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政権交替を求める?求めない?

執筆者: ginko 発行日付: 2024-02-29

まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「日経新聞の調査によれば、何歳まで働くつもりかの回答が平均で68.4歳となり徐々に上昇しているようですが、あなたは何歳まで働くつもり?」では・・・

1位:60歳代 44%
2位:59歳以下 25%
3位: 死ぬまで 13%
〃:70歳代 13%
5位:80歳代 6%

となりました。1位は「60歳代」で4割となっています。なるほど。

自分がワークホリックなので、他の方々もおんなじ感じかなとついつい考えがちですが、実際には「普通にリタイヤしたい」という方が半数近いということですね。

2位は「59歳以下」でこちらは3割。その点では、「できることなら早くリタイアしたい=FIRE派」が7割と考えて良さそうです。

もちろん価値観は様々ですし、いつまでもシニアが頑張り続けると「老害」になってしまう可能性もあるわけで、スッパリ後進に道を譲るというのも清々しい生き様と言えるのかもしれません。

つまりは「働きたい人は働き、リタイアしたい人はリタイアできる社会」というのが理想なのでしょうけれど、問題は社会システムがそれを許してくれるのかどうかという点です。

年金があまり当てにならない以上、好む好まざるに関わらず、実質的なリタイア年齢は徐々に上がっていくのでしょうね。

生涯現役」時代の到来に備え、健康には十分留意したいものです。

ではアンケートへの投票がまだの方は投票をお願いいたします。アンケートは3月21日まで。

〔投票〕https://www.ginkou.info/enquete/?p=1931

〔前回のコラム〕
何歳まで働く?

 --- Ginkou ---

支持率「自民下野前」に迫る 党・内閣とも最低の25%
政治資金で不信感強く 野党はなお低迷
https://www.nikkei.com


自民党と岸田文雄内閣の支持率は日本経済新聞社の2月世論調査で、政権発足後の最低を更新した。複数の指標が2009年衆院選で大敗して下野した麻生太郎政権の末期に近づいた。野党の支持率がなお低迷している点は当時と異なり、「岸田おろし」が起きない一因となっている。

自民党の政党支持率は25%で、1月から6ポイント落ちた。麻生政権で一番低かった29%を下回った。06年から第1次安倍晋三政権、福田康夫政権と1年ごとに首相が交代して自民党への不信が高まっていた時期よりも低い。

自民党派閥による政治資金問題で有権者の批判が岸田内閣だけでなく自民党そのものに向かったことがわかる。

内閣支持率と自民党の政党支持率の合計は50だった。2指標の合計が50を割り込むと政権運営が厳しくなるという「青木の法則」にギリギリの状況だ。麻生政権の09年7月も合計値が50だった。

一方で、党内に「岸田おろし」は起きていない。主な理由は2つある。

1つは野党の低迷だ。09年7月は民主党の支持率が40%と自民党よりも10ポイント高い位置につけていた。足元の立憲民主党の支持率は9%で、日本維新の会の8%とあわせても17%にとどまる。これは自民党よりも8ポイント低く、09年の政権交代前とは状況が異なる。

もう1つの理由は衆院議員の任期が1年半以上残る政治日程だ。21年の菅義偉内閣は任期満了が近づくタイミングで支持率が下がり、党内で「選挙の顔を変えるべきだ」との動きが噴出した。

自民党は09年衆院選での敗北により党内対立が支持率低下に拍車をかけるとの教訓を得た。選挙が迫らなければ内閣への圧力も高まりにくい。

※抜粋

〔 出典:日本経済新聞 〕

 --- Ginkou ---

自民党の裏金問題はついに複数の議員が立件されるなど佳境を迎えていますね。

とは言いつつ、3000万円以上キックバックを受けたら立件され、それ未満だったらお咎めなしという線引きも意味不明です。

加えて、もらった方の議員が立件されて、あげた方の議員、つまり「偉い方の議員」がお咎めなしというのも、やはり違和感を感じます。検察の「忖度」を感じてしまいますよね。

折しも確定申告の時期であり、庶民は1円単位で納税しないといけないのに、議員は脱税し放題となると怒りを感じるのも当然です。

自民党は必死に幕引きを図っているものの、国民の怒りは強く、自民党の支持率も、岸田内閣の支持率も大きく下がっています



ただ一方で上記記事でも指摘されているように、野党支持が広がっているかというとそうでもないのが残念なところですね。政党別の支持率はこのようになっています。



自民批判層の受け皿がなく、ただ単に無党派層が増えている状況ですね。この背景にはやはり民主党政権時代の政治の混迷の記憶がこびりついているからでしょうね。

寄り合い所帯の民主党の党内がバタつくのは当然として、総理大臣の質があまりに低かったです。最初から野田総理であればもう少し違ったのですかねぇ。そこにはキングメーカーだった小沢氏の責任も大きいのでしょうけれど。

加えて戦後ほぼ経験のない政権交替ということで、有権者の期待値が大きすぎたというのもあるのでしょう。もちろんそれは民主党の公約がそうだったわけで、有権者が悪いわけではありませんが。

いずれにしてもそうした負の記憶が足を引っ張っているのだと思いますが、とは言いつつこうした「政治とカネ」の問題を抜本的にクリアにするためには政権交替が一番いいのは間違いありません。

次の国政選挙がいつになるかは分かりませんが、そろそろ政権交替2.0を期待したいと思います。

ということで今回の読者アンケートは、「裏金問題で自民党の支持率も岸田政権の支持率も大きく低下していますが、政権交替の機運はあまり高まっていません。あなたは政権交替を求める?求めない?」でいきましょう。投票は3月29日まで。

■【読者アンケート】裏金問題で自民党の支持率も岸田政権の支持率も大きく低下していますが、政権交替の機運はあまり高まっていません。あなたは政権交替を求める?求めない?(3月29日まで)
https://www.ginkou.info/enquete/?p=1936

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