ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「イオン銀行:利回りの達人5年0.20%」です。
ここ最近、アメリカの株価が下がっていますね。ヨーロッパでは再びロックダウンが始まっていますし、アメリカの大統領選挙も不確実性を与えているのだと思います。
さらに予想されているようにバイデン氏が勝利すれば、コロナ対策もより厳格になるものと思われますので、それも重しとなっているのかもしれません。
そもそもバイデン氏は増税を掲げていますので、株価が下がるのも当然という気もします。
ただ一方で前向きに考えれば「コロナショック」による「買い場」がまだ続いているとも言えそうです。コロナ禍がいつか収束するのは間違いありませんしね。筆者は引き続き投資を進めていきたいと思います。
※S&P500
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。
前回の「キャンペーンを斬る」では、オリックス銀行の2週間定期預金を取り上げました。気になる金利はこうなっています。
■オリックス銀行「2週間定期預金」
・2週間 :0.10%
※2020年10月31日現在、年利、税引き前
昨年、従来の0.05%から0.10%に引き上げられたわけですが、その後もずっとこの金利を維持している点は好感が持てますね。
期間の短い定期預金の中では最高水準です。
またいつもご案内しているようにオリックス銀行の、他の銀行宛ての振込み手数料は月2回無料ですので、預け替えの場合に利息が振り込み手数料で吹き飛ぶ、なんて残念なことはありません。こうした点にも魅力を感じる方は少なくないのではないかと思います。
このまま引き続き安定経営を続け、魅力的な金利水準を維持していっていただきたいと思います。
さて投票結果ですが、5つ★満点で「3.8」。まずまず良い評価ですね。
上記の通り金利が安定しているのも良いと思います。
では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は11月24日まで。
>>>オリックス銀行の「eダイレクト2週間定期預金」について詳しくはこちらから
投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=1022
前回のコラム:「オリックス銀行:2週間定期0.10%」
今回はイオン銀行の金銭信託「利回りの達人」を取り上げたいと思います。
ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。
■長期金利推移(グラフ期間:5年)
2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。
さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。
ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。
となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。
2018年7月には日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、今後の長期金利は「-0.2%~+0.2%」の範囲内で動いていくことになりましたが、それでもその上限は「0.2%」と低いままです。
加えてその後は世界的な金利低下傾向やFRBの連続利下げを受けて長期金利は下がっています。
とは言いつつ本日の長期金利は「0.040%」となっており、コロナショックの割には小康状態ですね。株価も全体的には上昇基調ですし、このまま金利は0%前後の水準を維持するのかもしれません。
いつか我々の目が黒いうちに金融緩和が縮小され、金利が自然に上昇することを願いたいと思います。
さて本題に戻りまして10月は定期預金キャンペーンとしては「閑散期」となっているわけですが、そうした中では通常の銀行預金以外の金融商品の利用を検討しても良いかもしれません。
そうした時に候補に入ってくるかもしれないのが、今回取り上げるイオン銀行の「利回りの達人(金銭信託)」です。
これまで何度かご説明しましたが、金銭信託は以前は(と言っても30年くらい前かもしれませんが)それなりにメジャーな商品で、金銭信託が扱える各信託銀行がそこそこ力を入れて販売していました。新聞でも広告をよく見かけましたしね。
その魅力はなんと言っても定期預金と比べて高金利という点にあったわけですが、世の中の金利低下が進み、さらに各銀行で「預金余り」が目立つようになるにつれ徐々に信託商品と定期預金との金利差が縮小し、優位性が薄れ、販売量が減り、現時点ではほぼフェードアウトしている商品です。
そのようにレトロな響きのある金銭信託ですが、商品性はというと銀行が販売してきたことからも分かる通り、極めて定期預金に近い商品です。利率=予定配当率に基づき、満期の時点でほぼ間違いなく、元本と利息が戻ってきます。
とは言いつつ仕組みとしては「固定金利の投資信託」という感じですかね?社債やMMFに近いと言ってもいいかもしれません。つまりは厳密に言うと元本保証ではなく、預金保険の対象とはならず、また中途解約の取り扱いも銀行によって異なります。
デメリットの分、定期預金と比べれば金利がよくなる構造にあると言えます。
すっかりマイナー商品となってしまった金銭信託ですが、今回のイオン銀行の「利回りの達人(金銭信託)」の気になる条件はと言うと・・・
■イオン銀行/実績配当型合同運用指定金銭信託 愛称:利回りの賢人
・信託期間 : 1年、3年、5年
・受託 : 三菱UFJ信託銀行株式会社
・募集期間 : 2020年10月12日(月)~2020年11月19日(木) ※募集総額に達し次第、締め切り。
・募集総額 : 300億円(最低募集金額:100億円)
・申込単位 : 10万円以上1円単位
・中途解約 : 原則として中途解約不可
ということになっています。三菱UFJ信託銀行ということですね。そして予定配当率はこうです。
・1年 : 0.12%
・3年 : 0.15%
・5年 : 0.20%
0.1%を上回っているわけでまずまずの水準ですね。
次に、この商品のリスクですがサイトを見るとこのように説明されています。
・マザーファンドを通じて主としてA格以上が付与された住宅ローン債権等の金銭債権を裏付けとする金銭債権信託の信託受益権等で運用されます。
A格以上の格付の債権に投資するのであれば、そのリスクはかなり低そうです。お得な定期預金が見当たらないという方は検討してみてはいかがでしょうか。
ちなみに同じく金銭信託を販売している新生銀行の場合は、投資金額によって変わってくるものの1年最大0.28%、3年最大0.30%となっています。
比較検討してみてもいいかもしれませんね。
>>>新生銀行の「新生パワートラスト(金銭信託)」について詳しくはこちらから
ではこの、1年0.12%、5年0.20%となる、イオン銀行の「利回りの達人(金銭信託)」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・リスク内容からすると悪くない金利水準であることを考慮して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。投票は11月30日まで。
>>>イオン銀行の「利回りの達人(金銭信託)」について詳しくはこちらから
■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html
【読者アンケート】1年0.12%、5年0.20%となる、イオン銀行の「利回りの達人(金銭信託)」。あなたの評価は?(投票は11月30日まで)
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