です。

中国本土株は2015年前半にバブル化し、あっという間にこれまでの2倍
を超える水準まで高騰したと思ったら、2015年後半にあっという間にバブ
ルが弾け、ついに節目である3,000ポイントを下回る水準まで低下しまし
た。

「爆買い」&「爆売り」という感じですが、加えて下げを促しているのが中
国当局が完全にコントロールを失っているという点です。株価が一定割合下が
ったら売買が停止される「サーキットブレイカー」制度が導入されましたが、
これが余計に売りを誘う形となりあっさり撤回されるなど、当局がドタバタす
るたびに中国の金融市場に対する不安が増大している状態ですね。

同じく原油価格もWTI先物が節目である30ドルを下回る水準まで低下し
ました。数年前まで100ドルを超えていたことを考えれば3分の1という水
準であり、「劇的な価格下落」と言えそうです。

供給サイドでは「シェール革命」や「イランの制裁解除」と言った過剰懸念
があり、消費サイドでは「中国経済のスローダウン」と言った低迷懸念がある
わけで、つまりは供給と消費の双方から下落圧力がかかっている現状では早期
の原油価格回復を期待するのは難しそうです。

もちろん原油の輸入大国である日本にとっては原油価格の下落は喜ばしいわ
けですが、ただ世界経済全体では石油ビジネスの恩恵は幅広く広がっており、
ここがコケるとそのネガティブインパクトは結構な規模になるということなの
でしょう。

その点ではこの「中国本土株」と「原油価格」の2つが下げ止まることが、
今回の「世界同時株安」が落ち着く必要条件のような気がします。

それがいつなのか誰にも分かりませんが、ただ1つ希望が持てる点は、どち
らもかなり下がる中でいよいよ底が見えてきたということですね。価格がゼロ
になることがないのは当然として、これまでの価格動向を踏まえればたとえば
中国本土株=2,000ポイント&原油価格=20ドルあたりが底なのだとす
ると、「これから下がるにしても限定的」ということです。

中国経済がスローダウンしたと言っても依然6%と言った相対的にはかなり
高い成長率が期待できますし、原油だって需要がなくなることは永遠にありま
せんからね。

そのように考えると金融緩和などによって人為的に金融市場のトレンドが変
わることを期待するよりも、「下がるだけ下がった後で上昇する」ということ
を期待する方が現実的であり、さらにそのタイミングは意外と近いのかもしれ
ませんね。

期待しておきたいと思います・・・。


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.info6:11年1ヵ月目のひとりごと
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■「アベノミクスの終焉近し?」
+12,100本+174万円

当サイトの運営も気が付けば11年1ヶ月目のようです。つまり12年目と
いうことですね。振り返ってみると、ことサイト運営に関しては小さな波はあっ
ても大きな山や谷はなく、巡航速度でスーッと来た感覚を持っています。それ
が良いことか悪いことかはわかりませんが。

一方で自分の人生としての「11年1ヶ月」を考えるとちょっと重くなって
きますね。人生の中のそれなりの期間が経過したわけですが、果たして有意義
だったのかどうか、ベストを尽くしたのかどうか、という深遠なる(?)問い
です。

もちろん相応に有意義に過ごしてきたとは思うものの、ずっとベストを尽く
してきたかどうかは微妙で、それはつまり継続的に大きなチャレンジをしてこ
なかったから、ということかもしれません。

振り返れば、この期間中にも何度か人生のハイライトとなるような大きな決
断やチャレンジがなかったわけではないですが、ただ一方で常に上へ上へと目
指すようなハングリー精神を持って、果敢に挑戦し続けてきたかと言うと疑問
だということですね。

一般的にもそうかもしれませんが、年齢を重ねれば重ねるほどチャレンジの
可能性も必要性も薄まっていきますので、やはり刺激的な日々を送ろうと思え
ば自らの意思で積極的に挑戦していかなければならない、ということなのでし
ょう。筆者の「11年1ヶ月」を振り返っても大きな挑戦はやはり前半の方が
多いです。

もちろんチャレンジしないこと=駄目なこと、と言った過度なリスク志向・
マッチョ志向は慎むべきかもしれませんし、チャレンジしなくてすむこと=一
定の安定を得られていると言えるかもしれません。

