住宅ローン金利・手数料を比較します。優遇金利・キャンペーン金利がある場合も反映させています。また手数料についても比較してみます。
なお、2023年の当サイトのユーザー人気ランキングでは、住信SBIネット銀行が1位となりました。
人気投票 銀行名 |
勝手格付 | プラン名 | 変動金利 | 当初 10年 |
固定 20年 |
固定 30年 |
保証料例 (30年・ 3000万円) ※税込 |
条件 | 公式 HP |
1位 住信SBI ネット銀行 |
★★★ | 借入金利 | 0.298 ~ 0.320 |
1.458 | 1.998 | 2.018 | 事務取扱手数料 2.2% |
詳細は こちら |
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2位 PayPay 銀行 |
★★★ | 借入金利 | 0.315 |
1.345 | 2.165 | 2.285 | 事務取扱手数料 2.0% |
詳細は こちら |
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3位 au じぶん銀行 |
★★★ | 借入金利 | 0.319 ※ |
1.325 ※ |
1.895
※ |
2.290 ※ |
事務取扱手数料 2.2% |
詳細は こちら |
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3位 りそな銀行 ※2023年11月 現在 |
★★★ | 優遇金利(借換) | 0.340※ | 1.745 | 1.475 | 1.585 | 605,610円など | 給与振込等 | 詳細は こちら |
★★ | フラット35 | 1.96 | 手数料 1.8% |
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5位 イオン銀行 |
★★★ | 優遇金利 | 0.380 | 1.390 | - | - | 保証料なし | 詳細は こちら |
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5位 三菱UFJ 銀行 |
★★ | 優遇金利 (自己資金2割未満) |
0.475 | 1.170 | 2.10 | 1.92 | 605,610円など | 給与振込等 | |
5位 SBI 新生銀行 |
★★ | 標準金利 | 0.65 | 1.10 | 1.50 | 1.60 | 保証料なし 事務取扱手数料 55,000円 |
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8位 みずほ銀行 |
★★ | 優遇金利 | 0.625 | 1.80 | 2.40 | 2.04 | 605,610円など | 給与振込等 | |
フラット35 | 1.96 | ||||||||
8位 ソニー銀行 |
★★ | 住宅ローン金利優遇 | 0.757 | 1.490 | 2.455 | 2.522 | 保証料なし | ||
8位 東京スター 銀行 |
★★ | スター住宅ローン | 0.900 | 2.40 | 事務取扱手数料 2.2% |
詳細は こちら |
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12位 楽天銀行 |
★★ | フラット35 | 1.48 | 1.96 | 事務手数料 1.3% |
詳細は こちら |
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12位 三井住友 銀行 |
★★ | 全期間固定ローン等 | 0.475 | 1.29 | 2.17 | 2.25 | 605,610円など | 給与振込等 | |
12位 三井住友 信託銀行 |
★★ | 特別金利優遇 | 0.425 | 1.56 | 2.27 | 2.42 | 約600,000円など | 住信ダイレクト利用 |
住宅ローン金利と関係の深い10年もの国債金利=長期金利は、「異次元の金融緩和」が発表された2013年の5月から一時的な上昇時期はあったものの、その後は大きく下落してきました。
さらに2014年10月末には驚きの「異次元緩和第2弾」が発表されたこともあり、金利の低下が続いています。
しかし何と言っても衝撃的だったのが2016年1月に発表された「異次元緩和第3弾」です。ここでついに「マイナス金利政策」が導入されました!「マイナス金利」といってもあくまで日銀の当座預金の金利の話ですので、一般市民には直接関係ありませんが、しかし結果的に大きな金利低下圧力となっていますね。
つまり住宅ローン金利が大きく低下している、ということです。
2016年夏から長期金利は回復を始めましたが、2016年9月に日銀が金融緩和の目標を「資金量」から「金利」に変更する「枠組み変更」を発表し、新たに提示された長期金利の操作目標は「0%」であることから、そこから大きく乖離して上昇することはなさそうです。
2018年7月に日銀は長期金利の上限をこれまでの+0.1%から+0.2%まで容認すると発表しましたので住宅ローン金利上昇の可能性が出てきましたが、その後は世界的な金融緩和=金利低下の動きを受けて長期金利は再びマイナス水準となりました。
2021年3月に再び上限が+0.2%から+0.25%に引き上げられましたが、ここまで長期金利はその0.25%近辺に留まってきました。
ただ2022年12月に上限が+0.25%から+0.50%に再び引き上げられ、さらには2023年7月に長期金利の上限が実質的に+0.1%となったこともあり、長期金利は段階的に上昇しています。
当面は住宅ローン金利に金利上昇圧力が続きそうですのでご注意ください。
今月の住宅ローン金利は、市場金利が上昇傾向にあることもあり、「固定金利は全体的に大きく上昇」という状況ですね。
他方で変動金利については変化がありません。借り入れのチャンスが続いていると言えそうです。
さて評価ですが、基準となる期間を「変動金利」と「10年」、それから「20年」にしました。当初、金利が低いうちに返済を進めれば、その後金利が上がっても結構、ラクになります。
その結果、★★★は住信SBIネット銀行とイオン銀行、りそな銀行、そしてauじぶん銀行になりました。この4行の条件をまとめると、こんな感じですね。
auじぶん銀行 | 住信SBIネット銀行 | イオン銀行 | りそな銀行 | ||
勝手格付 | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | |
優遇金利 (年利) |
変動金利 | 0.319% ※ |
0.298% ~ 0.320% |
0.380% | 0.340% |
10年固定 | 1.325%
※ |
1.458% | 1.390% | 1.745% | |
20年固定 | 1.895%
※ |
1.998% | - | 1.475% | |
金利引き下げ条件 | なし | なし | なし | なし | |
