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2023年夏のボーナスの運用先は?

執筆者: ginko 発行日付: 2023-07-19

まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「イギリスの年金改革では、未上場株への投資を増やすなど、より積極的に投資する内容となっていますが、日本の年金も積極的に運用すべき?むしろ安全重視であるべき?」では・・・

1位:今のまま積極的に運用すべき 67%
2位:むしろ安全重視であるべき 22%
3位:より積極的に運用すべき 11%

となりました。1位は「今のまま積極的に運用すべき」で7割です。意外と現状維持でいいというわけですね。

その日本の年金の投資方針は、先週も載せましたがこうなっています。



めちゃくちゃオーソドックスな上に、ある意味「乱暴」なポートフォリオと言えなくもないですが、ただ実際にはそれぞれのカテゴリーでどういう銘柄を購入するかが腕の見せ所と言う事なのかもしれません。

ガッツリ、インデックスファンドを買っているだけかもしれませんが・・・。

もちろん統計的には個別銘柄をガチャガチャ買うよりはインデックスファンドを買った方がいいのでしょうけれど。

今のところアベノミクス相場もあってGPIFの成績は上々ですが、リーマンショックのような金融危機の時に成績がどうなるのか、そして国民が忍耐強く回復を待てるのか気になるところです。

日本のマネーリテラシーが問われることになりますね。

ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは8月13日まで。

〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=1761

〔前回のコラム〕
年金は積極的に運用すべき?安全重視であるべき?

 --- Ginkou ---

ボーナス使い道、「貯蓄」55%
https://www.nikkei.com/


様々な商品・サービスの値上げが相次いでいることを受け、家計の防衛色が鮮明になっている。日本経済新聞社が全国の会社員・公務員を対象に2023年夏のボーナス資金の使い道について聞いたところ、「貯蓄」が最多となった。家計のやり繰りが厳しくなるなかで、老後資金や教育費などの確保を優先したいと考える人が多い。物価高による金融資産の目減りに備えるため、日本株を中心に資産運用への関心も強まっている。

今夏のボーナスの使い道を複数回答で尋ねたところ「貯蓄」が55%と過半を占め、「生活費などの補填」が41%で続いた。調査では今春にベースアップ(ベア)などで給与が増えた人に増額分の使い道も聞いており、回答は「生活費などの補填」が46%とトップ。次いで「貯蓄」の37%となり、家計の守りの姿勢が強い。

物価高を受けて資産運用への意欲も高まり始めている。ボーナスの使い道で「資産運用」との回答は15%と上位に入った。山梨県に住む会社員男性(30)は全資産のうち約7割が現預金で、約3割を国内外の株式で運用する。「インフレが続くと現金の価値が目減りするので、株式の比率を6割程度に引き上げたい」と話す。

投資先としては日本株への関心が強い。運用したい投資商品を聞いたところ、「日本株」が63%と最多だった。医師の男性(27)は今年2月から商社など日本の個別株を買い始めた。これまでは世界全体の株式で運用するインデックス(指数連動)型投資信託を中心に運用していたが、「財務が安定していて割安な日本の個別株も長期保有したい」という。

生活費を補うため配当や株主優待に着目する人もいる。「日本の高配当株を買って配当金で光熱費などを賄いたい」(東京都の20代会社員女性)、「買い物に使える優待カードがあるイオン株を買いたい」(熊本県の40代パート勤務女性)といった声が出ている。

日本株に続いて「海外株投信」(45%)、「海外株」(34%)が上位に入った。全世界株式のインデックス型投信を中心に保有する福岡県の30代の専業主婦は、米国の高配当株式で運用するETF(上場投資信託)の購入も検討中だ。分散投資をしながら安定した配当収入を得たいという。

足元で日本株は約33年ぶりの高値圏に上昇し、米国株も堅調に推移している。ただし個人の資産形成では長期分散投資が基本。「世界の株式を低コストで運用するインデックス型投信への積み立てを中心にしたい」とFPの高橋忠寛氏は話す。国内株式などに投資先が偏らないようにすることが大切だという。

※抜粋

〔 出典:日本経済新聞 〕

 --- Ginkou ---

もうすでに夏のボーナスは出揃ったころですね。やはり今年の夏は全体的にかなり景気が良かったようですが、とは言いつつ老後不安に加え、インフレ懸念も強まる中、ボーナス資金で運用に勤しむ人は多いものと思います。

具体的な使い道はと言うと、上記記事の通り日経新聞の調査ではこのようになっています。



1位が「貯蓄」ということで、やはりみなさん、堅実ですね。

他方で3位に「レジャー・教養・娯楽」が来ることについてはアフターコロナを感じますし、4位が「資産運用」となっている点も、投資に対するスタンスの変化がありそうですね。要するに、投資に対してより積極的になっているのではないか?ということです。

ちなみに「貯蓄する目的」については「老後資金」が圧倒的です。 老後資金に2,000万円必要なのか、1億円必要なのか、はたまた貯蓄がなくても全然やっていけるのかは分かりませんが、「備えあれば憂いなし」であるのは間違いありません。良いことなのではないでしょうか。

次に資産運用に関する回答を見てみると、「運用したい投資商品」はこのようになっています。



1位の「日本株」人気はいつもの通りですが、2位は「海外株投信」となっているのが印象的ですね!低成長の日本から、成長を続ける海外へと投資をシフトチェンジするのは当然かなという気もしますが、とは言いつつ時代の変化と、日本人の投資意識の高まりを感じます。

短期的にはともかく中長期的には報われるでしょうしね。

ただ足元の株高はやや「バブル」な感がしないではありません。特にナスダックは成層圏まで行ってしまっている気がします。ファンダメンタルズでは全く説明できないですね。



その点ではなおさら短期ではなく、中長期的な投資を心掛けていただければと思います。

では今回の読者アンケートは、「<複数回答可>2023年夏のボーナス、何で運用する?」でいきましょう。投票は8月19日まで。

■【読者アンケート】<複数回答可>2023年夏のボーナス、何で運用する?(8月19日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=1765



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