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楽天銀行:エクステ15年0.23%

執筆者: ginko (2022-03-25)

ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「楽天銀行:エクステ15年0.23%」です。

報道によれば投資ファンドのローンスター社が、社会問題となった「かぼちゃの馬車」ブランドのシェアハウスを購入し、新たなブランド名でシェアハウスビジネスに参入するようです。

コロナ禍においてはシェアハウスに逆風が吹いていたと思いますが、コロナが落ち着き正常化してくれば逆に追い風となるのかもしれません。

1,200棟を700億円で購入したようなので1棟あたり5,800万円。もともとの投資額が1棟あたり1億円だったとすると、ざっくり4割引ですね。逆にこの「5,800万円」というのが適正価格だったのかもしれませんが。

ビジネスがうまく行くのか行かないのかはよく分かりませんが、このようなリスクテイカーがいることで経済は回っていきます。頑張ってほしいものですね。

顧客層がバッティングする賃貸業者や大家の方たちからすると、「かぼちゃの馬車」がゾンビのように復活していい迷惑と思っているのでしょうけれど。

ちなみにあくまで「仮住まい」というコンセプトなんですね。



さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

前回の「キャンペーンを斬る」では、住信SBIネット銀行の仕組み預金「プレーオフ」を取り上げました。具体的な金利水準はと言えば・・・

■住信SBIネット銀行の仕組み預金「プレーオフ」

<フラット型>

・最短1年、最長10年タイプ : 0.25%

<ステップアップ型>

・最長10年タイプ : 当初1年/0.14% → 延長された場合10年目/1.20%


以前よりは大分上昇してきました。

さて、この住信SBIネット銀行が取り扱う2種類の仕組み預金を比較すると、分かりやすいのは前者です。延長されてもされなくても金利は0.25%のままですから、定期預金との金利比較もしやすいです。

一方、徐々に金利が上がっていくという点が魅力的な後者のステップアップ型ですが、金利がややこしいのが難点です。仮に最長10年間延長され続けた場合の平均金利は「0.45%」ということで魅力的そうではあります。しかし丸6年で運用が終われば、0.23%となりフラット型の方が有利ということになります。

さて投票結果ですが、5つ★満点で「2.0」。最低が1つ★なので低い評価です・・・。

金利水準を考えればもう少し高くてもいいような気もしますが。

では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は4月19日まで。

>>>住信SBIネット銀行の仕組み預金「プレーオフ」について詳しくはこちら

投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=1413

前回のコラム:「住信SBIネット銀行:仕組預金プレーオフ0.25%」

今回は楽天銀行の楽天エクステ預金を取り上げたいと思います。



ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:5年)



2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。

ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。

となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。

2018年7月と2021年3月には日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、長期金利は現在「-0.25%~+0.25%」の範囲内で動いていくことになりましたが、それでもその上限は「0.25%」と低いままです。

本日の長期金利も「0.235%」と以前に比べれば跳ね上がりましたが、しかし低水準です。

いつか異次元緩和が解除され金利が上昇することを祈りたいと思います。

ただそうは言いつつ以前より長期金利が上昇する中で、金利が上昇している定期預金がないか気になるわけですが、ダイレクトに影響しそうなのが先週も取り上げた仕組み預金です。と言うのも仕組み預金は一般的に預入期間が10年以上と長く、より長期金利に連動しやすいからですね。

ちなみに仕組み預金とは以下のような制約がある預金です。

・途中で解約できない
・満期のタイミングを預金者は選べない(銀行が延長もしくは短縮を決める)


そういった制約がある代わりに金利が高い定期預金というわけです。

ではその仕組み預金の代表的な商品の1つである、楽天銀行の「楽天エクステ預金(フラット)」の具体的な金利水準はと言えば・・・

■楽天銀行「楽天エクステ預金(フラット)」

・10年タイプ : 0.001

・15年タイプ : 0.230%

10年タイプは相変わらずめちゃくちゃ低金利ですね・・・仮にそれぞれ満期まで運用できたとして元本を100万円とすると利息はそれぞれ

・10年タイプ : 10年で80円
・15年タイプ : 15年で2万7,450円

ということで少なくとも10年タイプについては、この金利で運用したいと思う人は皆無なのではないかと思います。上記の通り途中で解約できませんからね!

他方で15年タイプはそれなりの利率であることから、15年で見ればそれなりに利息らしい利息が出てくることが分かります。

金利が今より低下すれば継続されずに満期を迎えてしまうと思うので、その点でもより金利の高い15年タイプの方が有利ですね。

まぁ正直、楽天銀行にとっては「10年タイプはいらない」ということなのでしょう。

ではこの15年タイプ0.230%となる、楽天銀行の仕組み預金「楽天エクステ預金(フラット)」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・「★★★★」くらいですかね。投票は4月25日まで。

>>>楽天銀行の楽天エクステ預金について詳しくはこちらから

■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html


【読者アンケート】15年タイプ0.230%となる、楽天銀行の仕組み預金「楽天エクステ預金(フラット)」。あなたの評価は?(投票は4月25日まで)  >>>投票はこちら

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