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コロナショックは投資のチャンス?

執筆者: ginko 発行日付: 2020-02-26

まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「毎年恒例の日経金融機関ランキングでは、1位:住信SBIネット銀行、2位:東京スター銀行、3位:みずほ信託銀行という順番でしたが、あなたはこの結果に納得できる?」では・・・

1位:納得できる面もあれば納得できない面もある 67%
2位:納得できない 33%

となりました。1位は「納得できる面もあれば納得できない面もある」で7割です。2位は「納得できない」で3割。つまり「納得できる」と答えた方はゼロというわけですから、毎度のことながら悲惨な結果です。

顧客満足度調査の「顧客満足度」がゼロなんて本当に笑えません・・・しかもそれをもう16年も続けているわけですからね!日経新聞の担当者は何とも思わないのですかねぇ・・・。

ただ一方で、今回は住信SBIネット銀行1位になったということで昨年の当サイトのアンケート結果からは改善されている可能性があります。昨年はみずほ信託銀行1位でしたからね・・・みずほ信託銀行の関係者の方々には申し訳ないですがあり得ません

ということで昨年のアンケート結果はこうでした。

1位:納得できない 85%
2位:納得できる面もあれば納得できない面もある 15%

おぉ、滅茶苦茶改善されていますね!素晴らしい。

とは言いつつ今回も悲惨な結果であることに違いはありません。そろそろ日経新聞の担当者も自分の良心に従って納得感の高い調査をしてもらえればと思います。

その方法は簡単ですね。シンプルかつ公明正大にやるだけです。誰でもできます。

ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは3月12日まで。

〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=848

〔前回のコラム〕
信用できない日経金融機関ランキング、今年の1位は?


 --- Ginkou ---

NY株、大幅続落879ドル安
https://www.nikkei.com/


世界の主要株式市場で新型コロナウイルスによる経済影響を警戒する動きが強まっている。25日の米株式市場ではダウ工業株30種平均が連日で大幅安となり、2日間の下げ幅は1911ドルと過去最大だった。26日の日経平均株価も続落。マネーは国債など安全資産に向かい始めている。

ダウ工業株の終値は前日比879ドル安の2万7081ドルだった。米疾病対策センター(CDC)の幹部が25日、「国内で感染が広がるのは時間の問題だ」と警告。これまで感染者数が少なかった米国でも被害が拡大するとの懸念が広がった。

ダウ平均の2日間の下げ幅は18年2月に記録した1840ドル台が最大だったが、今回はこれを上回った。12日に史上最高値を更新するなど堅調な相場が続いてきた分、反動が大きく19年10月以来の安値を付けた。

26日の東京株式市場では日経平均株価の下げ幅が一時400円を超えた。世界経済をけん引する米国での新型コロナウイルス感染拡大への懸念が投資家心理を悪化させている。

運用リスクを回避する売りが膨らみ、東証1部の約9割の銘柄が下落した。世界的な人やモノの動きの停滞懸念から、海運や非鉄金属などの景気敏感株や、石油や空運株などが売られた。「世界経済のV字回復を前提に強気の投資をしていたほぼ全てのヘッジファンドが株式の持ち高を一気に落としている」(野村証券の高田将成氏)

※抜粋

〔 出典:日本経済新聞 〕

 --- Ginkou ---

どうせ蔓延するのは避けられないだろう」と筆者は達観している新型コロナウイルス問題ですが、現在の日本の感染状況はこのようになっています。



チャーター機の感染者とクルーズ船の感染者を除けば、割と少ないのですね!まだ157人ですか・・・。

ただ実際には検査体制の限界がこの数値に留めているのでしょうね。この10倍、あるいは100倍の感染者がいてもおかしくありません。その点でもやはり蔓延は避けられないということだと思います。

しかしこうやって内訳を見てみればクルーズ船の感染者数は驚異的ですね。全部で3,000名の乗客でしたっけ。その2割以上の方が感染したということになります。この新型コロナウイルスの高い感染力がよく分かります。

検疫官や医療従事者の方も感染していましたからね。空気感染やそれに準ずる感染方法なのでしょう。

ちなみに世界の感染者数はこのようになっています。



いつの間にやら韓国の感染者数が1,000人を超え、中国以外では最大の感染国になっているのが印象的ですが、それよりもポイントになってくるのは患者が世界中に拡散しているということです。こうなってくるともう防ぎようがありませんので、完全にパンデミック状態だと言えます。

他方で新規の感染者数はこのように推移しているようです。



これだけ見るとピークアウトしつつあるように見えますが、患者の多数を占める中国の発表する数字が本当に正しいのか分かりません。確か患者の基準も数回変わったと記憶しています。基準が変われば数値が大きくブレるのも当然です。繰り返しになりますが高い感染力を考えれば、今後どんどん拡散していくのがメインシナリオかと思います。

ただ一方でそれによって世界経済が壊滅的なダメージを受けるということもなさそうです。同じく高い感染力を持つインフルエンザによって世界経済が壊滅的なダメージを受けることがないのと同じ理屈です。

となれば短期的にはともかくとして、その後はネガティブインパクトも徐々に縮小していくものと思います。

そうした中で、世界の金融市場はここに来て意外なほど動揺し始めていますね。上記記事の通りNYダウは2日間で1,911ドル下落し、過去最大の下げ幅となったようです。日経平均も連日大きく下がっています。

とすると投資のチャンス・・・と捉えることもできそうですが実際はどうなのでしょうか?過去5年のグラフを見てみるとまずNYダウはこう。



次に日経平均はこう。



どちらも足元では確かに下がっていますが、しかし株価水準自体は過去5年で最高水準にあることが分かります。筆者のように「暴落」を待っている「逆張り投資家」にとっては今回の下落のタイミングで投資を再開しようという気にはならないですね・・・。

3ヶ月か、半年か、1年かは分からないにせよ、どこかで今般のウイルス問題が沈静化するであろうことを踏まえれば、投資してみるのも悪くないとは思いますが。

というわけで今回の読者アンケートは、「新型コロナウイルス問題で連日、世界の株価が下落していますが、今回の下落は投資のチャンス?チャンスではない?」でいきましょう。投票は3月26日まで。

■【読者アンケート】新型コロナウイルス問題で連日、世界の株価が下落していますが、今回の下落は投資のチャンス?チャンスではない?(3月26日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=853



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