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コロナショックはいつまで続く?

執筆者: ginko 発行日付: 2020-03-04

まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「新型コロナウイルス問題で連日、世界の株価が下落していますが、今回の下落は投資のチャンス?チャンスではない?」では・・・

1位:投資のチャンス 73%
2位:どちらとも言えない、分からない 18%
3位:投資のチャンスではない 9%

となりました。1位は「投資のチャンス」で7割です。なるほど。過去1年のNYダウの動きをチェックするとこうです。



確かに大きく下がっています。昨日も再び大きく下げたのが印象的です。

ただ過去10年で見るとこうです。



インフレも進んでいるので単純比較はできないのかもしれませんが、しかしまだ綺麗な右肩上がりです。ここからもう一段、二段と下がるようであればいよいよ投資のチャンスな気がしますがどうなのでしょうね?

例えば3割下落=20,000ドル割れくらいまで行けば分かりやすい投資のチャンスですが、コロナウイルス自体は「強力なインフルエンザ」くらいの位置づけかと思いますので慣れてしまえばパニックも落ち着いてくるのだと思います。

ポイントとなるのはコロナウイルスの直接的な被害ではなく、このコロナショックが何らかの連鎖破綻や連鎖倒産を引き起こすかどうかですね・・・期待しているわけではありませんが、注意してみておきたいと思います。

ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは3月26日まで。

〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=853

〔前回のコラム〕
コロナショックは投資のチャンス?


 --- Ginkou ---

NYダウ、利下げでも785ドル安 米長期金利は1%割れ
https://www.nikkei.com/


3日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、前日比785ドル91セント(2.94%)安の2万5917ドル41セントで終えた。米債券市場では同日、長期金利の指標である10年物国債の利回りが心理的な節目である1%を初めて下回った。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、米連邦準備理事会(FRB)は緊急利下げを決めたが、投資家は逆にリスク回避姿勢を強めている。

緊急利下げが市場心理を支えたのはごく短時間だった。利下げが発表となった午前10時すぎにはダウ平均が300ドル以上上昇する場面があったが午後には息切れし、一時は997ドル安まで値下がりした。マイクロソフトやエクソンモービルなど主力株が4%近く下落。新型コロナウイルスの拡散による経済への打撃は利下げだけでは防げないとの不安が広がっている。

一方、安全資産である米国債への資金流入が急ピッチで進んだ。10年債利回りは一時0.90%と前日より0.26%も低下(価格は上昇)。史上最低を更新するとともに節目の1%をあっさり割り込んだ。円相場は1ドル=107円ちょうど近辺まで上昇し、金も買われた。

市場では「利下げは景気回復にはあまり役立たない」(米投資助言会社A・ゲーリー・シリング)との見方が広がっている。FRBの政策金利は年内には0%代半ばに下がることを市場はすでに見越している。FRBはマイナス金利政策の採用には消極的で、事実上の下限である0%が迫っている。利下げで景気や市場心理をさらに支える余地はほとんどない。

市場心理が改善するかは新型コロナが終息するかどうかにかかっている面が大きい。中国では新たな感染者数が減っているが、韓国で急増しているほか、地理的な広がりもみせている。金融政策に手詰まり感が強まってきたことで、「財政出動が必要だが、適切に対応できないおそれもある」(米調査会社MFRのジョシュア・シャピロ氏)との指摘も増えている。

※抜粋

〔 出典:日本経済新聞 〕

 --- Ginkou ---

またまたコロナウイルス問題についてですが、金融関係のネタを考えると避けては通れないですね・・・。

ちなみに先週の当欄では、新規の感染者数の推移についてこのようにご案内しました。



では1週間経ってどうなっているかと言うとこうですね。



中国本土以外で徐々に拡大していることが分かります。連日、2,000人近い感染者が発生しているわけですね。

思ったより少ない」と感じるかもしれませんが、これは主に「検査体制に限界があるから」ということだと思います。軽症の人は病院には行きませんし、行ったとしても検査は行われないと思いますので、実際の感染者数はその10倍いてもおかしくありません。

国別に見ると韓国では新規感染者数がピークアウトしつつあるようにも見えますが、イタリアイランでは右肩上がりで上昇しており、感染力の高さを感じます。



ではこのコロナショックはいつまで続くのでしょうか?

既に感染者が世界中に拡散していることを考えればこれからも拡大していくのは間違いなさそうですが、現状の「9万人」の感染者数が「1日で1割」増加するとすれば、95日目には70億人に到達します。6月くらいということですね。

またこと日本に限れば、梅雨を迎え湿度が高くなるとウイルスは空気中の湿気のために拡散せずに落ちてしまうみたいなので、それによって感染が落ち着く可能性があります。まさに季節性のインフルエンザと同じです。

ただ一方、前回の新型インフルエンザの場合は終息するのに1年近くかかりましたので、それに倣えば1年ということになります。

半年後にオリンピックを抱える日本としては前者=3ヶ月で収まることを期待したいですね。

・・・無観客になるくらいなら、感染リスクを考慮してもぜひ見てみたいですが。

というわけで今回の読者アンケートは、「新型コロナウイルス問題が収束するのはいつだと思う?」でいきましょう。投票は4月4日まで。

■【読者アンケート】新型コロナウイルス問題が収束するのはいつだと思う?(4月4日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=858



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