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4.今月の購買力平価
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5.今月の世界の株価収益率
https://www.ginkou.info/column/20231015.html
6.自腹で資産運用中!(17年7ヵ月目)
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7.18年10ヵ月目のひとりごと:
「今一番求められているもの」
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7.18年9ヵ月目のひとりごと:
「失われた10年2.0」
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・18年9ヵ月目のひとりごと
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■「本当にしつこい!」
先週は「金融ウィーク」で、日米で金融政策決定会合が行われました。結果的にはどちらも新たな動きはなかったものの、
・アメリカ:今後の利上げを否定しないタカ派の内容
・日本:今後も金融緩和を続けるハト派の内容
ということで対照的でしたね。その裏にはしつこくしつこく続くインフレに対する警戒感の違いがあるのだと思います。
経済が成長し人口も増え需要が増え続けるアメリカでは、潜在的なインフレ圧力がある一方で、経済成長が鈍化し人口が減り始め需要が縮小する日本では、潜在的なデフレ圧力があると言えます。
そのような違いを考慮すれば金融政策に違いが出てくるのも当然ですね。
ただその結果として、金利差を背景にした円安がこれまたしつこく続いていくことになります。もちろんアメリカの今の高インフレもいつかは終わるでしょうから、その時には過度な円安も修正されるのでしょうけれど、それがいつなのか、どれくらい円高に戻るのかは誰にも分かりません。
投資をするにはなかなか難しい局面ですが、わざわざ歴史的な安値となっている日本円をその安いタイミングで売ることはないと思いますので、今は投資するにしても「国内資産」ということになるのでしょうね。
日本株についてはなかなかポジティブにはなれない筆者ですが、しかし円安局面では輸出企業が儲かるのは当然として、内需企業についてもインバウンド需要が見込めます。とすると今投資すべきなのは日本株なのですかねぇ。
ちなみにバフェット効果もあったのか、6月までぐんぐん上昇した日本株に比べて安値で放置されているのがJ-REITです。配当利回りは4%を超えていますし、インフレが続くのであれば不動産価格も上昇するでしょうし、アフターコロナやインバウンドによって物件の稼働率も回復が期待できるのに不思議ですね。
もちろん金利が上がれば支払い利息が増えるわけですから、その分、J-REITに逆風が吹くわけですが、しかしその裏では上記の通りインフレによって不動産価格が上がるわけで、やはり安値で放置されていることに違和感を感じます。
しかもインフレが収まってくれば金利が下がるわけですからね!今、投資するならJ-REITは悪くない気がします。
しかしアベノミクス開始以降、かれこれ10年以上続いている不動産価格の上昇ですが、一体いつまで続くのでしょうね?新築マンションなどはもはや庶民の手には届きにくくなっており、需要が減れば本来は価格は下がるはずですが、一向に下がる気配がありません。これには
・住宅ローン金利の低下
・住宅ローンの長期化
・夫婦の収入合算などによる審査上の世帯年収の増加
などが寄与してきたのでしょうけれど、とは言えこうした適応にも限界があります。本質的な収入はそこまで増えていませんからね。
仮に不動産価格が下がれば日本経済もJ-REITも一気に逆回転を始め、「失われた10年2.0」に再突入しそうですが、どうなるのでしょうね?
とは言いつつそうしたリスクも超長期で見れば解消されてきたのがこれまでの歴史です。投資をするのであれば腰を据えて、10年単位で取り組むことが肝要ですね。
仮に今J-REITに投資するなら、10年間放っておけ、ということです。
なお、今のところお先真っ暗なわが日本ですが、もし生き延びることができるとすれば、そのカギを握るのはやはり外国人労働力なのだと思います。
今や日本に限らずですが、世界中の先進国で労働力不足となっています。自動化や労働生産性の向上も大事ですが、介護や運送、建設業界など、必ず人がいないとダメな産業も数多くあるわけで、日本も積極的に移民を受け入れていく必要がありますね。
お隣の中国では若年人口の2~3割が失業しているのでしたっけ?その数%でも日本に来れば、労働力不足は一気に解消しそうです。中国の人であれば、安全保障面では多少のリスクがあるかもしれませんが、宗教上のあつれきもありませんし、勤勉でしょうし、良いことも多そうです。
中国でも急激な少子高齢化が進んでいる中で、中国政府が簡単に若者を海外に流出させるかどうかは分かりませんが・・・。
いずれにしてもこのままでは日本はただただ沈んでいくだけですので、そろそろ危機を直視し、国の形を柔軟に変えていくことが必要ですね。
そんな政党が出てきませんかねぇ。
ではまた来月のこの時期に。ようやく季節が変わってきましたが、みなさん健勝にお過ごしください。
2023年9月/本間
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