まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「世界一の投資銀行であるゴールドマン・サックス社が元本保証する、アセットマネジメントOne社の元本確保型投信は魅力的?魅力的ではない?」では・・・
1位:よく分からない 44%
〃 :運用実績次第 44%
3位:魅力的ではない 11%
となりました。1位は「よく分からない」と「運用実績次第」が4割で並んでいますね。
筆者も全く同感です。ゴールドマン・サックス社の信用力に疑念はありませんが、世の中ウマイ話はありません。「ほぼ元本保証」というリスクに見合うリターンは「ほぼ定期預金」並みとなってしまうのが投資の世界の常識です。
とすると出来上がりの運用成績は想像以上に低くなる可能性がありますね。
また、生き馬の目を抜く投資銀行がそんなに甘い商品設計をするはずがないとすると、どこかに落とし穴があるのかもしれません。
言い換えれば「元本確保型」という構造は複雑であり、その点で「よく分からない」という評価は的を得たものと言えます。
「こんなはずじゃなかった」という事態を避けるためにはやはり「運用成績次第」という一歩引いたスタンスが最も現実的かつ好ましいものと言えそうです。
8月に設定された第1号の基準価額は一応プラスですがさすがにこれだけでは何とも言えません。
とは言いつつ筆者がこのファンドに対してネガティブな印象を抱いているかと言うとそれはありません。少額なら投資してもいいと思いますが、取り扱い販売会社は以下の通りです。
・静銀ティーエム証券
・第四証券
・大和証券
・とうほう証券
・東洋証券
・関西アーバン銀行
・第一生命保険
・富山銀行
・南都銀行
・百十四銀行
・三菱UFJ銀行
残念ながら筆者が証券口座を持っている金融機関はありません。ネット証券などで投資できれば検討してみたいと思います。
ではアンケートへの投票がまだの方は、ぜひ投票をお願いいたします。アンケートは9月22日まで。
〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=443
〔前回のコラム〕アセマネOneの元本確保型投信は魅力的?
--- Ginkou ---
石破茂氏が1ケタ僅差猛追 安倍首相の総裁選“圧勝戦略”に影
https://news.nifty.com
9月7日告示、20日投開票の自民党総裁選に向けて党員票獲得のため地方行脚にシャカリキの安倍首相だが、先週末に実施された各マスコミの世論調査に肝を冷やしているに違いない。対抗馬の石破元幹事長が支持率で安倍首相を猛追。安倍首相の“圧勝戦略”に影を落としているのだ。
産経新聞の両者の支持率は安倍首相38.9%、石破氏35.1%で、その差はわずか3.8ポイント。共同通信は安倍首相36.3%、石破氏31.3%。日経新聞は安倍首相39%、石破氏31%。読売新聞は安倍首相42%、石破氏36%。
いずれも、その差はヒトケタ台の僅差だ。
こうした世論調査の結果を見てか、石破氏は「個人攻撃だ」と批判された「正直、公正」のスローガンを堅持。27日発表した「石破ビジョン」では、アベノミクスを真正面から批判し、モリカケ疑惑の解明・再発防止を訴えるなど“負け戦”覚悟で安倍首相批判のボルテージを上げてきている。
こうした愚直さが一段と石破人気を盛り上げるのは確実。“手負い”の石破氏の戦いに注目だ。
〔 出典:日刊ゲンダイデジタル 〕
--- Ginkou ---
そういえば自民党総裁選っていつだっけ?と調べてみたらちょうど面白い記事を見つけましたので取り上げてみたいと思います。
9月7日告示、20日投開票ということですので実際にはまだ始まっているわけではありませんが、事実上、安倍総理と石破氏の一騎打ち状態となっていますね。
接戦の印象を緩和するため、党略として第3の候補が出てくる可能性があるのかもしれませんが、とは言いつつこの2氏の争いとなるのは間違いありません。
一時は内閣支持率も下がっておりましたので石破氏への追い風はあると思いますが、上記で報道されている世論調査の結果は以下の通りです。
・産経新聞 : 安倍氏38.9% / 石破氏35.1%
・共同通信 : 安倍氏36.3% / 石破氏31.3%
・日経新聞 : 安倍氏39.0% / 石破氏31.0%
・読売新聞 : 安倍氏42.0% / 石破氏36.0%
これを見て「僅差」「安倍総理危うし」という感想を持つ方もおられるでしょうけれど、筆者は全く逆で「安倍総理は強いなぁ」という印象です。
2012年の年末に安倍自民党が勝利してからかれこれ7年近くが経つわけですが、それでもこの高い人気は驚異的ですね!どの調査でも安倍総理の人気が石破氏を上回っているわけですからね・・・。
ベースとしては今回の在任期間中、景気がずっと上向きで来ていることがアドバンテージになっているのでしょうけれど、それに加えて醜聞や首相個人のスキャンダル、致命的な失言などがなく、さらに北朝鮮問題や中国の海洋進出、トランプ大統領の出現など国際環境がこれまでと違った緊張状態にある中、安定した外交手腕を発揮している点も評価されている気がします。
筆者自身も安倍総理を何より評価したいのはまさにその「支持率が高い」という点ですね。支持率さえあれば様々な政治的課題を解決することが可能となります。消費税増税や財政再建など、不人気政策も同様です。
あまり共感はしませんが、多少右寄りの点も今の政治情勢に合っているのかもしれません。
仮に石破氏が総裁選に勝利し、総理になったとしても恐らく大きな問題はないのだろうとは思いますが、しかしわざわざ現時点でリスクを負う必要もないですね。
世論調査ですら安倍総理が有利ということは、自民党内では安倍総理が「圧倒的に有利」ということは間違いないと思いますが、これまでの幸運も生かして、安倍総理には任期終了まで、実現困難な政治的課題を1つでも多く解決していってほしいと思います。
ちなみに筆者が考える政治的課題の中に「改憲」は含まれていません(笑)。
では今回の読者アンケートは、「9月20日投開票の自民党総裁選に向けて、世論調査では安倍総理が数%の差で石破氏をリードしている状況ですが、あなたが支持するのはどっち?」でいきましょう。投票は9月29日まで。
■【読者アンケート】9月20日投開票の自民党総裁選に向けて、世論調査では安倍総理が数%の差で石破氏をリードしている状況ですが、あなたが支持するのはどっち?(9月29日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=448
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