銀行.info

最新:金利・手数料比較

投資信託ランキング/投資信託サービス比較ランキング

投資信託をまとめてみることにしました。銀行毎にどういうラインナップかと、売れているファンドがどこの銀行で購入できるのか。参考にしてください。

なお、2024年の当サイトのユーザー人気ランキングではSBI新生銀行が1位となっています。

>>>投資信託人気ランキングはこちら

1.キャンペーン情報

人気投票
銀行名
勝手格付 キャンペーン名 取扱期間 内容 最低金額 チャネル 公式
HP
ネット 電話 店頭
1位
SBI
新生銀行
★★

円定期セット
プログラム

- 投資信託・仕組預金と同額の
3ヶ月円定期が年3%に。
- × 詳細は
こちら
2
楽天銀行
★★★ 楽天証券の口座開設で
もれなく現金1,000円プレゼント
- エントリーの上、楽天証券の
口座開設+マネーブリッジ登録で
1,000円プレゼント。
- × × 詳細は
こちら
4位
住信SBI
ネット銀行
★★★ SBI証券口座開設
優遇プログラム
- SBI証券口座開設
+振替で
5,000円プレセント。
- × × 詳細は
こちら
7位
三菱UFJ
銀行
★★ ウェルカムセレクション - 投資信託と同額の
3ヶ月円定期が年1%に。
100万円 ×
9位
三井住友
信託銀行
★★ インターネット限定
投資信託申込手数料30%割引
- インターネット経由でのファンドの
購入手数料が30%OFF。
1万円 × ×
9位
みずほ銀行
★★ みずほマネープランセット - 投資信託と同額の
3ヶ月円定期が年1%に。
50万円 ×
9位
三井住友
銀行
資産づくりセット - 投資信託と同額の
3ヶ月円定期が年1%に。
50万円

(2024年9月8日現在)

今月は特に新しいキャンペーンはなさそうです。

さて評価ですが★★★は、積極的なキャンペーンを実施している住信SBIネット銀行楽天銀行にしています。

2.投信ラインナップ&サービス

人気投票
銀行名
勝手格付 サービス ファンド数 世界
株式
Index
日経
ノーロード
日経
ブルベア
分配型ファンド 好配当株 不動産 BRICS 資源 公式
HP
先進国
債券
新興国
債券
日本 世界 日本 世界 中国 インド ブラジル ロシア
1位
SBI
新生銀行
投資信託 55 × 詳細は
こちら
2
楽天銀行

(楽天証券)
★★★ 投資信託 305 × 詳細は
こちら
2位
ソニー銀行
投資信託 65 × ×
4
住信SBI
ネット銀行

(SBI証券)
★★★ 投資信託 多数 詳細は
こちら
4
PayPay
銀行
★★★ 投資信託 77 詳細は
こちら
6位
東京スター
銀行
投資信託 25 × × × × × 詳細は
こちら
7位
三菱UFJ
銀行
投資信託 76 × × × × × × ×
9位
三井住友
信託銀行
投資信託 50 × ×
9位
みずほ銀行
★★ 投資信託 52 × ×
9位
三井住友
銀行
★★ 投資信託 89 ×
9位
りそな銀行
★★ 投資信託 53 × × ×

(2024年9月8日現在)

多くの銀行でラインナップが充実してきて、さらにメガバンクもノーロード(手数料無料)ファンドを販売し始めたこともあり、「ノーロードファンド」の観点からラインナップを更新しています。ノーロードファンドがある場合、「」としています。こうしてみるとやはり本業の証券会社であるSBI証券が強いですね。そこに楽天銀行(楽天証券)PayPay銀行が追いかけている状態です。

さて評価ですが、上記の通り住信SBIネット銀行(SBI証券)楽天銀行(楽天証券)そしてPayPay銀行が★★★ですね。

3.投資信託残高ランキング(※ETF除く、出典:モーニングスター)

順位 ファンド名 残高(億円) リターン率(年率) 銀行
1年
3年
5年
みずほ 三住友 三菱U りそな 楽天銀 Pay
1位 eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

