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静岡銀行:円定期6ヶ月0.20%、1年0.18%

執筆者: ginko (2018-08-03)

ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「静岡銀行:円定期6ヶ月0.20%、1年0.18%」です。

今朝のニュースによれば三菱UFJ信託銀行が融資から全面撤退し、資産運用に特化するとのことです。すでに法人向け融資や住宅ローンからは撤退していたような気もしますが、残るアパート向けローンも新規融資を停止するというわけですね。

これには2つの側面があると思います。1つ目は三菱UFJグループ内で融資部門を重複して抱えるメリットも余裕もなくなっているということですね。日本経済の成熟化が進み資金需要がほとんど増えない一方、長引く低金利により金融機関の採算がどんどん悪化しているわけですから当然と言えます。

2つ目は、企業も個人も預金残高を直実に増やしている中で資産運用ニーズも高まっているわけで、信託ビジネスの拡大余地も広がっているということです。相続税の改定により相続に対する関心も高まっているでしょうから、信託を利用した相続スキームには勝機がありそうです。

問題はこうした「資産運用特化」によって、大量かつ高給取りの信託行員を食わせていけるかどうかですが・・・筆者が心配したところで1mmも支援になりません。ご武運をお祈りしたいと思います。



さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

前回の「キャンペーンを斬る」では、マネックス証券の取り扱うクレディセゾン社債を取り上げました。金利はと言うとこうなっております。

■マネックス証券:株式会社クレディセゾン第70回無担保社債

・5年:0.18%


期間5年というのは手頃ですが、0.18%の金利というのは・・・ちょっと微妙ですね。

また、5年後にクレディセゾンの経営が傾いてしまっている可能性は、直感的にはほぼないと思うものの、超優良だった企業が一気に破綻が懸念される状態まで転げ落ちてしまうケースはありますし、特に相対的にリスクの大きい金融機関はそういった「突然死」の可能性はゼロではありません。

そうしたリスクを勘案すれば慎重に考える方の方が多そうです。

さて投票結果ですが、5つ★満点で「2.3」。真ん中が3つ★ですのでそれを下回る残念な評価ですね。

ただ上記の通り金利水準を考えればこうした評価となるのも仕方ないかな?という気はします。

では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は8月27日まで。

>>>マネックス証券が取り扱う「クレディセゾン社債」について詳しくはこちらから

投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=426

前回のコラム:「マネックス証券:クレディセゾン債5年0.18%」

今回は、静岡銀行しずぎんインターネット支店の「ウルトラ金利」を取り上げたいと思います。



ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:3年)



2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。

ただ2016年7月末の追加緩和発表後は「失望」からか長期金利が大きく上昇し、さらにトランプラリーによってアメリカの長期金利が急上昇し、それに連動する形で日本の金利も上昇してきました。

となると更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。

2018年7月には日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、今後の長期金利はこれまでの「-0.1%~+0.1%」というレンジから「-0.2%~+0.2%」というレンジ内の動きへと変わってくるとは思いますが、それでもその上限は「0.2%」と低いままです。

いつか我々の目が黒いうちに金融緩和が縮小され、金利が自然に上昇することを願いたいと思います。

さて本題に戻りまして、8月となり徐々に夏の金利優遇キャンペーンが終了しつつありますが、中には現在でもキャンペーンを続けている銀行もあります。そうした銀行の1つが静岡銀行ですね。

静岡銀行はその名の通り日本経済の要の地域の1つである静岡県を本拠に置き、地方銀行の中でベスト3に入る業容を誇っています。つまり静岡だけでなく、日本を代表する地方銀行とも言えます。

その地方銀行の雄である静岡銀行のインターネット支店では、夏と冬とで積極的な定期預金キャンペーンを実施するのが慣わしとなっているわけですが、気になるこの夏の「ウルトラ金利」はこのようになっております。

■静岡銀行・しずぎんインターネット支店「円定期預金ウルトラ金利」

・6ヶ月: 0.20%
・1年 : 0.18%

6ヶ月0.20%1年0.18%ということでまずまずの金利水準ですね。

ちなみに2ヶ月前に取り上げた時は1年もののみだったと思うのですが、いつの間にか6ヶ月ものが追加されていますね・・・。金利面では6ヶ月ものの方が良いわけですが、この金利追加によって人気も相応に高まっていそうです。

なお一般的な定期預金キャンペーンと異なり注意が必要なのは、この静岡銀行インターネット支店のキャンペーンはいつも募集上限金額を設定していて、今回は

・口座保有客向け : 1,200億円

となっています。この募集金額は変化なしですね。金利水準を考慮すればあまり神経質になる必要はなさそうですし、そもそも6ヶ月ものが追加されたのも順調に募集が進んでいないからなのかもしれませんが、8月31日までというキャンペーン期間も考慮して早めに申込いただければと思います。

なお新規に口座を開設する方には恒常的に以下の金利が提供されています。

■静岡銀行・しずぎんインターネット支店「新規口座開設応援プログラム」

<新規口座開設客向け>

・3ヶ月 : 0.50%

口座を持っていない方はまずはこちらを利用した方が良さそうですね。残念ながら満期を迎える3ヶ月後には上記「ウルトラ金利」キャンペーンは終了していますが、12月にはまた新たなキャンペーンが始まっていると思いますので、少し間を空けての継続運用は可能だと思います。

では、ここで主要な銀行の1年もの定期預金の金利と比較してみたいと思います。

■1年もの定期預金金利比較(300万円以上)

静岡銀行 0.50% ※インターネット支店、新規顧客向け、3ヶ月
・オリックス銀行 0.25%
・あおぞら銀行 0.20% ※インターネット支店
静岡銀行 0.20% ※6ヶ月、インターネット支店、キャンペーン金利
・住信SBIネット銀行 0.20%
・SBJ銀行 0.20% ※新規顧客向け、上限100万円、キャンペーン金利
静岡銀行 0.18% ※インターネット支店、キャンペーン金利
・じぶん銀行(現auじぶん銀行) 0.15% ※新規顧客向け
・ソニー銀行 0.15%
・楽天銀行 0.03%
・PayPay銀行 0.02%
・三菱UFJ銀行 0.01%


やはり静岡銀行の金利はトップクラスですね。

ではこの、6ヶ月0.20%、1年0.18%となる、静岡銀行しずぎんインターネット支店の「ウルトラ金利」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・魅力的なキャンペーンであることを勘案して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。投票は9月3日まで。

>>>静岡銀行しずぎんインターネット支店の「ウルトラ金利」について詳しくはこちら

■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html


【読者アンケート】6ヶ月0.20%、1年0.18%となる、静岡銀行しずぎんインターネット支店の「ウルトラ金利」。あなたの評価は?(投票は9月3日まで)  >>>投票はこちら

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