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2021年夏のボーナス、増える?減る?

執筆者: ginko 発行日付: 2021-06-02

まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「実質的にポンジスキームだったSBIソーシャルレンディングが廃業となり、主要なソーシャルレンディングの多くが破綻したわけですが、ソーシャルレンディングはそれでも魅力的?」では・・・

1位:どちらとも言えない、分からない 50%
2位:魅力的ではない 33%
3位:会社による 17%

となりました。1位は「どちらとも言えない、分からない」が5割となっています。意外と否定的な意見が1位というわけではないのですね。

言い換えれば、筆者が思うほどシーシャルレンディングは世の中に浸透していないのかもしれず、その多くが破綻している現状を踏まえればそれは良いことだとも考えられますが、他方で「よく分からない」という点では悪質な業者に騙されてしまう可能性も十分あるように感じます。

世の中に旨い話などありませんし、ローリスク・ハイリターンの商品も存在しません。

くれぐれも虎の子の資金をよく分からない商品につぎ込むことのないよう、警戒していただきたいと思います。

ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは6月27日まで。

〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=1188

〔前回のコラム〕
ソーシャルレンディングは魅力的?


 --- Ginkou ---

夏のボーナス3.64%減 食品や陸運は前年超え
https://www.nikkei.com/


2021年夏のボーナス調査(5月13日時点、中間集計)では支給額が前年比3.64%減の73万923円だった。マイナスは3年連続で支給額も13年に次ぐ8年ぶりの低水準だった。新型コロナウイルスによるマイナス影響を57.3%が受けたとしており、足元で厳しい状況が続く。ただ、減少率は前年(5.03%減)に比べ縮小しており、食品や陸運などで前年を上回るなど一部に底打ち感も出てきた。

20年夏と比較できる196社を中間集計としてまとめた。業種別で最も減少率が大きかったのは鉄鋼(12.59%減)だった。長引くコロナ禍に加え足元での原材料価格上昇がさらなる逆風となった。東京製鉄は鉄スクラップ価格の高騰による利幅圧縮で21年3月期が大幅な営業減益となり26.94%減の80万円となった。愛知製鋼も27.31%減の64万6500円だった。

造船や自動車・部品なども減少率が大きかった。造船で落ち込み率が最大だったIHIは18.38%減の68万4696円だった。

コロナ禍で航空機需要が大きく落ち込み、主力事業の航空機向けエンジン部品事業を含む「航空・宇宙・防衛」部門の21年3月期の営業損益が赤字に転落。業績に連動する形で支給額を引き下げることにした。自動車・部品で減少率が大きかった東プレは24.63%減の56万9000円だった。

一方、巣ごもり消費の恩恵を受けた食品や陸運、電機の一部企業が前年を上回った。食品分野で支給額最大の伊藤ハムは13.55%増の95万7061円だった。自宅で食事をする機会が増え調理加工食品などが好調だったことに加え経費の削減も進み、業績連動部分が大幅に伸びた。

今夏の支給額はコロナ禍の影響を色濃く受けている格好だが、来年への影響を聞いたところ52.1%が「影響はなさそう」と回答した。国内でのワクチン接種の普及とともに経済活動が回復することを各社が期待しているといえそうだ。

※抜粋

〔 出典:日本経済新聞 〕

 --- Ginkou ---

気が付けば夏のボーナス支給が近づいてきましたね。

足元の企業業績はだいぶ回復しているのではないかと思いますが、夏のボーナスが2020年9月~2021年3月の企業活動の結果、ということならやはり芳しくないものと思います。と言うか業種によっては「出るだけマシ」ということでしょうね。

というわけで結論から先に言えば、上記記事の通りこの夏のボーナスは「前年比3.64%減の73万923円」とやはりマイナスです。3.64%減・・・大きいような小さいような・・・もちろん実感からすれば大きいわけですが。

内訳を見ると業種としては意外にも鉄鋼が苦戦して-12.59%となっています。これはデカイ・・・。

コロナ禍の元では、製造業が好調な一方、非製造業が苦戦という構造だったかと思いますが、そう簡単に区別できるものではないのですね。

詳しくはこのようになっています。



鉄鋼のマイナスにも驚きますが、続く医薬品のマイナスも大きいですね!前年比-10%ですか。回答社数が2社ですのでどこまで業界全体を表したものかは分かりませんし、個社事情も大きそうですが、コロナ禍で通院する患者が減少しましたので、医薬品業界に逆風が吹いたことは想像に難くありません。

と言うより、製造業のほとんどの業種でマイナスですね・・・なるほど。

その点では非製造業の、「マイナスは建設業の-0.84%だけ」なのに全体としては-3.33%というのは一体どういうことなのでしょう?書かれていない業種がたくさんあるということなのでしょうか。

釈然としない部分も少なくないですが、とは言えやはり全体的に夏のボーナスが苦戦するというのは当然かなと思います。

冬のボーナスに期待しましょう。

というわけで今回の読者アンケートは、「日経新聞の夏のボーナス調査によれば、2021年夏のボーナスは平均して-3.64%減少とのことですが、あなたのこの夏のボーナスは増える?減る?」でいきましょう。投票は7月3日まで。

■【読者アンケート】日経新聞の夏のボーナス調査によれば、2021年夏のボーナスは平均して-3.64%減少とのことですが、あなたのこの夏のボーナスは増える?減る?(7月3日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=1195



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