銀行.info

銀行関連ニュース

システム障害と言えばどの銀行?

執筆者: ginko 発行日付: 2021-03-03

まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「ファイザー社のワクチンの予防効果は95.8%ということでいよいよ出口が見えてきましたが、コロナ禍はいつ収束する?」では・・・

1位:1年後 36%
2位:半年後 18%
〃:収束しない 18%
4位:1年半後 9%
〃:2年後 9%
〃:3年後 9%

となりました。1位は「1年後」で4割ということですね。半年後にはかなりワクチン接種が進んでいると思いますが、国民全員が2回接種し、さらに変異種などへの対応も考慮すれば「1年後」というのは妥当な気がします。

ただ実際には1年後にドンと終了するのではなく、1年かけて徐々に収束していくということなのでしょうね。特に夏場はかなり落ち着くと思いますので、ポイントとなるのは今年の年末ということでしょうか。ここを無事に乗り越えればいよいよ収束です。

そのワクチンに関しては残念ながら先進国の間では周回遅れとなってしまいました。

相対的に見れば圧倒的に少ない日本の死者数ですので、前のめりになってワクチンのリスクを取る必要はありませんでしたが、ワクチンが一巡した国から経済が正常化していくと思うと、じれったい気もします。

また国産ワクチンがついに完成しなかったのも残念です。患者数が少なかったので仕方なかったのでしょうけれど。

こういったパンデミックの危機は10年に一度訪れるという専門家の指摘もありますので、新たな厄災を期待するわけではありませんが、次回は政治も経済もよりうまく対応したいものですね。

ちなみにこうなってくるとオリンピックを開催しない理由がなくなってくると思うのですがいかがでしょうか?無観客にせよ、入場制限をかけるにせよ、無事に開催されることを祈りたいと思います。

ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは3月25日まで。

〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=1124

〔前回のコラム〕
コロナ禍はいつ収束する?


 --- Ginkou ---

吸い込まれたカード、2割返却できず みずほATM障害
https://www.nikkei.com


みずほ銀行は3日、2月28日に起きた障害でATMから出せなくなったキャッシュカードや預金通帳(全5244件)のうち、2日までに約8割を利用客のもとへ返したと明らかにした。残り2割については、現時点で返却の見通しが立っていないとしている。

3日正午に開いた自民党の財務金融部会・金融調査会の合同会議で、猪股尚志・常務執行役員らが障害の原因や一連の経緯とともに説明した。

ATMが正常に作動しない場合、利用者が入れたカードや通帳は一時的にATMへ取り込まれる仕組みとなっている。みずほは全国の営業店でカードや通帳を回収し、利用客の履歴を確認しながら返却の作業を急いでいる。

会議では2月28日朝方までに行った定期預金に関するデータの移行が引き金になったと改めて説明した。月末に更新を迎えた定期預金のデータ(25万件)移行が重なり、準備していたメモリーの容量を超えてエラーが発生。ATMやインターネットバンキングをつかさどるシステムに波及し、正常な取引ができなくなった。猪股氏は「大変なご不便をおかけし、深くおわび申し上げます」と陳謝。出席した議員からは「謝って済む話でなく、金融庁は厳しい対応をすべきだ」との意見も出た。

金融庁は3日までに、銀行法に基づく報告徴求命令をみずほ銀行に出した。障害が発生した経緯や原因について説明を求め、再発の防止を求めていく。みずほは障害の原因となったメモリーを5倍に増強したほか、緊急時における運用面の対応を再検討する考えも示した。

※抜粋

〔 出典:日本経済新聞 〕

 --- Ginkou ---

みずほ銀行がまたまたシステム障害をやってしまいましたね・・・。上記記事の通り、2月28日に起きたATM障害では、5,244件のキャッシュカードや預金通帳がATMに取り込まれ出せなくなってしまったようです。さすがメガバンクだけあって影響も桁違いです。

また、そのうち2割は「返却の見通しが立っていない」ということで深刻です。恐らく他行の客で、連絡先が分からないということなのでしょうね。

システム障害の理由も「データ移行が重なってメモリーの容量を超えた」という、ちょっと俄かには信じられない理由です。一体、定期預金のデータ移行にどれくらいの負荷がかかるというのでしょうか?単なる数字データですから、8Gなのか、16Gなのか、32Gなのか、64Gなのかは分かりませんが、スマホ1台に十分収まる容量なのではないかという気がします。

さらに言えば、メモリーの容量を超えたとして、なぜシステム全体が止まってしまうのでしょうか?素人目線ではありますが理解に苦しみます。

しかし、みずほ銀行はシステム障害のイメージが強いですね!過去に2回大規模なシステム障害を起こしています。振り返るとこうです。

・前身である旧3行統合初日の2002年4月にシステム障害が起き、約250万件の口座振替などで遅れや誤処理が生じた。

・2011年3月に東日本大震災の義援金の振り込み集中で給与など最大116万件の振り込みが遅延する障害が発生。

2回だけではなかった気もしますが、「統合初日」「震災直後」という、絶対障害を起こしてはいけないタイミングで障害を起こしたことで、より印象が強くなってしまったのかもしれませんね。

三菱UFJ銀行や三井住友銀行のシステム障害があまり記憶に残っていないのも、そうした「間の悪さ」が影響している気がします。

震災直後のシステム障害は政治問題となり、みずほコーポレート銀行がみずほ銀行本体に吸収されるという憂き目にも逢いました。果たして今回はどのようなお沙汰となるのでしょうか。

ちなみにこうして振り返ってみると、みずほ銀行はほぼほぼ10年周期で大規模なシステム障害を起こしていることが分かります。次は2031年でしょうか・・・。

というわけで今回の読者アンケートは「みずほ銀行の大規模なシステム障害では、5,244件のキャッシュカードや預金通帳がATMに取り込まれ出せなくなってしまったようですが、システム障害のイメージが強い銀行はどこ?」でいきましょう。投票は4月3日まで。

■【読者アンケート】みずほ銀行の大規模なシステム障害では、5,244件のキャッシュカードや預金通帳がATMに取り込まれ出せなくなってしまったようですが、システム障害のイメージが強い銀行はどこ?(4月3日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=1128



>>>間違いだらけの銀行えらび ~ 銀行.info<<<

思い立ったら、今すぐこの場で資料請求!



スポンサードリンク

Copyright© 2017 Ginkou.info All Rights reserved.

PAGETOP MENU MENU