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SBI証券:SBI債2年0.60%

執筆者: ginko (2020-03-28)

ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「SBI証券:SBI債2年0.60%」です。

この土日は都内では外出自粛要請が出ていますね。都内で連日40人以上の感染者が出ているための措置ですが、しかしそれでも東京都内の感染者は297人で、仮にその10倍いたとしても約3,000人なわけですからちょっと過剰反応かな?という気はします。

こうした感染症は国民の過半が免疫を持たないと終息しないわけで、むしろポイントは「コントロールしながら感染者を増やしていく」ということになるわけですが、今の行政は「新規感染をゼロにする」という方針に見えてなりません。

そうすると今のような自粛が何年も続くことになります。もしかするとワクチンや抗ウイルス薬が出るまで待つということかもしれませんが、それでもやはり数年はかかります。

そんなことになれば多くの企業が潰れてしまいますし、コロナ以上の死者が出るのは間違いありません。難しい問題ではありますが、我々は「感染者の数」ではなく、「重症者」や「死者」の数に注目すべきなのでしょうね。



さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

前回の「キャンペーンを斬る」では、三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim」を取り上げました。

・外国株に投資するインデックスファンド

・手数料無料

・信託報酬0.5%以下

・残高100億円以上

この条件でSBI証券の検索機能を利用すると以下のようなファンドが残ります。信託報酬を併記するとこうなります。

・ニッセイ外国株式インデックスファンド : 0.1023%

・eMAXIS Slim 先進国株式インデックス : 0.1023%

・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) : 0.1144%

・eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) : 0.1144%

・楽天・全世界株式インデックス・ファンド (愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)) : 0.222%

いずれもMSCIの各株価指数に連動した動きを目指すインデックスファンドですので成績はどれも変わりません

また手数料無料であり、残高も100億円以上あるのであれば、後の判断基準は「信託報酬」ということになります。信託報酬は運用会社が徴求する手数料のようなものですね。

これらの中で最も信託報酬が低いのは「ニッセイ外国株式インデックスファンド」と「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」です。

残高だけを比べると前者の「ニッセイ外国株式インデックスファンド」の方が1,187億円と多いですが、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」も652億円と必要十分ですし、このeMAXISはシリーズ化されていてそれ以外のインデックスファンドが充実している点も魅力です。

さて投票結果ですが、5つ★満点で「4.0」。最高が5つ★ですのでかなり高い評価ということですね。

こうした「筋の良いファンド」がどんどん増えてくるといいですね。

では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は4月14日まで。

>>>三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim」について詳しくはこちら

投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=870

前回のコラム:「三菱UFJ国際投信:eMAXIS Slim」

今回は、SBI証券のSBI債を取り上げたいと思います。



ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:5年)



2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。

ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。

となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。

2018年7月には日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、今後の長期金利は「-0.2%~+0.2%」の範囲内で動いていくことになりましたが、それでもその上限は「0.2%」と低いままです。

加えてその後は世界的な金利低下傾向やFRBの連続利下げを受けて長期金利は大きく下がっています。

しかし本日の長期金利は「+0.005%」とコロナショックの割にはプラス水準を維持していますね。なぜでしょう?それでも歴史的な低水準にあることには変わりはありませんが。

いつか我々の目が黒いうちに金融緩和が縮小され、金利が自然に上昇することを願いたいと思います。

さて本題に戻りまして、時期的には3月末ということで定期預金キャンペーンについては「閑散期」ですが、そうした中では「定期預金以外の商品」も検討してみるのも手ですね。

そうした場合に候補になりそうなのでが、SBI証券SBI債です。要はSBI証券の発行する社債です。

社債についてはこれまで何度も取り上げたことがありますが、利率は最初から決まっていて、満期になれば元本が還ってくるという点では、ほぼ定期預金のような商品です。

が、注意事項としては以下の通りです。

・途中解約という概念がないので、換金したくなれば市場でその社債を売るしかないが、その時の値段によっては元本割れする可能性がある。

・その会社が存続する限りは元本保証ですが、万が一、その会社が倒産したり法的整理になったりすると、元本が大幅にカットされる可能性がある。預金を肩代わりしてくれる「預金保険」のような制度がない。

素人としては特に後者の、発行会社が傾いてしまうリスクというのがよく分からない点ですね。そうしたリスクと見返りに金利は比較的高くなっているのが通例ですが、このSBI債の金利はと言うとこうなっております。

■SBI証券:第40回SBI債

・2年:0.60%


期間2年で0.60%ということですから、前回取り上げた時の0.43%から上昇しており高金利ですね!コロナショックの影響もあるのでしょうか。

また、2年後にSBI証券の経営が傾いてしまっている可能性も、直感的にはほぼないと思いますから、その点でも魅力的な気がします。

もちろん、超優良企業から一気に破綻が懸念される状態まで転げ落ちてしまうケースは0ではありませんし、特に相対的にリスクの大きい金融機関はそういった「突然死」の可能性があります。目下、コロナショックの真っ最中ですしね。

過剰に怖がる必要はありませんが、「リスクがある分金利が高い」という原則は常に頭に入れておきたいものです。SBI証券の格付けもR&Iの評価で「BBB+」ということですから、投資できるギリギリの水準であるという認識も必要です。

とは言いながら、この金利はやはり相場よりは高いとは思います。

加えて今回も「先着順」というのも良いですね!買いたい方はお急ぎください。

残念ながら興味はあるけれども間に合わないという方は、口座を開設し、購入用の資金を準備した上で「次回」を待っていただければと思います。

ちなみにSBI証券の業績はどうなっているかと言うと、2019年3月期決算は323億円の黒字決算となっています!巨額ですね。

マーケット状況を考えると今後は多少逆風も吹きそうですが、他の業界と比較すれば影響は限定的なのではないかと思います。

引き続き着実に利益を稼いでこのSBI債のような形で顧客還元が図られることを祈りたいと思います。

ではこの、SBI証券の発行する社債である2年0.60%の「SBI債」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・社債としてのリスクはありますが、高金利であることを勘案して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。先着順というのもいいです。投票は4月28日まで。

>>>SBI証券の口座開設はこちらから

■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html


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