ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「ソニー銀行:円定期6ヶ月0.15%、1年0.15%」です。
今朝の報道によれば三菱UFJ銀行が、2年間取引がない不稼働口座に年1,200円の口座管理手数料を導入する方針ということですね。
口座管理手数料については20年くらい前に主に顧客の選別化のために相次いで導入されたことがあり、筆者個人としては「優良客には手厚く、そうでない客にはそれなりに」という考え方は合理的で嫌いではありませんでしたが、顧客の理解が進まなかったのかその後はほぼ全て撤廃されて今に至っています。
その点では「いつか来た道」というわけですが、ただこれまでと違うのは今回はあくまで銀行の経費削減のため、ということですね。
いかにも後ろ向きな理由であるのは残念ですが、とは言いつつ顧客にとってみれば銀行取引を集約するよいキッカケとなるかもしれません。これからはますますメインバンク選びが重要になってきそうです。
しかしこうしたビジネス上はネガティブな施策でも進んで行うところにトップ銀行のプライドを感じますね。
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。
前回の「キャンペーンを斬る」では、楽天銀行の「円定期預金
冬のボーナスキャンペーン!」を取り上げました。その気になる金利はと言うと・・・
■楽天銀行「円定期預金 冬のボーナスキャンペーン!」
・1年 :0.11%
これまで楽天銀行は毎月のように定期預金キャンペーンを実施してきましたが、この数ヶ月ピタリと止めてしまいましたね・・・なぜでしょう?それはともかく今回はボーナスキャンペーンということで「王道」とも言える1年もの定期預金が対象ですね。
金利水準としては1年で0.11%なら決して低くはありませんが、ただ読者の方の期待値は「0.2%以上」とかであれば物足りないと感じる方もいそうです。
なおキャンペーン期間は2020年1月15日までとなっていますのでご注意ください。
さて投票結果ですが、5つ★満点で「2.2」。真ん中が3つ★ですのでそれを下回る残念な評価ですね。
ただ金利水準を考慮すればむしろ多少健闘したかな?という気もします。
では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は12月29日まで。
>>>楽天銀行の「円定期預金
冬のボーナスキャンペーン!」について詳しくはこちらから
投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=778
前回のコラム:「楽天銀行:円定期1年0.11%」
今回は、ソニー銀行の円定期預金特別金利キャンペーンを取り上げたいと思います。
ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。
■長期金利推移(グラフ期間:5年)
2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。
さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。
ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。
となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。
2018年7月には日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、今後の長期金利は「-0.2%~+0.2%」の範囲内で動いていくことになりましたが、それでもその上限は「0.2%」と低いままです。
加えてその後は世界的な金利低下傾向やFRBの連続利下げを受けて長期金利は大きく下がっています。本日の長期金利は「-0.030%」と一時の大幅なマイナス水準からは大分回復してきたものの引き続き歴史的な低水準です。
いつか我々の目が黒いうちに金融緩和が縮小され、金利が自然に上昇することを願いたいと思います。
さてそのように市場金利については残念な状態ですが、一方、うれしい動きと言えばボーナス時期が近づいてきていることもあってか、金利アップの動きが出始めています。
そうした動きの1つと言えるのが、今回取り上げるソニー銀行の「円定期預金特別金利キャンペーン」ですね。その気になる金利はと言うと・・・
■ソニー銀行「円定期特別金利キャンペーン」
・6ヶ月:0.15%
・1年 :0.15%
どちらも0.15%ということですね。毎回、恒例の金利水準となっています。
悪くない金利であるのは間違いありませんが、ただ今のところ定期預金金利の高金利の目安は0.20%程度であることを考えれば「物足りない」と考える方も少なくなさそうです。
しかしそうは言いつつ、足元の1年もの市場金利をチェックすると「-0.018%」となっていますので、そこから見れば「高金利」と言えます。市場金利はマイナスなわけですからね。
ちなみに気になるソニー銀行の当期利益ですが2020年3月期中間決算で37億円となっており、前年同期の31億円から順調に増加しています。素晴らしいことですね!
引き続き安定経営を続けながらの顧客還元に期待したいと思います。
では、ここで主要な銀行の1年もの定期預金の金利と比較してみたいと思います。
■1年もの定期預金金利比較(300万円以上)
・東京スター銀行 0.25% ※投資商品100万円以上
・あおぞら銀行 0.20% ※BANK支店
・SBJ銀行 0.20% ※新規顧客向け、上限100万円
・オリックス銀行 0.20%
・SBJ銀行 0.15%
・ソニー銀行 0.15%
・楽天銀行 0.11%
・東京スター銀行 0.10% ※6ヶ月
・じぶん銀行(現auじぶん銀行) 0.05%
・新生銀行 0.03% ※2週間満期
・住信SBIネット銀行 0.02%
・PayPay銀行 0.02%
・三菱UFJ銀行 0.01%
ソニー銀行の金利はやはりまずまずの好水準ですね。
ではこの、6ヶ月もの・1年ものが0.15%となる、ソニー銀行の「円定期預金特別金利キャンペーン」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・「★★★★」くらいとしておきます。投票は1月6日まで。
>>>ソニー銀行の「円定期預金特別金利キャンペーン」について詳しくはこちらから
■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html
【読者アンケート】6ヶ月もの・1年ものが0.15%となる、ソニー銀行の「円定期預金特別金利キャンペーン」。あなたの評価は?(投票は1月6日まで)
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