ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「新生銀行:仕組債最長10年0.60%」です。
アメリカでは経済再開で「リベンジ消費」が起きているようですね。自粛中のうっ憤を晴らすように消費が回復しつつあるということです。
こうした動きが広がるようであれば日本でも消費回復に期待が持てるわけですが、ただ問題はいつも指摘しているように「世界は本当にコロナ前に戻るのかどうか」という点です。
コロナ禍は不要不急業種を直撃したわけですが、こうしたものが「本当に不要だった」と気づいてしまった方も少なくなさそうです。
加えて在宅ストレスが指摘される一方で、「意外とおうちって快適」と感じた方も多いのではないでしょうか。たとえば「zoom飲み会」が定着すれば飲食店の売り上げにはマイナスです。
コロナによる時代の変化に合わせ、ビジネスの姿を柔軟に変えていくことが求められそうです・・・言うは易しですが。
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。
前回の「キャンペーンを斬る」では、ローソン銀行の「定期預金キャンペーン」を取り上げました。気になる金利はこのようになっています。
■ローソン銀行「定期預金キャンペーン」
・1ヶ月 : 0.25%
・2ヶ月 : 0.25%
・3ヶ月 : 0.25%
期間は1ヶ月~3ヶ月ながら、金利は0.25%ということでインパクトはありますね。誰でも利用できる点もいいですね。まだまだ少数かもしれませんが、既存のローソン銀行の顧客も利用できるということです。
キャンペーンは2020年7月30日までですのでご注意ください。
ちなみにそのローソン銀行ですが、もちろんあのコンビニエンスストアのローソンが立ち上げた新規参入銀行です。
セブンイレブンの銀行がセブン銀行なら、ローソンの銀行はローソン銀行というわけですね。普通預金も300万円以上預けると金利がアップするので魅力的です。
■ローソン銀行「普通預金金利優遇」
・普通預金 : 0.15% ※残高300万円以上の場合
さて投票結果ですが、5つ★満点で「4.0」。最高が5つ★ですので高評価ですね。
0.25%という金利水準を考えれば当然かもしれません。
では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は7月13日まで。
>>>ローソン銀行の「定期預金キャンペーン」について詳しくはこちらから
投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=929
前回のコラム:「ローソン銀行:円定期3ヶ月0.25%」
今回は、新生銀行が仲介する新生証券の「パワーリターン10」を取り上げたいと思います。
ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。
■長期金利推移(グラフ期間:5年)
2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。
さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。
ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。
となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。
2018年7月には日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、今後の長期金利は「-0.2%~+0.2%」の範囲内で動いていくことになりましたが、それでもその上限は「0.2%」と低いままです。
加えてその後は世界的な金利低下傾向やFRBの連続利下げを受けて長期金利は下がっています。
とは言いつつ本日の長期金利は「0.010%」となっており、コロナショックの割には小康状態ですね。株価も全体的には上昇基調ですし、このまま金利は0%前後の水準を維持するのかもしれません。
いつか我々の目が黒いうちに金融緩和が縮小され、金利が自然に上昇することを願いたいと思います。
さて本題に戻りますが、そのような残念な金利環境下ではあるものの新生銀行が新しい商品を販売していますね。新生証券の仕組債である「パワーリターン10」です。
「仕組み預金」は既にかなり浸透してきた感がありますが、こういう商品内容でした。
・途中で解約できない
・満期のタイミングを預金者は選べない(銀行が延長もしくは短縮を決める)
そういった制約がある代わりに金利が高い定期預金が仕組預金でしたが、この「パワーリターン10」はその仕組債バージョンというわけですね。預金ではなく債券ですので元本保証がありませんが発行するのはバークレイズ銀行であり、その格付けはこのようになっています。
長期債務格付
・A1(ムーディーズ)
・A(S&P)
つまりは日本の銀行を上回るかなり良い格付けであり、コロナショックの最中ではありますが、この格付けを見る限りさほど心配する必要はなさそうです。では気になる条件はと言うとこういうことですね。
■新生銀行/新生証券「パワーリターン10」
・売出期間 : 2020年6月3日~2020年6月29日
・申込単位 : インターネット/額面100万円以上100万円単位
・発行会社 : バークレイズ・バンク・ピーエルシー
・発行日 : 2020年6月29日
・償還日 : 2030年6月28日(ただし、償還日より前に償還される可能性があります)
・利払日 : 3月、6月、9月、12月の各28日
・利率(税引前) : 年率0.60%(税引前)
・早期償還条項 : 発行会社は、2021年6月28日以降の償還日を除く各利払日において、その10営業日前までの通知をもって、本社債を額面金額の100%で早期償還する権利を有します。
金利は0.6%ということで魅力的ですが、ポイントとしては1年後以降に「早期に償還されるかもしれない」という点ですね。
どういう状況だと償還されるかと言うと、「金利がそのまま」か、「今より低くなる」時ですね。つまり銀行にとって都合が悪くなると償還される、ということです。
将来の金利動向を誰も正確に予測することはできませんが、イールドカーブコントロールによって金利が上昇する可能性が低いとすればやはり「早めに償還される」と考えておいた方が良さそうです。
もちろん最長10年なわけですから、「10年使わなくてよい資金」で運用するのが必須ですが。
ではこの最短1年・最長10年で0.6%となる、新生銀行が販売する新生証券の仕組債「パワーリターン10」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・高金利を評価して「★★★★★」としたいと思います。つまり満点ということですね。投票は7月19日まで。
>>>新生銀行について詳しくはこちら
■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html
【読者アンケート】最短1年・最長10年で0.6%となる、新生銀行が販売する新生証券の仕組債「パワーリターン10」。あなたの評価は?(投票は7月19日まで)
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