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2020夏のボーナス、増える?減る?

執筆者: ginko 発行日付: 2020-06-04

まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「9割近いプロ投資家は、年末にかけて不動産価格が下落すると予想しているようですが、あなたの予想は?」では・・・

1位:30%以上下落 33%
〃 :10%以上下落 33%
〃 :10%未満下落 33%

となりました。1位は「30%以上下落」と「10%以上下落」、「10%未満下落」が3割で並んでいます。ちょうど3分の1ずつというわけですね。

ただ想定している下落幅はともかくとして、みなさん今後不動産価格が下がるであろうと考えている点は一致しています。

筆者も同感です。やっぱり不動産価格は今後下がるのでしょうね・・・。

問題は、仮に大きく下がるとして、その後で持ち直すかどうかという点です。もし持ち直すのであれば投資チャンスと言えますが果たしてどうなるでしょうか。

コロナ後に世界が全て元通りになるのであれば都心部の物件はお買い得と言えそうですが、インバウンドがなかなか戻らなかったり、オンライン授業テレワークが定着して都心部で暮らそうと思う人が減るようであれば、不動産の価格形成が根本から変わることになります。

筆者は何度も書いているように、割と元通りになるのではないかと思っていますが、いずれにしても不動産は高額ですからね。慎重な判断が求められるのは間違いありません。投資に失敗したら目も当てられないです・・・。

ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは6月21日まで。

〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=917

〔前回のコラム〕
今後、不動産価格はどれくらい下がる?


 --- Ginkou ---

自動車や機械、減少大きく 夏のボーナス中間集計 コロナ禍で需要「蒸発」 小売業、明暗分かれる
https://www.nikkei.com/


2020年夏のボーナス調査(中間集計)では、18業種中13業種で支給額が前年を下回った。米中貿易摩擦が重荷となっている製造業は5.09%減。新型コロナウイルス禍による様々な需要の「蒸発」も響いている。小売業では、訪日外国人客の消費が激減した百貨店がマイナス、巣ごもり消費で好調なスーパーはプラスで明暗が分かれた。

自動車・部品(7.68%減)、化学(5.95%減)、機械(5.24%減)など製造業は軒並み大幅なマイナスだった。

コロナ禍は様々な業種で業績悪化を引き起こしている。TDKは4.41%減、マクセルホールディングスは12.06%減。ともに自動車市場の落ち込みと、中国を中心とする工場の稼働率の低下などが響いた。

外出自粛で行楽需要が消えたJXTGエネルギーは62万4000円と17.56%減らした。4月のガソリン販売量は前年同月比で2割減だ。「先が見えない状況で(ボーナスは)下げざるを得ない」としている。

巣ごもり消費によるネット通販の利用拡大で忙しくなった運輸業もマイナスだ。ヤマト運輸は5.57%減の52万5000円となった。足元では4月の宅配便取扱個数が前年同月比13.2%増で推移している。ただ、緊急事態宣言が解除された後も、収益性の高い企業間の物流などに不透明感が残ることから、21年3月期業績予想を「未定」としている。

前年比で支給額を増やした業種は、値上げが業績に寄与した紙・パルプ(6.51%増)などわずかだ。百貨店・スーパーは0.67%減だが、スーパーだけを見ると2.94%増となっている。

移動制限で訪日外国人による消費が激減した百貨店では、支給額を減らした企業が目立った。J・フロントリテイリング傘下の大丸松坂屋百貨店は前年比9.04%減の86万5000円とした。「今春以降は緊急事態宣言などで実店舗が長期休業し、夏場以降の見通しも厳しい」(同社)

一方、スーパーは好調だ。ライフコーポレーションは前年比2.74%増の57万5036円。4月の給与には「緊急特別感謝金」も上乗せした。「食品の販売急増や消毒など、現場の業務負担が増えたことに配慮した」(同社)という。

〔 出典:日本経済新聞 〕

 --- Ginkou ---

コロナウイルス問題で外出自粛となったり、学校が休校になったり、会社も在宅勤務が進められるなど半年前には想定もできなかったような事態となっていますが、そんな緊張感の中でも当然ながら時は進むわけで、6月となり夏のボーナスが近づきつつありますね。

この夏のボーナスは基本的に3月までの実績に基づくものでしょうから、コロナの影響はそこまで大きくないのかもしれませんが、しかし常識的に考えれば残念ながら「減るのは当然」なのだと思います。

では具体的にどうなるかと言えば、日経新聞がまとめた夏のボーナス調査の中間集計はこうなっています。



2019年夏と比較しても、2019年冬と比較してもマイナスの業種が多いですね。中でも「自動車・部品」、「精密機械」、「陸運」の減少幅が目立ちます。

回答企業が少ない業種も多いのでまだまだ流動的ではあるのでしょうけれど、コロナ禍は非製造業に留まらず製造業も直撃しているということなのでしょうね。

まぁさすがにこの夏のボーナスが下がるのは仕方ないですね・・・というより、そもそも足元の「7割経済」「8割経済」が続く限り、耐え切れない会社も出てくるものと思います。実際、レナウンも破綻しましたしね。

今はボーナス云々よりも、会社がコロナ禍を耐え抜いて存続してくれることを祈っている人も少なくなさそうです。

そのためにはやはり、徐々に経済を元の状態に戻していくしかないですね。

幸いにして日本でのコロナによる死者は、欧米と比べれば100分の1といったレベルですので、経済再開を進めやすい状況ではあります。

コロナ対策も経済も」という欲張りな両面作戦を実現したいものです。

というわけで今回の読者アンケートは、「中間集計によれば、2020年夏のボーナスは平均して-5%程度の減額予想となっていますが、あなたのこの夏のボーナスは増えそう?減りそう?」でいきましょう。投票は7月4日まで。

■【読者アンケート】中間集計によれば、2020年夏のボーナスは平均して-5%程度の減額予想となっていますが、あなたのこの夏のボーナスは増えそう?減りそう?(7月4日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=922



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