銀行.info

銀行キャンペーンを斬る!

楽天証券:三井住友トラスト劣後債約1.15%

執筆者: ginko (2023-08-20)

ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「楽天証券:三井住友トラスト劣後債約1.15%」です。

資源高自体は既に一服していますが、折からの円安もあり電気代が高騰していますね。筆者も請求書を見るのが怖いです・・・。

そんなエネルギー価格の値上げですが、こうした動きは日本だけでなく世界各国で行われており、G7との比較では日本はちょうど真ん中の4位とのことです。喜んでいいのかどうかよく分かりませんが。

日本より電気代が遥かに高いのがユーロ諸国で、軒並み1万円を超えていますが、ただその要因はウクライナ危機によるガス代の高騰であり、天然ガス価格はすっかりピークアウトしていますので、早晩電気代も下がりそうですね。

他方、日本の場合は上記の通り主に円安が要因でしょうから、諸外国と比べて高止まりする可能性は十分あります。

打開策としては現実的には「原発の再稼働」と「再生エネルギーの拡大」ということになりますが、温暖化対策の必要性は年々高まっていますからね。スピードアップした政治の動きに期待したいところです。




さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

前回の「キャンペーンを斬る」では、マネックス証券の取り扱う個人向け国債を取り上げました。気になる今月の金利はと言うと以下の通りです。

■個人向け国債

・固定3年タイプ :0.05%
・固定5年タイプ :0.14%
・変動10年タイプ:0.39%


変動10年タイプの金利はここ最近の長期金利の上昇傾向を受けて、0.39%へ上昇したわけですね!

過去の変動10年タイプの金利も今月金利改定があったものは一斉に0.39%に引き上げられたわけで、保有者は変動金利タイプのメリットを実感できたのではないでしょうか。

さて投票結果ですが、5つ★満点で「3.9」。最高が5つ★ですから良い評価です。

現状の金利環境では、0.3%台に乗れば魅力的ということなのでしょう。

では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は9月13日まで。

>>>マネックス証券が取り扱う個人向け国債について詳しくはこちら

投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=1782


前回のコラム:「マネックス証券:個人向け国債変動0.39%」


今回は楽天証券が取り扱う三井住友トラスト・ホールディングス劣後債を取り上げたいと思います。



ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:5年)



2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。

ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。

となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。

とは言いつつ2018年7月、2021年3月、2022年12月、そして2023年7月と、日銀が長期金利の変動幅を拡大してきたことから、長期金利の上限は「1%」まで引き上げられています。定期預金金利も多少上昇することを期待したいと思います。

本日の長期金利も「0.625%」という事で、だいぶ上昇してきましたね。

さて本題に戻りまして、8月に入り定期預金キャンペーンもほぼ終了のタイミングです。そうした中では「定期預金以外の商品」も検討してみるのも手です。

候補になりそうな商品の1つが、楽天証券が取り扱う三井住友トラスト・ホールディングス株式会社 第19回期限前償還条項付無担保社債です。要は三井住友信託が発行する債券です。

公社債についてはこれまで何度も取り上げたことがありますが、利率は最初から決まっていて、満期になれば元本が還ってくるという点では、ほぼ定期預金のような商品です。

が、注意事項としては以下の通りです。

・途中解約という概念がないので、換金したくなれば市場でその公社債を売るしかないが、その時の値段によっては元本割れする可能性がある。

・発行団体が存続する限りは元本保証ですが、万が一、その団体が解散したり法的整理になったりすると、元本が大幅にカットされる可能性がある。預金を肩代わりしてくれる「預金保険」のような制度がない。

素人としては特に後者の、発行団体が傾いてしまうリスクというのがよく分からない点ですね。

加えてこの債券は「劣後特約及び実質破綻時債務免除特約付」となっています。楽天証券のサイトから引用するとこういうことですね。

・劣後特約:発行体に関して破産手続きや会社更生手続きの開始など、劣後特約で定められた「劣後事由」が発生した場合に普通社債に比べ元本利息の支払いの順位(弁済順位)が低くなる債券に付けられる特約をいいます。したがって、「劣後事由」の発生時以降は、社債権者は、その元利金の全部または一部の支払いを受けられない可能性があります。

・実質破綻時債務免除特約:債券の発行体が実質的に破綻状態になった際に、その発行体は償還金の決定方法に関わらず、元利金の支払いを行う義務をすべて免除されるという特約をいいます。法律的には金融市場またはその他の金融システムが著しく混乱を生ずる恐れがある場合や金融機関などが債務超過や支払い停止の恐れがあると判断されたとき、内閣総理大臣が預金保険法126条の2に規定される特定第二号措置に基づいて行われる仕組みになっています。

つまりは、「破綻状態になるとお金はまず返ってこない」特約ということです。リスク高めですね!

そうしたリスクと見返りに金利は比較的高くなっているのが通例ですが、この三井住友トラスト劣後債の金利はと言うとこうなっております。

■楽天証券:三井住友トラスト・ホールディングス株式会社第19回期限前償還条項付無担保社債(新発劣後債)

・当初5年:0.85%~1.45%


まだ仮条件ですので金利に幅がありますが、大体真ん中あたりで決まることが多く、仮にちょうど真ん中となれば「当初5年1.15%」ということですね。十分魅力的だと言えそうです。

また残りの5年はこのようになっています。

・残りの5年:5年国債金利+0.625%~1.225%(仮条件・税引前)

ちょうど真ん中だと「5年国債金利+0.925%」ということになりますが、今の5年国債金利は0.22%程度ですので、当初5年と同じく「1.15%程度」と考えておけば大きく外れることはなさそうです。

期間は長いですが、定期預金の金利とは比べ物にならない高水準ですね。格付けもR&Iで「A+」、JCRで「A+」と、やはり高いです!

リスクはゼロではないものの、お得と言えるのかもしれません。

募集期間は8月31日(木)~9月14日(木)14:30となっていますので気になる方はチェックしてみてください。金利が決まるのは8月30日ですね。

ではこの、楽天証券が取り扱う当初5年約1.15%の「三井住友トラスト劣後債」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・高金利と信用力を勘案して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。投票は9月20日まで。

>>>楽天証券の口座開設はこちらから

■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html


【読者アンケート】楽天証券が取り扱う当初5年約1.15%の「三井住友トラスト劣後債」。あなたの評価は?(投票は9月20日まで)  >>>投票はこちら

>>>間違いだらけの銀行えらび ~ 銀行.info<<<

思い立ったら、今すぐこの場で資料請求!



スポンサードリンク

Copyright© 2017 Ginkou.info All Rights reserved.

PAGETOP MENU MENU