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SBJ銀行:円定期1年0.20%、2年0.25%

執筆者: ginko (2019-12-27)

ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「SBJ銀行:円定期1年0.20%、2年0.25%」です。

今朝の日経新聞によれば金融庁が不振地銀10行を重点監視する、ということですね。具体的な銀行名が気になるところですが記事では

・「相互銀行」を前身とする第二地銀の島根銀行や福島銀行といった、過去に最終損益が赤字に陥り、業績の悪化が目立つなど、経営リスクの高い銀行を選んだ。

ということで島根銀行と福島銀行の2つの名前が挙げられています。両行にとっては不名誉な「実名報道」ですね・・・。

その監視内容としては「経営陣らと再生策を議論し、不十分と判断すれば、行政処分も視野に検査に立ち入る」とのことですが、問題はそうした圧力が一体どれくらいの効果を上げるのか?という点です。

職員の方は経営改善に向け努力しているのでしょうし、役人にビジネスに関する有用な知見があるかと言えば申し訳ないですが疑問に感じます。

単なるexcuseとして監視するのは税金の無駄ですので、どうせやるなら実効性のあるものにしてほしいですね。



さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

前回の「キャンペーンを斬る」では、ローソン銀行の「定期預金キャンペーン」を取り上げました。気になる金利はこのようになっています。

■ローソン銀行「定期預金キャンペーン」

・1ヶ月 : 0.25%

・2ヶ月 : 0.25%
・3ヶ月 : 0.25%

期間は1ヶ月~3ヶ月ながら、金利は0.25%ということでインパクトはありますね。さらに今のところ誰でも利用できそうな点もいいですね。まだまだ少数かもしれませんが、既存のローソン銀行の顧客も利用できるということです。

キャンペーンは2020年1月30日までですのでご注意ください。

さて投票結果ですが、5つ★満点で「3.2」。真ん中が3つ★ですのでほぼ真ん中の評価ですね。

金利水準を考慮すればもうちょっと評価は高くてもいいのかなと思いましたが、期間が短いのと、やはり新規参入銀行という点は引っ掛かったでしょうか。

では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は1月20日まで。

>>>ローソン銀行の「定期預金キャンペーン」について詳しくはこちらから

投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=792

前回のコラム:「ローソン銀行:円定期3ヶ月0.25%」

今回は、SBJ銀行の「ミリオくん」「ミリオくん2」を取り上げたいと思います。



ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:5年)



2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。

ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。

となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。

2018年7月には日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、今後の長期金利は「-0.2%~+0.2%」の範囲内で動いていくことになりましたが、それでもその上限は「0.2%」と低いままです。

加えてその後は世界的な金利低下傾向やFRBの連続利下げを受けて長期金利は大きく下がっています。本日の長期金利は「-0.020%」と一時の大幅なマイナス水準から回復したものの引き続き歴史的な低水準です。

いつか我々の目が黒いうちに金融緩和が縮小され、金利が自然に上昇することを願いたいと思います。

さて本題に戻りまして、12月となり冬の定期預金キャンペーンが徐々に始まってくるタイミングですが、一方で「通常金利がいい銀行」も見逃せません。そうした銀行の1つがSBJ銀行です。

韓国の新韓銀行の日本法人であるSBJ銀行ですが、通常金利はこのようになっています。

■SBJ銀行「円定期預金」

・1年:0.15%
・3年:0.20%
・5年:0.25%


これだけでもかなりの好金利ですが、新規客限定×上限100万円ながら「ミリオくん」「ミリオくん2」の金利はこうなっています。

■SBJ銀行「ミリオくん」「ミリオくん2」

<ミリオくん>

1年:0.20%

<ミリオくん2>

2年:0.25%

上限100万円とは言え0.20%&0.25%ということで・・・高水準です。「広告宣伝目的」ということなのでしょう。

さらにSBJ銀行の魅力としては、普通預金などの期間が短い預金も高水準という点が挙げられます。特別金利付与型普通預金「普通預金プラス」の金利水準はこうなっています。

■SBJ銀行/特別金利付与型普通預金「普通預金プラス」

・通常利息0.02%+追加利息0.08%=0.10%

高水準ですね・・・しかも普通預金ですのでATMからの入出金や振り込みもできるようです。

となると気になるのが「追加利息」の仕組みですが、

・月内の最低残高(毎日の最終残高のうち最も低い最終残高、上限1,000万円)に対し、1ヶ月分の追加利息が翌月支払われる

とのことで、特に落とし穴はなさそうです。

あえて言えば、1ヶ月の普通預金の最低残高を基準にその0.08%が追加で支払われるわけですから、お金を引き出すのは月初が良さそうです。

ちなみにSBJ銀行は「」という頭文字がついているように、日本に本店のある日本の銀行ですので、その円預金は1,000万円まで預金保険の対象となります。その点では元本が1,000万円以下である限り、何があろうと安心して利用して良いですね。

ご興味がある方は検討してみてください。

では、ここで主要な銀行の1年もの定期預金の金利と比較してみたいと思います。

■1年もの定期預金金利比較(300万円以上)

・住信SBIネット銀行 0.60% ※新規客向けキャンペーン金利、3ヶ月
・ローソン銀行 0.25% ※キャンペーン金利、3ヶ月
・東京スター銀行 0.25% ※投資商品100万円以上
SBJ銀行 0.20% ※新規顧客向け、上限100万円
・住信SBIネット銀行 0.20% ※キャンペーン金利
・あおぞら銀行 0.20% ※BANK支店
・オリックス銀行 0.20%
・SBJ銀行 0.15%
・ソニー銀行 0.15%
・楽天銀行 0.11%
・東京スター銀行 0.10% ※6ヶ月
・じぶん銀行(現auじぶん銀行) 0.05%
・新生銀行 0.03% ※2週間満期
・PayPay銀行 0.02%
・三菱UFJ銀行 0.01%


やはり、SBJ銀行高水準ですね!

ではこの上限100万円で1年0.20%・2年0.25%となる、SBJ銀行の「ミリオくん」「ミリオくん2」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・高金利を評価して「★★★★★」としたいと思います。つまり満点ということですね。投票は1月27日まで。

>>>SBJ銀行の「ミリオくん」「ミリオくん2」について詳しくはこちら

■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html


【読者アンケート】上限100万円で1年0.20%・2年0.25%となる、SBJ銀行の「ミリオくん」「ミリオくん2」。あなたの評価は?(投票は1月27日まで)  >>>投票はこちら

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