まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「この夏の参院選では再び自民党が圧勝しそうですが、あなたはどの政党を支持する？」では・・・

１位：自民　５６％
２位：維新　３３％
３位：共産　１１％

となりました。１位は「自民」で約６割となっています。世論調査では自民党は５割でしたのでほぼ似たような割合ですね。現状では確かに自民党しかないかなという気がします。

国際政治が新たな局面を迎える中で、日本で政治的な混乱が起きるのは困りますしね。

岸田総理の「成長から分配」路線は全く支持しませんが、他方で岸田総理の支持率は高く、それだけでも価値があると言えます。支持率は価値です。

一方、２位に「維持」が３割という結構な割合で食い込んでいるのにも注目です。自民党は既得権益が大きすぎるので、改革を望むのであればあえて維新に投票するのも手ですね。

政権交代は望みませんが、自民党の慢心を防ぐという点では維新に投票するのもありですねー維新の政策もチェックしたいと思います。

しかし旧民主党勢は見る影もなくなってしまいましたね。政治には勢いと若さも必要なのでしょう。左派が盛り返すにはまだまだ時間がかかりそうです。

ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは7月1日まで。

〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=1465

〔前回のコラム〕参院選、どの政党を支持する？


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円、一時134円台　20年4カ月ぶり
https://www.nikkei.com/

8日の外国為替市場で円が対ドルで下落し、一時1ドル=134円台と2002年2月以来、20年4カ月ぶりに134円台を付けた。インフレに対応するために米欧の中央銀行が金融引き締めを急ぐとの見方が強まる中、低金利通貨の円を売る動きが広まっている。

円は直近高値（5月24日の1ドル=126円37銭）からの約2週間で約6%下落しており、円安に歯止めがかからない状況だ。

米連邦準備理事会（FRB）に加えて、欧州中央銀行（ECB）が7月にも利上げに踏み切る公算が大きくなり、日銀との政策スタンスの差を材料にした円売りが続いている。

〔　出典：日本経済新聞　〕

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以前も取り上げた話題ではありますが、円安が大きく進んでいますね！足元では１３４円台の円安となっています。これは実に２０年４ヶ月ぶりとのことですね。

過去１０年のドル円チャートはこのようになっています。



当たり前ですが確かに最も円安ですね。逆に１０年前は８０円台の円高ということで、円高時代は２０１３年の異次元緩和発足と共に終焉したことが分かります。

そして空前のインフレが進む中、各国が金融引き締め＆利上げに動く一方で、日本では引き続き異次元の金融緩和が続けられるわけですから、円安が進むのは当然と言えます。

もちろん教科書的に考えればインフレが進む通貨の価値は下がり、デフレが進む通貨の価値は上がるわけですから、空前の円高になってもおかしくないわけですが、為替相場のセオリーは金利高＝通貨高ですので、ドル金利上昇に伴い円安ドル高が進行しているということです。

個人的にはインフレは一時的だと思っていますので、早晩どこかのタイミングで円高への揺り戻しがあるのではないかと思っていますが、今のところほぼ一直線の円安となっています。

インフレのカギを握る原油相場をチェックするとこうなっています。



めちゃめちゃ上昇傾向ですね！しばらくインフレ＆円安の流れは続きそうです。

だからこその一直線の円安なのでしょうけれど。

そこで気になってくるのが一体どこまで円安が進むのかという点です。もはや様々な抵抗線をブレイクしておりますので１３５円は当然として、１４０円も１５０円だってありそうです。

１４０円くらいは行ってしまいそうですね・・・。

となると外貨にフルベットしたくなりますが、為替相場を読むのはプロでも難しいですし、繰り返しになりますが円高への揺り戻しは必ず来ると思います。

こんな時こそリスク管理は慎重に。

と言う事で今回の読者アンケートは、「ドル円相場は１ドル＝１３４円と２０年ぶりの円安水準になっていますが、この円安はどこまで進む？」でいきましょう。投票は7月9日まで。

■【読者アンケート】ドル円相場は１ドル＝１３４円と２０年ぶりの円安水準になっていますが、この円安はどこまで進む？（7月9日まで）
https://www.ginkou.info/enquete/?p=1468