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2023年冬のボーナスの運用先は?

執筆者: ginko 発行日付: 2023-12-27

まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「市場では8割近い関係者が来年前半のマイナス金利解除を予想していますが、アメリカでは利下げが視野に入るなど状況的には利上げが難しくなりつつあります。日銀は来年、マイナス金利解除を含めた利上げができる?できない?」では・・・

1位:マイナス金利を解除し利上げできる 58%
2位:マイナス金利解除も利上げもできない 33%
3位:分からない 8%

となりました。1位は「マイナス金利を解除し利上げできる」で6割となっています。確かに上記の通り過半の市場関係者が来年春の「マイナス金利解除」を予想しており、その点では利上げはほぼ確実な気がします。

利上げに関してサプライズがあると「ネガティブ・サプライズ」になって市場が混乱してしまいます。その点では日銀は上手に利上げを織り込んでおり、既定路線のままマイナス金利を解除した方が良さそうですね。

ただ一方で世界が利下げに向かう中での利上げはいかにもタイミングが悪いです。想定以上の円高になるかもしれませんしね。円高になればもちろんデフレ圧力となります。

金融市場が考えるほどマイナス金利の解除は簡単ではない気がしますねぇ。

解除しても解除しなくても批判されると思うと日銀総裁は因果な立場だと思いますが、果たして日銀は利上げに踏み切れるのでしょうか?

しかしインフレにしても利上げにしても実に30年ぶりということになるのですかね。いかにもゾンビな日本経済だったわけですが、いよいよターニングポイントを迎えることになります。

右肩上がり」の経済が続くことを期待したいと思います。

ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは1月20日まで。

〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=1870

〔前回のコラム〕
日銀は来年、利上げできる?

 --- Ginkou ---

冬ボーナスは「6割」が「昨年と横ばい」で、支給額「不満」派が11ポイント増加【ボーナス実態調査[2023冬]】
https://prtimes.jp/


「MS Career(エムエスキャリア)」は、「管理部門のボーナス支給実態調査[2023冬]」を発表しましたので、お知らせいたします。

①【2023冬ボーナスは「8割」が支給で、昨年冬より14ポイント増】

②【支給額は大企業ほど高額に。年代は50代がピークか】

③【支給額「納得」は37%で、「不満」派が昨年から11ポイント増】

④【使い道は半数が「貯蓄」。「生活費」の割合が夏から8ポイント増】

ボーナスの使い道に関する項目では、最多は「貯金(50%)」、ついで「生活費(33%)」「投資・運用(22%)」と続き、TOP3の順には今年夏実施の同調査と変わらない結果に。一方で、「生活費」の割合が夏と比較し8ポイント増加しており、最近の物価高の影響がうかがえる結果となりました。

また年代別では、20・30代は他の世代と比べ「貯金」の割合が、60代以上は「趣味」「旅行」の割合が高く、「生活費」については年代が上がることに割合が増えていることが明らかになりました。

※抜粋

〔 出典:PR TIMES 〕

 --- Ginkou ---

気付けばあと数日で2023年もおしまいですね。本当に早いです。と言うかすでに気持ちが2024年となっているのはなぜでしょう?加齢が進むとどんどん時間の感覚がおかしくなってくるのですかね・・・。

それはともかく12月も末ということは官民ともに冬のボーナスが支給されたということです。すでにご紹介しているように今年の冬のボーナスは全体的には増加しました。ボーナスが増えた方は大いに消費して日本経済に貢献していただければと思います。

では実際にボーナスの使い道がどうなっているかというと、MS-JAPAN社が管理職を対象に行ったアンケートではこのような結果となったようです。



ボーナスの使い道をランキングの形にするとこうなるでしょうか。

1位:貯金
2位:生活費
3位:投資・運用
4位:趣味
5位:旅行
6位:教育費
7位:ローン返済
8位:スキルアップ

貯金生活費が上位に来るのは当然ですが、「投資・運用」が3位に食い込んでいるのが目を引きますね。管理職ということで経済的に余裕があるということなのかもしれません。

他方、夏の時の調査と比較すると、「投資・運用」がシェアを上げる一方で、貯金生活費もシェアを上げており、攻めだけでなく守りの動きも顕著ですね。

旅行教育費が削られているのが対照的です・・・出費を減らし、投資を増やしているということは「インフレ対策」ということになるのですかね?

であれば回答者の方々は「意識が高い」と言えそうです。

とは言えみんなが消費を絞ってしまうと景気が腰折れてしまいます。その点では繰り返しになりますが、ボーナスが増えた方はぜひ大いに消費してほしいものです。コロナ明けでできることも増えましたからね!

実際、この円安の中でも日本からハワイへ向かう人の数は過去最高だとか何とか。頼もしい限りです。

当面は「消費は美徳」というマインドを持っていたいものです。筆者もハワイ・・・はちょっと気が引けますが、沖縄などには行きたいですねぇ。オフシーズンを狙って出かけますか。

ということで今回の読者アンケートは、「<複数回答可>2023年冬のボーナス、何で運用する?」でいきましょう。投票は1月27日まで。

■【読者アンケート】<複数回答可>2023年冬のボーナス、何で運用する?(1月27日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=1876

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