4兆9,090億円

24.2%
19.1%
22.7%
2位 eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

3兆8,746億円

21.2%
15.8%
19.2%
3位 AB・米国成長株投信Dコース(H無) 予想分配金
2兆7,268億円
24.0%
14.3%
22.4%
4位 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 『愛称 : SBI・V・S&P500』

1兆6,476億円

24.2%
19.0%
5位 楽天・全米株式インデックス・ファンド 『愛称 : 楽天・バンガード・ファンド(全米株式)』

1兆5,022億円

23.2%
17.2%
21.7%
6位 インベスコ 世界厳選株式<H無>(毎月決算型) 『愛称 : 世界のベスト』
1兆4,638億円
20.9%
20.7%
18.5%
7位 AB・米国成長株投信Bコース(H無)

1兆2,864億円

24.0%
14.4%
22.5%
8位 netWIN GSテクノロジー株式ファンド B(H無)

1兆80億円

25.7%
11.9%
22.2%
9位 グローバルESGハイクオリティ成長株式(H無) 『愛称 : 未来の世界(ESG)』
1兆70億円
24.9%
9.5%

10位

ピクテ・グローバル・インカム株式(毎月分配)
8,757億円
11.0%
10.8%
9.5%

(2024年9月8日現在)

今月の残高ランキングを見てみると先月同様上位ファンドのほとんどが海外株式ファンドということで隔世の感がありますが、中でも低コスト・インデックスファンドの代表格である「eMAXIS Slim」シリーズのS&P500がついに1位となっています。

これはもう間違いなく良いファンドと言えますので、このまま上位に留まってほしいものです。残高は8月の株価暴落と円高で一旦5兆円を下回ったものの、ここまでは順調に拡大しています。

また2位の「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」、4位の「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 『愛称 : SBI・V・S&P500』」、5位の「楽天・全米株式インデックス・ファンド」も良さそうです。

特に「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」は究極の低コスト分散投資インデックスファンドですから、ある意味、パッシブファンドの完成形と言えます。こうしたファンドが上位に顔を出すということは・・・日本の金融リテラシーも随分と向上したものですねぇ。感慨深いものがあります。

さてこれらのファンドの中核である米国株式について、S&P500の動きをチェックしてみるとこうなっています。

■S&P500



利上げによって株価が足踏みしていた時期もありましたが、過去1年で見ると右肩上がりで上昇しています。足元ではリセッション懸念から調整していますが、それでも1年で+20%といった感じでしょうか。

他方でインフレ動向を占う原油価格ですが、上がったり下がったりではあるものの過去1年で見ると大きく低下ですね。このまま落ち着いてほしいものです。

■NY原油



インフレが再加速するようであれば株価には逆風ですからね。

加えてこれまた株価に大きな影響を与えるアメリカの長期金利はこのようになっています。

■アメリカ長期金利



過去1年で見れば何度か上昇したものの、足元では上記の通りリセッション懸念や利下げ観測もあり低下傾向ですね。金利が低下すれば株価には追い風です。

さてこれまでの残高1位ファンドの推移を振り返ると、長年1位に君臨してきた上記グローバル・ソブリン・オープンが2014年4月についに首位から陥落しました。タコ足配当の分配が進む一方で新規資金の流入が止まっている、ということなのでしょう。

そのグローバル・ソブリン・オープンの代わりに1位に躍り出たのが「フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド」です。アメリカのジャンク債に投資するこのファンドは通貨もリスクもかなり偏ったマニアックな投資商品ですね。パフォーマンスは魅力的ですが、本来は「万人受け」するような商品ではありませんし、安定的なリターンを期待する商品でもありません。残高1位というのは違和感を感じなくもないと思っていたわけですが・・・2014年9月には再度1位が交替して、新たに「ドイチェ・高配当インフラ関連株(米ドル)毎」が残高トップになりました。

そして翌2014年10月には・・・再び首位が交替し、「新光 US-REITオープン 『愛称 : ゼウス』」 が1位となりました!つまり2014年4月以降の半年間で、首位が3回も交替したことになります。

ただその「新光 US-REITオープン 『愛称 : ゼウス』」は結構頑張り、2014年10月から約2年間首位を維持し、「不動の残高1位」を守ったわけですが・・・ついに2016年11月、万年2位だった「フィデリティ・USリートB(為替ヘッジなし)」が1位を奪取しました。

