9 楽天銀行:エクステ預金10年0.2%(2016-2-5)| 銀行キャンペーンを斬る!銀行キャンペーン関連ニュース一覧 | 銀行.info - 間違いだらけの銀行選び -

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楽天銀行:エクステ預金10年0.2%

執筆者: ginko (2016-2-5)

ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「楽天銀行:エクステ預金10年0.2%」です。

先週金曜の「マイナス金利」発表には度胆を抜かれましたが、その後世の中は完全に「マイナス金利」モードですね。つまり銀行が率先して預金金利の引き下げを行っているということです。

実際にはこのマイナス金利は「階層別金利」であり、今のところ日銀の当座預金のほとんどの部分はプラス金利であることから、こうした騒ぎはやや行き過ぎの気もしないではないですが、動き出した列車はそう簡単には止まりません。しばらくは「異次元の低金利」が広がっていく様子を目の当たりにすることになりそうです。

しかし今回のマイナス金利で最も残念なことは、そうした金利低下の動きもさることながら、頼みの「円安・株高」の動きが1週間で剥げ落ちてしまったということですね!円安にもならず、株高にもならず、ただ金利が下がるだけ、というのでは笑えません。

「私は株なんてやってないし関係ないわ」と思われるかもしれませんが、今や年金なども積極的に株式で運用されていますからね。誰しも株価と無関係ではいられませんね。

中国経済が減速し、資源価格が下落し、さらに頼みの綱の「異次元緩和」もそろそろ神通力が薄れてきたとすると・・・いよいよ投資も「引き際」ということなのですかねぇ。そうしたわけで筆者も重い腰を上げて本格的に売却を始めました・・・。



※米ドル円チャート

さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

前回の「キャンペーンを斬る」では、SBI証券の取り扱う、オリックス社債を取り上げました。金利はと言うとこうなっております。

■SBI証券:オリックス株式会社第185回無担保社債

・5年:0.415%


前回取り上げたクレディセゾン社債とほぼ同じ条件ですので全く同じ感想となってしまうわけですが、うーん、5年で0.415%ですか・・・どんなものでしょう?

繰り返しになりますが、定期預金で言うとまさに子会社であるオリックス銀行の5年もの定期預金が2016年2月現在0.40%ですので、リスクや中途解約などの利便性を考えればそちらの方がよさそうですね。

ただ5年後にオリックス社の経営が傾いてしまっている可能性は直感的にはほぼないと思いますので、0.015%でもよりよい利回りを、ということでこちらの社債を選択される方もおられるかもしれません。

さて投票結果ですが、5つ★満点で、「2.9」。思ったより低いですね。真ん中が3つ★ですのでそれを下回りました。

ただ奇しくもほぼ同じ条件だったクレディセゾン社債全く同じ評価となりましたので、読者の皆様の評価スタンスは極めて安定しているということですね。おみそれいたしました・・・。

社債としては悪くない金利ですが、やはりオリックス銀行の定期預金と比べてしまうとこれくらいの評価になる、ということかもしれません。

では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は2月29日まで。

>>>SBI証券の口座開設はこちらから

投票:http://www.old-ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1233

前回のコラム:http://www.old-ginkou.info/modules/news/article.php?storyid=833


今回は、楽天銀行の楽天エクステ預金を取り上げたいと思います。



ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:1年)



2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

さらに大きな金利低下圧力になると思われたのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。これにより金利がもう一段低下するのは確実と思われたわけですが、ただそう素直に動かないのが金融市場というもので。

2015年の前半は長期金利がなぜか乱高下しましたね。アメリカの金利もドイツの金利も上昇しましたのでこれは世界的な動き、ということになります。

とはいえ2015年の後半はそうした金利上昇の動きもすっかり一服してしまいましたね・・・と言うよりもむしろ、アメリカの利上げを契機に世界の株価が総崩れとなっており、それに呼応して長期金利も大きく低下しています。

しかしながら金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策ですね!これが面白いくらいに市場に波及し、本日の長期金利は何と一時0.035%まで低下したようです。0.35%でも十分低いのですが、その10分の1という水準ですね!

さすがに預金金利がマイナスになることはないと思いますが、預金者の忍耐の日々はまだまだ続きそうです・・・残念なことです。

さて、そのように預金金利低下の動きが加速する中で象徴的だと思ったのが「仕組み預金の金利引き下げ」ですね。仕組み預金とは以下のような制約がある預金です。

・途中で解約できない
・満期のタイミングを預金者は選べない(銀行が延長もしくは短縮を決める)


そういった制約がある代わりに金利が高い定期預金というわけです・・・本来は。

しかしながら期間が長いということもあって、「マイナス金利」政策の影響を顕著に受けています。上記の通り長期金利が「ゼロ」に近づきつつある現状では、こうした長期固定の預金金利が下がるのは当然かもしれませんが。

ではこの楽天銀行「楽天エクステ預金(フラット)」の具体的な金利水準はと言えば・・・

■楽天銀行「楽天エクステ預金(フラット)」

・10年間 : 0.20%


ついに0.2%まで下がったのですね・・・「好金利継続」というキャッチコピーが虚しく響くわけですが、ただ単にディスりたいわけではありません。

要するにこれからの「マイナス金利後」の世界ではこうした「0.2%」でも本当に好金利となってくる可能性があるのですね。我々預金者にもパラダイムシフト・・・と言うと言い過ぎかもしれませんが、少なくとも「金利観の修正」が求められているのは間違いなさそうです。

ちなみに同じシリーズで金利が徐々に上昇していく「ステップアップタイプ」の金利は2016年2月5日現在、このようになっています。

■楽天銀行「楽天エクステ預金(ステップアップ)」

・1年目 : 0.10%
・2年目 : 0.12%
・3年目 : 0.15%
・4年目 : 0.18%
・5年目 : 0.20%
・6年目 : 0.25%
・7年目 : 0.30%
・8年目 : 0.35%
・9年目 : 0.40%
・10年目 : 0.50%


平均すると10年で「0.255」%ですね。「フラットタイプ」と比べるとこちらの方が少し金利が高いですが、ただこうした仕組み預金は「金利が下がるかそのまま」であれば継続されずに満期を迎えることになりますので、そうした点を踏まえれば「フラットタイプ」の方が勝つ確率が高そうです。

もちろん同じ銀行が販売している預金ですので、「どちらも同じくらいの値付け」で金利設計されていると思います。だとすれば預金者から見ても「どちらを選んでも価値は同じ」ということですね。その点ではどちらが得でどちらが損か、という議論はあまり意味がないかもしれません。

もちろん実際の運用結果は異なってきますが。

いずれにしても申し上げたいのは、この楽天エクステ預金の金利が象徴的に示しているように、マイナス金利政策発表後、預金金利が急速に低下している、という事実です。

実際のところ、同じ仕組み預金としてより有名な東京スター銀行の「右肩上がり円定期」はついに2月の販売を中止してしまいました。3月に再開されるかどうかも微妙なところです。

つまり、今後も高金利預金については、金利の引き下げや、販売が中止される可能性が高いということですね。目ぼしい定期預金がある方は早めにご利用ください。

ではこの10年間0.2%の、楽天銀行の仕組み預金「楽天エクステ預金(フラット)」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・「★★★」くらいですかね。今のところ。今後はもう少し評価を高めるかもしれませんが。

投票は3月5日まで。

>>>楽天銀行について詳しくはこちら

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https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html

10年間0.2%の、楽天銀行の仕組み預金「楽天エクステ預金(フラット)」。あなたの評価は?(投票は3月5日まで)  >>>投票はこちら


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