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長期投資派?タイミング売買派?

執筆者: ginko 発行日付: 2020-03-25

まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「コロナウイルスの感染は1年くらい続くという見通しがありますが、株価の暴落=コロナショックはいつまで続く?」では・・・

1位:3ヶ月後 40%
2位:半年後 30%
3位:1ヶ月後 10%
〃 :1年後 10%
〃 :ずっと先 10%

となりました。1位は「3ヶ月後」で4割です。なるほど。2位は「半年後」で3割。みなさん、割と早くコロナショックが収束すると考えているわけですね。

ポイントは3つくらいありますが、まず1つ目はパンデミックが起きている欧米で新規感染者がピークアウトするかどうか。グラフを見る限り光明はあります。



2つ目は、仮にピークアウトしたとしても経済活動をどこまで「コロナ前」に戻せるかという点です。引き続き外出禁止などの措置が続くようであれば経済のV字回復は難しそうです。

3つ目は、ワクチンや抗ウイルス薬がいつ開発されるのかという点です。結局、国民の大多数が免疫を持たない限り感染は終息しません。徐々に感染者を増やしていった方がいいのですが、現実問題としてそれが難しいとすると、ワクチンで人為的に免疫をつけるか、抗ウイルス薬で死亡率を下げることが根本的な解決策となります。

これには1~2年かかるのでしょうね。

とは言いつつ、いつかどこかで収束するのは間違いありません。冷静に対応していきたいものです。

ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは4月19日まで。

〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=867

〔前回のコラム〕
コロナショックはいつまで続く?その2


 --- Ginkou ---

トランプ氏、経済活動「4月12日までに再開したい」
https://www.nikkei.com


トランプ米大統領は24日のテレビ番組で、新型コロナウイルスの感染拡大のため停滞している経済活動について「復活祭(4月12日)までに再開したい」と述べ、全国民に求めている行動制限を緩和する可能性を示唆した。だが、感染者が増え続ける中で厳しい対策を維持すべきだとの見方もあり、早期に正常化できるかは不透明だ。

トランプ氏は雇用への悪影響を抑えるため行動制限の見直しに意欲をみせてきたが、具体的な時期に言及したのは初めて。「経済活動の停止は国を壊す」と語り、他人との距離を取るなど対策をとりながらも職場に戻るのは可能だと強調した。失業者が増えて「数千人の自殺者を生む」との持論も展開し、現行の取り組みを続ければ悪影響が大きくなると主張した。

感染者が多い地域の州政府などは、外出禁止など連邦政府より厳しい規制を実施する。トランプ氏は全米一律の行動制限を取り下げる意向をにじませるが、政権内の医療専門家らは終息の兆しが見えるまで、地域にかかわらず行動制限を続けるべきだと訴えている。

トランプ氏は16日、感染拡大の抑制に向けた国民の行動指針を発表した。3月末までの15日間、10人超の集まりを避けたり、外食を控えたりするよう全国民に呼びかけている。

〔 出典:日本経済新聞 〕

 --- Ginkou ---

昨日のNYダウはいきなり2,000ドル以上上昇したわけですね。その背景としてはもしかすると上記のようにトランプ大統領が経済活動の再開に強い意欲を示した点も影響しているのかもしれません。

ただ仮に再開できたとしても、繰り返しになりますがどこまで「コロナ前」の水準まで戻せるかがポイントですね。

少なくとも航空業界や旅行業界、レジャー業界、飲食業界などは引き続き逆風が吹くものと思います。21世紀の今、人々の移動が世界的に制限されるような事態が起こるとは全く想定外でした・・・。

また想定外だったのは金融市場も同じだったようで、今回のコロナリスクについて全く正確に把握できていないように感じます。

その点ではまだまだ株価の乱高下・・・というか暴落は続くのでしょうね。

さてこれまで何度もご案内してきたように2016年の春先の株価調整局面でほとんどの資産を売却していた筆者は今回の暴落局面をほぼ無傷で乗り切りました。

とすると「先見の明があった」と自慢したくなりますが、これまた既に何度もご案内しているように、今の株価はその2016年よりまだ高いのですね!まず日経平均はこう。



次にNYダウはこう。



さらに円建ての先進国の株式指数をチェックするとこうです。



こちらはそうは言いつつ2016年の水準まで下がっているようにも見えますが、ただ売却時点で利益の2割に相当する税金を払っているような気もしますのでやっぱり微妙です。

筆者の投資判断が正しかったのかどうかは今後の株価動向次第ですが、現時点では「売却する意味はなかったかも」というのが正直なところです。

株価下落のストレスから解放されている点はもう少しポジティブに評価してもいいのかもしれませんが。

4年ぶりに投資を再開した筆者ですが、今回は次の金融危機まで一切売却せず=長期投資として取り組んでみようかと思っています。

あくまで結果論にすぎませんが・・・。

というわけで今回の読者アンケートは、「あなたの投資スタイルは、投資したら売却しない長期投資派?タイミングによって売買するタイミング売買派?」でいきましょう。投票は4月25日まで。

■【読者アンケート】あなたの投資スタイルは、投資したら売却しない長期投資派?タイミングによって売買するタイミング売買派?(4月25日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=873



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