その「フィデリティ・USリートB(為替ヘッジなし)」も頑張って1位を維持してきましたが、2018年1月に「新光 US-REITオープン 『愛称 : ゼウス』」が再び1位となりました。つまり「フィデリティ・USリートB(為替ヘッジなし)」の首位の座もまた約2年だったということです。

しかし「新光 US-REITオープン 『愛称 : ゼウス』」の天下は長くは続かず、2018年2月から今度は「フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド」と「フィデリティ・USリートB(為替ヘッジなし)」が交互に1位となりました。

次はどっちかなと思ったら、2019年5月から「ピクテ・グローバル・インカム株式(毎月分配)」が1位となりました。残高も大きくしばらく「ピクテ・グローバル・インカム株式(毎月分配)」の時代が続きそう・・・思っていたら2021年2月から今度は「グローバル・プロスペクティブ・ファンド 『愛称 : イノベーティブ・フューチャー』」が1位となりました。

ピクテ・グローバル・インカム株式(毎月分配)」の時代もまた約2年だったわけですね・・・。

グローバル・プロスペクティブ・ファンド 『愛称 : イノベーティブ・フューチャー』」がどれだけ1位を維持するのかは分かりませんが、普遍的なテーマというわけでもなさそうなので、そのうち別のファンドに抜かれるものと思います・・・と思ったら2021年3月から「グローバルESGハイクオリティ成長株式(H無) 『愛称 : 未来の世界(ESG)』」が、そして2021年8月から「AB・米国成長株投信Dコース(H無) 予想分配金」が1位を維持しました。

こうした1位の変遷を振り返ると投資信託の流行りすたりが手に取るように分かりますが、2023年2月から、上記の通りついに「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」が1位となりました!素晴らしい。

今後はパッシブファンド・インデックスファンドの時代になっていくのでしょうか。

その点ではそれ以外のインデックスファンドである「楽天・全米株式インデックス・ファンド 『愛称 : 楽天・バンガード・ファンド(全米株式)』」「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 『愛称 : SBI・V・S&P500』」「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」にも注目したいと思います。

なおランキングとしては8位の「netWIN GSテクノロジー株式ファンド B(H無) 」がランクアップしました。

4.投資信託リターン率(1年)ランキング(出典:モーニングスター)

順位 ファンド名 残高(億円) リターン率(年率) 銀行
1年
3年
5年
みずほ 三住友 三菱U りそな 楽天銀 Pay
1位 S&P500・4倍ブル型ファンド
27億円
71.7%
-
-
2位 iFreeレバレッジ FANG+
201億円
62.7%
4.5%
-
3位 野村 世界業種別投資シリーズ(半導体)
3,672億円
60.4%
36.7%
43.6%
4位 HSBC インド・インフラ株式オープン
3,743億円
51.3%
35.1%
31.5%
5位 NASDAQ100 3倍ブル
193億円
50.6%
-6.9%
-
6位 Tracers S&P500ゴールドプラス
57億円
49.7%
-
-
7位 レバレッジ・ドラッカー研究所米国株ファンド
45億円
45.9%
-
-
8位 NASDAQ100トリプル(マルチアイ搭載)
70億円
42.8%
11.4%
-
9位 イーストS・インド・インフラ株式ファンド
733億円
40.8%
25.2%
26.5%
10位 NZAM・レバレッジ インド株式2倍ブル
30億円
40.2%
-
-

(2024年9月8日現在)

2024年9月の1年リターン率ランキングです。今月のランキングはこのような内訳になっています。

・アメリカ株ブルファンド:5
・インド株ファンド:3
・その他:2

8月の日本株の暴落を受けて日本株ファンドはすっかり姿を消してしまいましたね。その代わりに上位を占めたのがアメリカ株ファンドですが、これらに一番相関していそうなNASDAQの株価はこのように推移しています。



1年で+20%という感じでしょうか。 ただこちらも8月以降調整していますし、円高も進んでいますからね。安泰という感じはしません。ちなみにその為替相場はと言うとドル円チャートはこうなっています。



