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SBI証券:ソフトバンクG社債約1.5%

執筆者: ginko (2019-09-06)

ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「SBI証券:ソフトバンクG社債約1.5%」です。

何にも知らないで批判するのはアレですが、筆者がどうしてもネガティブな印象を抱いてしまうのが日産の西川社長です。

ゴーン氏を追い出してからの日産からはリストラの話しか聞きませんし、何度も触れたように「日産ルノー+フィアットクライスラー」という世紀の合併案に対しても消極的なコメントしか出さず、「組織防衛や保身にしか興味ないのかな」という印象を強く持ってしまいました。

そこに来て今回、以下のような疑惑が発覚しました。

・西川氏が株価に連動して報酬を受け取る権利の行使日をずらし、本来より4700万円多く受け取っていた

事実だとするなら、何ともセコい話ですね・・・。

同じような蓄財をしていたにせよ、経営に明確なビジョンを感じたゴーン氏とはやはり器が違う気がします。外人である必要はないかもしれませんが、そろそろちゃんとした器を持った人にバトンタッチするタイミングとなっているのではないでしょうか。



さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

前回の「キャンペーンを斬る」では、SBJ銀行の「開業10周年記念ありがとうキャンペーン」を取り上げました。中身はこうですね。

■SBJ銀行「開業10周年記念ありがとうキャンペーン

・2年:0.40%
・5年:0.50%

2年0.4%、5年0.5%という抜群の高金利ですね!素晴らしい。

新規客限定×上限1,000万円といった制約はあるものの、まだSBJ銀行の口座を持っていない方にはまたとないチャンスだと言えそうです。

キャンペーン期間は12月30日までとなっていますが、募集金額が300億円と比較的少額であることから、とっとと売り切れることになりそうです。ご興味がある方はお早目に。

ちなみにちょっとケチをつけるようですが、「10周年ありがとう」という主旨なのであれば、新規客限定とするのではなく、むしろ既に口座を持っている顧客を優遇しないといけないのではないのですかね?

そう思って同社ホームページを見てみると口座保有客にはこういう金利が用意されているようです。



2年0.35%ということですね!なるほどこれなら既に口座を持っている顧客も文句はなさそうです。良心的ですね・・・。

さて投票結果ですが、5つ★満点で「4.3」。最高が5つ★ですので、それに肉薄するかなり高い評価ですね。

やはり新規客だけでなく既に口座を持っている人にも好金利を用意していることが高評価につながったのでしょうね。

では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は9月30日まで。

>>>SBJ銀行の「開業10周年記念ありがとうキャンペーン」について詳しくはこちら

投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=718

前回のコラム:「SBJ銀行:円定期2年0.40%、5年0.50%」

今回は、SBI証券のソフトバンクグループ社債を取り上げたいと思います。



ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:5年)



2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。

ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。

となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。

2018年7月には日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、今後の長期金利は「-0.2%~+0.2%」の範囲内で動いていくことになりましたが、それでもその上限は「0.2%」と低いままです。

加えてその後は世界的な金利低下傾向やFRBの利下げを受けて、一時上昇した長期金利も大きく下がっています。本日の長期金利も「-0.245%」と歴史的なマイナス水準です・・・「-0.2%の下限」もあっさり下回っています。

いつか我々の目が黒いうちに金融緩和が縮小され、金利が自然に上昇することを願いたいと思います。

さて本題に戻りまして9月となり、定期預金キャンペーンとしては「閑散期」に入ってきているわけですが、そうした時に候補に上がってくるのが「定期預金以外の運用商品を探してみる」ということかもしれません。

そうした預金者の方の検討対象となるかもしれないのが、今回ご紹介するSBI証券が取り扱うソフトバンクグループ社債です。

社債の説明ですが、利率は最初から決まっていて、運用期間中は上がることも下がることもありません。そして満期になれば元本と利息が還ってくるという点では、ほぼ定期預金のような商品です。

ただ定期預金と大きく違うのは2点あって、1つ目は途中解約という概念がない、ということですね。どうしても換金したくなれば市場でその社債を売るしかありませんが、その時の値段は、その会社の信用力や金利環境によって変わってきます。場合によっては元本割れする可能性があります。

2つ目は預金保険の対象ではない、ということですね。もちろんその会社が存続する限りは元本保証ですが、万が一、その会社が倒産したり法的整理になったりすると、元本が大幅にカットされる可能性があります。購入する際にはその会社の信用力・安全度をしっかり見届ける必要があります。

このソフトバンクグループ社債は「無担保」ということですから尚更ですね。

では、そういったリスクの見返りに、このSBI証券が取り扱うソフトバンクグループ社債の気になる金利はと言うと以下の通りです。

■SBI証券が取り扱う、ソフトバンクグループ社債

・ソフトバンクグループ株式会社第56回無担保社債

利率(仮条件) : 1.20%~1.80%
償還日 : 2026/9/17(約7年)


気になる利率ですが、仮条件ということもあって「1.20%~1.80%」ということになっています。1.20%と1.80%ではエライ違いですが、これまでは大体その真ん中あたりで決まっていますので恐らく1.5%前後になるのではないかと思います。

仮に1.5%前後であれば、少なくとも利率としてはかなり高いですね!約7年という期間も含めて魅力的に感じる方は少なくなさそうです。

条件決定日は9月6日、つまり本日のようですので気になる方はチェックしてみてください。

ただしソフトバンクグループ債についてはいつもご案内しているように、カギとなるのは当然のことながらソフトバンクグループの信用力ということになります。ソフトバンクグループはアーム社を買収するなど、絶賛「水ぶくれ」中ですからね。巨額投資の行く末も気になるところです。

また今回の社債には先日上場した通信子会社であるソフトバンク社の保証は付与されていないということなので尚更です。

結果的にソフトバンクグループの格付けはS&Pが「BB+」、ムーディーズが「Ba1」と、投資適格を下回る「ジャンク債」水準にまで低下しています。JCRという日本の格付け機関は引き続き「A-」と投資適格の判断をしていますが、正直甘いですね。

7年以内にソフトバンクグループが倒産してしまう可能性は・・・低いとは思いますが、ゼロではありません。こちらの社債を検討される方は「ジャンク債を購入する」というリスク感覚を強くもって投資の可否を慎重にご判断いただければと思います。

なおこのソフトバンクグループ社債は「先着順」となっています。発行額は4,000億円ですので少なくとも販売初日に売り切れてしまうことはないと思います。しかしながら、どうしても購入したい方は早めに申し込まれることをお勧めしたいと思います。販売期間は「9月9日12時から9月19日14時まで」ですね。

ではこの、期間が約7年で利率が約1.5%となりそうな、SBI証券が取り扱うソフトバンクグループ社債。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・リスクがありつつも好金利であることを評価して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。筆者も甘いです。アンケートの投票は10月6日まで。

>>>SBI証券が取り扱う、ソフトバンクグループ社債について詳しくはこちらから

■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html


【読者アンケート】期間が約7年で利率が約1.5%となりそうな、SBI証券が取り扱うソフトバンクグループ社債。あなたの評価は?(投票は10月6日まで)  >>>投票はこちら

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