全疾病保障 | がん50% 疾病保障 無料 |
無料 | 有料 | 有料 | |
繰上返済(税込) | 無料~ 33,000円 (税込) |
無料~ 33,000円 |
無料~ 50,000円 |
無料~ 60,000円 |
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ホームページ | 詳しくはこちら | 詳しくはこちら | 詳しくはこちら | 詳しくはこちら |
この中で見れば、やはりauじぶん銀行や住信SBIネット銀行のサービスが一番良さそうですね。人気ランキングで上位というのもうなずける内容になっています。
また、イオン銀行やりそな銀行も低金利の住宅ローンを提供しており、相応に魅力的です。
加えて、金利引き下げ条件として、給与振込などの条件がついてくるかどうかでハードルも変わってきますので、そのあたりも参考にしてください。
なお、無理のない返済計画を立てると、実際には逆に資金が余りやすく、繰上返済するチャンスも多いと思います。その場合には繰上返済コストも大切になってきますね。「金利コスト」+「繰上返済コスト」のトータルで銀行を選ぶと良いと思います。繰上返済手数料の明細は下記も参考にしてみてください。
人気投票 銀行名 |
勝手格付 | 全疾病保障 | 借りるとき | 借りてから | 備考 | 公式 HP |
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手数料 | 保証料※1・ 保証手数料 |
一部 繰上返済※2 |
全額 繰上返済※3 |
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変動 | 固定 | 変動 | 固定 | |||||||
1位 住信SBI ネット銀行 |
★★★ | 無料 | 660,000円 (2.2%) |
- | 0円 | 0円 | 0円 | 33,000円 | 詳細は こちら |
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2位 PayPay 銀行 |
有料 | 660,000円 (2.2%) |
- | 0円 | 0円 | 0円 | 33,000円 | 詳細は こちら |
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3位 au じぶん銀行 |
★★★ | がん50% 保障特約 無料 |
660,000円 (2.2% 税込) |
- | 0円 | 0円 | 0円 | 33,000円 (税込) |
詳細は こちら |
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3位 りそな銀行 |
有料 (+0.25%) |
- | 605,610円 など |
15,000円 | 40,000円 | 10,000円- | 60,000円 | 含保証会社手数料 | 詳細は こちら |
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5位 イオン銀行 |
★★ | 有料 (+0.3%) |
100,000円 | - | 0円 | 0円 | 50,000円 | 50,000円 | 詳細は こちら |
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5位 三菱UFJ 銀行 |
有料 | - | 605,610円 など |
6,000円 | 8,000円 | 11,000円 | 28,000円 | 含保証会社手数料 | ||
5位 SBI 新生銀行 |
★★★ | 無料 | 55,000円 | - | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | ||
8位 みずほ銀行 |
有料 (+0.3%) |
- | 605,610円 など |
5,000円 | 10,000円 | 5,000円 | 50,000円 | |||
8位 ソニー銀行 |
★★★ | 有料 (+0.3%) |
40,000円 | - | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | ||
8位 東京スター 銀行 |
★★ | 有料 | 660,000円 (2.2%) |
- | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 詳細は こちら |
|
12位 楽天銀行 |
★★ | 有料 | 390,000円 (1.3%) |
- | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 詳細は こちら |
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12位 三井住友 銀行 |
★★ | 有料 (+0.3%) |
- | 605,610円 など |
ネットは0円 | ネットは0円 | 15,000円 | 15,000円 | 含保証会社手数料 | |
12位 三井住友 信託銀行 |
★★ | 有料 (+0.3%) |
- | 約600,000円 など |
5,000円 | 20,000円 | 0円 or 5,000円 |
33,000円 | リレープランフレックスを 利用の場合は無料 |
ここでは、SBI新生銀行、ソニー銀行が繰上返済手数料が無料ということで★★★。住信SBIネット銀行とauじぶん銀行は各種疾病保障が無料というのがすばらしいですね。
では評価ですが、上記の通り、「変動金利・10年もの金利・20年もの金利」と「保証料などの付加コスト」の2点を勘案し、★★★は住信SBIネット銀行とイオン銀行、りそな銀行、auじぶん銀行にしました。
(参考)人気4行の比較表(変動金利、10年固定金利、20年固定金利)
auじぶん銀行 | 住信SBIネット銀行 | イオン銀行 | りそな銀行 | ||
勝手格付 | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | |
優遇金利 (年利) |
変動金利 | 0.319% ※ |
0.298% ~ 0.320% |
0.380% | 0.340% |
10年固定 | 1.325%
※ |
1.458% | 1.390% | 1.745% | |
20年固定 | 1.895%
※ |
1.998% | - | 1.475% | |
金利引き下げ条件 | なし | なし | なし | なし | |
全疾病保障 | がん50% 疾病保障 無料 |
無料 | 有料 | 有料 | |
繰上返済(税込) | 無料~ 33,000円 (税込) |
無料~ 33,000円 |
無料~ 50,000円 |
無料~ 60,000円 |
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