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あなたが求める預金金利の水準は?

執筆者: ginko 発行日付: 2023-11-16

まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「今年の1月から10月の世界の平均気温は、1940年以来の観測史上、最も高くなったようです。あなたは温暖化対策に賛成?反対?」では・・・

1位:コストが安くなるのであれば温暖化対策に賛成 40%
2位:コストが変わらないのであれば温暖化対策に賛成 30%
3位:コストが多少高くなるくらいであれば温暖化対策に賛成 20%
4位:コストに関係なく温暖化対策に反対 10%

となりました。1位は「コストが安くなるのであれば温暖化対策に賛成」で4割となっています。

環境活動家からすれば目が白黒するような結果ですが、とは言え経済合理性が大事というのは全くその通りだと思います。技術革新によって「温暖化対策した方がお得」という状況になることを期待しています。

他方で温暖化対策そのものに対しては

・賛成:90%
・反対:10%

ということで、温暖化対策の必要性そのものについては十分浸透していると言えそうです。

今年の東京は本当に暑かったですからね!温暖化の深刻化をまざまざと実感された方も多いものと思います。

さらに夏が終わったらすぐに冬というのもその影響かもしれませんね。秋は一体どこに行ったのでしょうか。

気温が数度変わるだけでこんなに影響が出るのかと、地球環境の繊細で脆いバランスに驚くばかりですが、温暖化のリスクは次世代どころか、我々の世代の間にハッキリ現れることになりそうです。

そう考えるとやはり温暖化対策は急務ですね。我々もできるところから始めていきたいものです。ヨーロッパではバイオ燃料の普及も始まっているようですね。

ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは12月9日まで。

〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=1841

〔前回のコラム〕
温暖化対策に賛成?反対?

 --- Ginkou ---

金利上昇、5大銀最高益 4~9月最終
https://www.nikkei.com/


5大銀行グループの2023年4~9月期決算が14日、出そろった。合計の連結純利益は前年同期比56%増の1兆9960億円と05年度に3メガバンク体制になってから最高となった。超低金利環境の修正で低迷していた貸出金利ざやが改善。膨大な資産を抱える邦銀に追い風となった。株式時価総額も金融危機前の水準を回復したが、デジタル化などで先行する米欧の有力銀行との差はなお大きい。

本業のもうけを示す実質業務純益は傘下行の合算で1兆7754億円と16%増えた。利益を押し上げたのは調達金利と貸出金利の差である利ざやの改善だ。米連邦準備理事会(FRB)などの利上げで、三菱UFJの海外貸出金利ざやは1年間で0.33%拡大した。調達コストも上昇するが、貸出金利上昇の影響が先行している。

海外の金利上昇の恩恵が大きいものの、国内でも貸出金利ざやは反転している。日銀が16年に導入したマイナス金利政策や新型コロナウイルス禍で縮小が続いていたが、3メガバンク平均の国内大企業向け貸出金利ざやは約0.56%とマイナス金利政策の導入後で最大となった。低採算のリスク資産を減らしてきた効果も出ている。

金利上昇を受けて大手銀は5年物などの定期預金金利を上げた。「金利が上昇していく過程で、定期預金もその分上げていく方針」(三井住友トラスト・ホールディングスの高倉透社長)だ。銀行にとって預金は負債で、金利引き上げは調達コストの上昇を意味する。

それでも金利を上げた預金の全体に占める割合は小さく、収益への影響は限定的だ。JPモルガン証券の矢野貴裕氏は、3年以上の定期預金の金利が全て0.1%上がっても純利益への影響はメガバンクで0.1%にとどまると試算する。

※抜粋

〔 出典:日本経済新聞 〕

 --- Ginkou ---

日銀の度重なる金融政策修正で金利がハッキリと上昇していますね。長期金利はこのように推移しています。



1%
にも迫る勢いですね。そうした中で、銀行の利益水準は一足早く回復しているようで、上記記事の通りメガバンク5行の利益は過去最高となっているとのことです。

要するに貸出金利をどんどん引き上げているわけですね。確かに住宅ローン金利も、固定金利は長期金利に連動するように上昇してきています。

ただそうなってくると預金金利も上げてくれないと不公平ですね。銀行の一人勝ちということになります。

そうした金利環境の変化に配慮してか、メガバンクもようやく重い腰を上げて預金金利を引き上げ始めていますね。というわけで最大のメガバンクである三菱UFJ銀行の定期預金金利をチェックするとこうなっています。

・1年:0.002%
・3年:0.002%
・5年:0.002%→0.070%
・10年:0.002%→0.200%

それぞれ「35倍」「100倍」ということかもしれませんが・・・まだまだ低いですね。銀行の一人勝ちは続いていきそうです。

もちろん店舗もあるメガバンクとしては「個人部門はまだ赤字」と言うことかもしれませんが、預金者にとっては関係ありません。さらなる金利引き上げを促す意味でも、金利の高いネット銀行などにお金を動かすのがミクロとしてもマクロとしても短期的にも中長期的にも有効ですね。

まだメガバンクにお金を眠らせている方は資金の運用方法を再考されてはいかがでしょうか。

ちなみにこのように長期金利が1%に近づく中で、預金者の方々の預金金利に対する期待値はどのように変化しているのでしょうね?

0.2%?0.3%?0.4%?気になるところです。

ということで今回の読者アンケートは、「市場金利がハッキリ上昇する中で、メガバンクも金利を僅かながら引き上げ始めましたが、あなたの預金金利に対する期待値はどれくらい?」でいきましょう。投票は12月16日まで。

■【読者アンケート】市場金利がハッキリ上昇する中で、メガバンクも金利を僅かながら引き上げ始めましたが、あなたの預金金利に対する期待値はどれくらい?(12月16日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=1845

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