まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「自民党と公明党の選挙対策の対立から、東京における自公の信頼関係は地に落ちたとの発言まで飛び出していますが、あなたは自公連立維持に賛成?反対?」では・・・
1位:反対 75%
2位:どちらとも言えない 17%
3位:賛成 8%
となりました。1位は「反対」で8割です。大差となりましたね!
前回のコラムでも書きましたが、右寄りの安倍政権の時は、中道の公明党はバランサーとして一定の役割を果たしていたように感じますが、中道の岸田政権においては、公明党の役割はボンヤリとしたままです。
加えて、カルト教団への取り締まりを厳しくしないといけない中で、与党に宗教団体が加わっているというのは何とも居心地が悪いです。
さらに公明党自体の支持率が低迷する中で、政策のキャスティングボードを公明党に握られるというのも、民主主義に反する政治力学と言えます。
維新や国民民主もかなり自民寄りですしね。その点ではいびつな自公連立は解消する良い機会なのかもしれません。
とは言いつつ、本音のところでは自公は「共依存」なのでしょうけれど。 それを肯定するわけではありませんが。
ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは6月30日まで。
〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=1731
〔前回のコラム〕自公連立に賛成?反対?
--- Ginkou ---
日経平均続伸、33年ぶり高値連日更新く
https://www.nikkei.com/
6日の東京株式市場で日経平均株価は4日続伸し、大引けは前日比289円35銭(0.90%)高の3万2506円78銭だった。1990年7月以来およそ33年ぶりの高値を連日で更新した。日本株の根強い先高観を背景とした、海外短期筋による株価指数先物への断続的な買いが日経平均を押し上げた。後場は一段高となり、上げ幅は300円を超える場面があった。
※抜粋
〔 出典:日本経済新聞 〕
--- Ginkou ---
知らない間に株価が上昇していますね!直近の日経平均株価の推移はこのようになっています。
■日経平均
確かに大きく上昇していますが、その大部分は5月一カ月の間の上昇だということですね。
ではなぜこんなに上昇したかと言うと・・・正直よく分かりません。為替相場はこのように推移しています。
■ドル円相場
確かに5月は円安傾向でしたが、しかしここまでの株価上昇を説明することはできません。とすると
・アメリカの利上げ停止を織り込んだリスクオン相場
と言ったことが考えられますが、しかしアメリカの株式は、ナスダックは好調なものの、NYダウは今ひとつで、説得力としては弱い気がします。
■NYダウ
■ナスダック
ナスダックは確かに5月は大きく上昇しましたが、とは言えそれまでの株価推移を見れば、日経平均との連動性はほとんどなさそうです。もはや日本株=ハイテクというわけではないでしょうしね。
つまりは・・・日本株が上がっている理由は、繰り返しになりますがよく分からないということです。
なぜナスダックが上昇しているのかもよく分かりませんが・・・。
もちろん日経平均もナスダックもこのまま上昇を続けてくれればありがたいのですが、とは言いつつや上昇している理由が分からないので、「明日には下がるのでは?」と思ってしまいますね。
実際、日経平均は今日、-593円=-1.82%も下がったわけですが。
このまま下がり始めるのか、どっこい上昇を続けるのか、全くわかりませんが、アメリカで追加利上げの可能性も徐々に高まる中で、株価が落ち着くまではまだ一波乱、二波乱ありそうです。
アメリカで「利下げ」が始まるまでは、一喜一憂せず、一歩引いて見ておくくらいが良さそうです。
ということで今回の読者アンケートは、「日経平均はなぜかスルスル上昇し、33年ぶりの高値を更新しましたが、7日は大きく下落しました。日経平均はどこまで上昇する?」でいきましょう。投票は7月7日まで。
■【読者アンケート】日経平均はなぜかスルスル上昇し、33年ぶりの高値を更新しましたが、7日は大きく下落しました。日経平均はどこまで上昇する?(7月7日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=1737
思い立ったら、今すぐこの場で資料請求!
銀行.info メインメニュー