急落の印象の強いドル円ですが、去年のこの時期も140円台だったのですね。その点では「円安バブル」が終焉しただけと言えるのかもしれません。とは言いつつ更に円高に進む可能性もありますからね!要注意です。

なお日経平均はと言うとこうなっています。



一応まだ過去1年ではプラスを維持していますし、さすがにそろそろ底打ちという気もしないではないですが、上記の通り為替の変動が続く間は落ち着かない展開が続きそうです。日本株ファンドがランクインしてくるのはかなり先になりそうですね。

最後にインド株はと言うとこうです。



こちらは引き続き綺麗な右肩上がりです。1年で+20%と言った感じでしょうか。ただ円貨ベースの場合、円高の影響が気になるところです。

さてランキングとしては上位10ファンド中、7ファンドがランクアップしています。

来月はどういったファンドがランクインしてくるのでしょうか?

5.結論

今月は特に新しいキャンペーンはなさそうです。

日本の株式相場は2008年のリーマンショックや2011年の東日本大震災が転機となり長らく低迷状態が続いておりました。

しかし、2012年12月の衆議院選挙で安倍自民党が大勝してから大きく上昇トレンドに変わり、日経平均株価も1万円を超え、一時1万6,000円を超えるレベルまで上昇しました。完全にスピード違反だったわけですが、相場が過熱する時というのは得てしてそんなものなのかもしれませんね。

加えて「ハロウィン・ギフト」となったのが黒田日銀による追加的金融緩和です。2014年10月末に発表されたこのサプライズにより株価はさらにジャンプアップし日経平均は20,000円を超える水準まで上昇しました。

けれども株式相場は一筋縄ではいかないもので。

中国経済や、アメリカの利上げに対する懸念が強まる中で、2015年の8月以降、「世界同時株安」が勃発し、内外の株式相場は大きく下落しました。大きなサプライズとなったイギリスのEU離脱問題=Brexitもありましたしね。

そうした円高・株安の流れがようやく変わったたのが2016年11月です。2016年2度目のサプライズとなったトランプ氏の大統領選勝利によって事前の予想に反し大幅な「円安株高」が起こり、内外の株価が再び上昇しました。

こちらはサプライズはサプライズでも結果的には「良い驚き」となりました・・・。

その後も実体経済が好調を維持したほか、2017年10月の衆院選で与党が大勝したことも追い風となり、日経平均は24,000円前後の水準まで上昇しました。

ただ2018年以降はアメリカの金利上昇米中貿易戦争への懸念を受けて世界の株価は再び大きく下落しました。さらにはコロナショックによって株価が大きく下落しましたが、2020年春以降は実体経済の混迷をよそに順調に株価上昇が進みました。

そしてついに日経平均は4万円を超え、80年代バブルの株価最高値を更新しました!あまりに急な値上がりに令和バブルということにならなければいいと思っていましたが、日銀の追加利上げをキッカケに日経平均はこの8月に歴史的な暴落を経て絶賛調整中です。

こうして簡単に振り返っただけでも株価は上がったり下がったりですね。

中長期的にはインフレが収束していく中で株価には追い風が吹くのでしょうけれど、アメリカで利下げが始まるまでは、まだまだ紆余曲折があると思いますので注意が必要です。

■日経225(1年)



円建てで見た先進国の株価も、急激な円高の動きを背景に大きく値を下げています。

■MSCIコクサイ(1年)



円建ての新興国株価も、残念ながら円高でここまでの上昇をすっかり吐き出してしまいました。

■MSCIエマージング(1年)



さて評価ですが★★★は、積極的なキャンペーンを実施している住信SBIネット銀行楽天銀行にしています。

また投信ラインナップについては全般的にかなり拡充してきましたね。ということでノーロードファンドの切り口から評価することにしました。その点では住信SBIネット銀行(SBI証券)楽天銀行(楽天証券)、そしてPayPay銀行が★★★ですね。

なお、2024年の当サイトのユーザー人気ランキングではSBI新生銀行が1位となっています。

>>>投資信託人気ランキングはこちら



スポンサードリンク

Copyright© 2017 Ginkou.info All Rights reserved.

PAGETOP MENU MENU