まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「2024年の大統領選挙にトランプ氏が出馬する可能性が高まっているようですが、あなたはトランプ氏を支持する?支持しない?」では・・・
1位:支持しない 60%
2位:支持する 20%
〃:どちらとも言えない 20%
となりました。1位は「支持しない」で6割となっています。なるほど。
我々からすればトランプ大統領は「ウソつきで、セクハラしまくりの人種差別主義者」という感じですから、拒否反応が強いのは当然だと思います。
とは言え実際にトランプ氏が大統領になったら株価はぐんぐん上昇し、マーケットの見方は全く違うのだなと思い知らされたものです。
一度負けたトランプ氏が再び返り咲くにはバイデン政権の大きな失敗が必要そうですが、そうした追い風は吹きますかね?
ヒラリー氏に負けた時も、実際の得票数はヒラリー氏の方が多かったですしね。
ちなみにトランプ氏の出馬演説のポイントについて以下のようにまとめられていました。
これだけ読めば、確かに多くのアメリカ人に響く内容だと思いますが、果たしてどうなるでしょうか。
そもそも年齢を考えれば4年の執務はちょっと難しい気もしますが。
ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは12月10日まで。
〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=1575
〔前回のコラム〕トランプ氏を支持する?支持しない?
--- Ginkou ---
流通系銀行、ポイント競う
https://www.nikkei.com/
ローソン銀は2023年夏に、ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」カードをATMに挿入できるよう機能を改修する方針だ。全国約1万4千台の全ATMが対象。現金の引き出しなどでもらったポイントをPontaカードに加算でき、様々な用途にすぐに利用できる。
Pontaは楽天グループの楽天ポイントやNTTドコモのdポイントなどと並ぶ「4大共通ポイント」の一つで、会員数は1億人を超す。
ローソン銀は21年9月から、現金の引き出しなどでPontaが10ポイントもらえる仕組みを始めた。ただATMでPontaカードを読み取れないため、専用サイトでPontaの会員IDを入力し、ATMで操作後に表示されるクーポン番号を自ら入力してポイントを受け取るといった手間がかかっていた。今回、PontaカードそのものをATMで使えるようにして利便性を高める。
イオン銀は11月から、投信や外貨預金で一定額以上の積み立てを始めるとWAON(ワオン)ポイントが最大2000ポイントもらえる施策を始めた。キャッシュカードとイオンのクレジットカード、電子マネーの機能が一体になった「イオンカードセレクト」も展開済み。電子マネーのチャージなどでポイントがたまる。
一方、ローソン銀などに追われるセブン銀も、年末までセブンイレブンでの買い物にセブン銀のデビットカードを使うと支払金額の5%のnanacoポイントがもらえるキャンペーンを実施中だ。ただセブン銀はATMサービスの充実をより重視する。自治体の給付金受け取りなどATMでできるメニューを拡充している。
店舗に足を運んで買い物でポイントをためて、ついでにATMも使う――。流通系グループは日々の買い物で頻繁に訪れるリアルな店舗網を持つことが大きな強みだ。電子商取引(EC)の市場規模も拡大するなか、リアル店舗を軸に自社経済圏の優良顧客を増やす各社の競争は今後も激しさを増しそうだ。
※抜粋
〔 出典:日本経済新聞 〕
--- Ginkou ---
上記記事ではローソン銀行がATMでPontaカードを挿入できるようにして、直接的にPontaポイントの出し入れができるようにするとのことです。
それ以外にもイオン銀行は銀行取引でWAONポイントがもらえるということや、セブン銀行はデビットカードの利用でnanacoポイントがもらえるキャンペーンを実施中であることが書かれています。
これらをまとめて「ポイント競う」とするのはちょっと無理がありますし、そもそも
・ATMにおけるポイント付与なのか
・自前口座におけるポイント付与なのか
によって話が全く変わるなと思いつつ、ローソン銀行・イオン銀行・セブン銀行などの流通系銀行は、ATMサービスも自前口座サービスも成長させないといけないわけで、そのバランスはなかなか難しいだろうなと思います。
ATMサービスを成長させようと思えば、全てのATM利用者に特典を付与すべきですが、他方で自前口座サービスを成長させようと思えば、自前口座のATM利用者にのみ特典を付与すべきです。
結局すぐに収益に結びつくのは前者ですので、どの流通系銀行もどちらかと言うと前者に比重を置いている気がしますね。イオン銀行はWAONがありますのでちょっと違うかもしれませんが。
つまりは結果的にセブン銀行もローソン銀行も自前口座は影が薄くなっている感覚があります。
どちらもATMを手数料無料で使いたいなら、新生銀行や東京スター銀行、SBJ銀行などを利用した方が良いという逆転現象も起こっていますからね。
またそもそも、口座を増やして預金を集めてももはや儲からないという事情もありそうですし。
そうしたわけで流通系銀行は引き続き「ATMネットワーク重視」でいくのではないかと思いますが、そうなると自前口座はさらに影が薄くなってしまいますね・・・気になるところです。
巻き返せるのでしょうか。
と言うわけで今回の読者アンケートは、「ローソン銀行・イオン銀行・セブン銀行などの流通系銀行は、ATMでは存在感が高いものの、自前口座の存在感は低いのが実情です。あなたは流通系銀行口座を持っている?持っていない?」でいきましょう。投票は12月17日まで。
■【読者アンケート】ローソン銀行・イオン銀行・セブン銀行などの流通系銀行は、ATMでは存在感が高いものの、自前口座の存在感は低いのが実情です。あなたは流通系銀行口座を持っている?持っていない?(12月17日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=1579
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