また、チャレンジというのは好む好まざると関わらず自然発生的に目の前に
現れるものであり、あまりチャレンジすることを目的化するのも本末転倒なの
かもしれませんね。果報は寝て待てということです。

加えて以前も書いたような気がしますが、筆者の場合、どうも年末年始に気
持ちが盛り上がり、春→夏→秋と季節を重ねるたびに気持ちが盛り下がってい
くような気がします。

はたして盛り上がった時の自分が平常なのか、盛り下がった時の自分が平常
なのかはわかりませんが、挑戦する姿勢を維持するためには、そうした気持ち
の移り変わりに負けない「仕組み作り」が重要かもしれません。たとえば、そ
のチャレンジを言葉にして文字にして対外的に発表してしまうことですね。

残念ながら今の段階ではまだそこまで煮詰まっておりませんが、今年こそは
ぜひ自分なりの新たなチャレンジに挑戦したいものです・・・抽象的な話でス
ミマセン・・・。

さて新年早々、反省すべき点といえばもう1つ、先月の当欄で予想した20
16年の見通しを思いっきり外してしまったことですね。再掲するとこう予想
しておりました。

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日本経済の主要ファクターである、アメリカ経済も「嵐の前の静けさ」、中
国経済も「嵐の前の静けさ」、そして国内消費も「嵐の前の静けさ」というこ
とであれば日本経済全体としても同じことですね。

そして全般的に大きな材料がないのであれば、株式相場も為替相場も比較的
落ち着いた動きになるのかもしれませんね。

───────────────────────────────────

中長期的にはやや悲観しながらも、短期的には楽観しており、それを「嵐の
前の静けさ」と表現していたわけですが、蓋を開けてみれば新年早々、内外の
株価が大きく下落し、いきなり「大しけ」とも言える状態になっています。

今回の下落の引き金となった「アメリカの利上げ」にしても「中国経済の減
速」にしても「原油価格の下落」にしてもこれまでも何度も材料にされてきた
わけで、正直「今さら」感がありますし、そもそも年末年始に何か新しい材料
が出てきたわけではなく、年始の下落については「なぜ今?」という疑問の方
が強いですが、下がったものは仕方ありません。投資家としてはぐっと唇をか
みしめるのみですね。

この3つの悪材料の中で、特に直接的に経済に悪影響を与えそうなのが「原
油価格の下落」ですが、しかし一消費者として常識的に考えれば「原油が下が
って何が悪いの?」と思われるかもしれません。

実際、原油を輸出している国よりは輸入している国が大きいわけで、さらに
日本は年間で何兆円も輸入しているわけですから原油価格の下落は即ち、経常
黒字の増加にストレートに結びつきます。

もちろんそれは貿易赤字縮小・解消に伴う「円高」にも結び付いていくわけ
ですが・・・。

また中国経済の減速にしても縮小やリストラを余儀なくされるのは中国の製
造業であり、消費は財政支出などによって堅調に推移する可能性があります。
だとすれば「爆買い」が継続されるわけですからやはり日本経済にはプラスと
言えそうです。

つまり今年は円高によって株価が下がり投資家は泣きを見る一方で、実体経
済は原油安や「爆買い」継続によって堅調に推移し、消費者はうれしいと言っ
た「乖離」が生まれる1年なのかもしれませんね。

そうした流れに立ち向かえるのはこれまで何度もご案内しているように「追
加緩和第2弾」だけですが、はたして金融緩和にそこまでの神通力があるのか
どうかいよいよ正念場ですね。

もし「追加緩和第2弾」が発動されても円高の流れが止まらなければ、原油
安と相まって日本経済はデフレ化していくことになりますので、それはつまり
インフレ退治を謳ったアベノミクスの終焉、ということになります。

昨年末に予想していた「嵐」の到来は・・・意外と近いのかもしれませんね。
しっかりと準備して臨みたいものです。

<御礼>

今月もいくばくかの寄付を行いました。

1.植樹活動への寄付 :累計で12,100本相当になりました。
2.東日本大震災への寄付 :累計で174万円となりました。

ユーザーのみなさま、当サイトのご活用、ありがとうございます!
https://www.ginkou.info/aboutus/

2016年1月/本間


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