ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「マネックス証券:ソフトバンクG既発債1.38%」です。
報道によればGoogleが国内のスマートフォン決済会社を買収し、インドや米国に続き日本でも2022年をめどに送金・決済サービスを始めるもよう・・・とのことです。
筆者の電子決済はクレジットカードで止まっていますが、まずは電子マネーが出てきて、今はQR決済が徐々にシェアを高めているようですね。
そうした中でこのGoogle決済がどの会社のライバルとなり、利用者にどのような利便性を提供するのかは分かりませんが、競争自体は良いことだと思う一方で、決済自体はあまり儲からない分野であり果たしてGoogleにどんなメリットがあるのかな?と思わないでもありません。
こうした話が出てくると「既存の銀行が死ぬ」という話になりますが、銀行の収益の根源は貸し付けと運用であって、さらにどんな決済であっても入り口と出口は銀行口座なわけですからほとんど全く影響はないですね。いくらコンビニATMが広がろうとも収益に大きな影響を受けていないのと同じ理屈です。
Googleはどのようにビジネスを構築していくのでしょうか。
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。
前回の「キャンペーンを斬る」では、auじぶん銀行の「夏の特別金利キャンペーン」を取り上げました。キャンペーンの気になる金利はと言うと・・・
■auじぶん銀行/「夏の特別金利キャンペーン」
・1年 : 0.20%
1年ものが0.20%ということですね。auじぶん銀行の昨年のキャンペーン金利は0.25%でしたので少し下がりましたが、それでも十分魅力的です。
キャンペーン期間は7月31日までとなっていますのでご興味がある方はお急ぎください。
さて投票結果ですが、5つ★満点で「3.9」。最高が5つ★なので良い評価です。
金利が0.2%台だとやはり良い評価となりますね。
では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は8月3日まで。
>>>auじぶん銀行の「夏の特別金利キャンペーン」について詳しくはこちらから
投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=1216
前回のコラム:「auじぶん銀行:円定期1年0.20%」
今回はマネックス証券のソフトバンクグループ既発債を取り上げたいと思います。
ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。
■長期金利推移(グラフ期間:5年)
2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。
さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。
ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。
となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。
2018年7月と2021年3月には日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、長期金利は現在「-0.25%~+0.25%」の範囲内で動いていくことになりましたが、それでもその上限は「0.25%」と低いままです。
本日の長期金利も「0.030%」とジワジワ下がってきました・・・金利が本格的に上昇するのはまだまだ先ですね。
さてそのように低金利の中では通常の銀行預金以外の金融商品の利用を検討しても良いかもしれません。
そうした時に候補に入ってくるかもしれないのが、マネックス証券が取り扱うソフトバンクグループ社債の「既発債」です。
まず社債の説明ですが、利率は最初から決まっていて、運用期間中は上がることも下がることもありません。そして満期になれば元本と利息が還ってくるという点では、ほぼ定期預金のような商品です。
ただ定期預金と大きく違うのは2点あって、1つ目は途中解約という概念がない、ということですね。どうしても換金したくなれば市場でその社債を売るしかありませんが、その時の値段は、その会社の信用力や金利環境によって変わってきます。場合によっては元本割れする可能性があります。
2つ目は預金保険の対象ではない、ということですね。もちろんその会社が存続する限りは元本保証ですが、万が一、その会社が倒産したり法的整理になったりすると、元本が大幅にカットされる可能性があります。購入する際にはその会社の信用力・安全度をしっかり見届ける必要があります。
このソフトバンクグループ社債は「無担保」ということですから尚更ですね。
で、ここまでが「社債」の説明ですが、今回ご紹介するのはその「既発債」ということになります。
既発債とはその名前の通り、「既に発行されている債券」ということで、誰かが換金しようと売りに出した債券ということになります。要するに「中古社債」ですね。車や住宅と違って何か傷がついていたり、経年劣化するということはありませんが。
では、そのマネックス証券が取り扱う、ソフトバンクグループ社債の「既発債」の気になる金利はと言うと以下の通りです。
■マネックス証券が取り扱う、ソフトバンクグループ社債の「既発債」
・第56回ソフトバンクグループ無担保社債
利回り : 1.38%
残存期間 : 約5年
利回りは1.38%とかなり高水準ですから十分検討可能と言えそうですね。しかもいつもご案内しているSBI証券の場合は同じソフトバンクグループ社債でもこのような金利水準となっています。
期間が微妙に異なりますが、しかしそれでも0.625%~0.720%ということで、マネックス証券の方が高利回りですね!おそらくマネックス証券の方が手数料が少ないのだと思います。
加えて「今すぐ買える」という点でも検討可能と言えそうです。
ただしソフトバンクグループ債についてはいつもご案内しているように、カギとなるのは当然のことながらソフトバンクグループの信用力ということになります。ソフトバンクグループはもはや投資ファンドでありその業績は株価に大きく影響されます。
JCRという日本の格付け機関は「AA-」と高い格付けを付与していますが正直甘いですね。というか甘すぎです。
5年以内にソフトバンクグループが倒産してしまう可能性は低いとは思いますが、ゼロではありません。こちらの社債を検討される方は「ジャンク債を購入する」というリスク感覚を強くもって投資の可否を慎重にご判断いただければと思います。
ではこの、期間が約5年で利回りが1.38%となる、マネックス証券が取り扱うソフトバンクグループ既発債。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・リスクがありつつも比較的好金利であることを評価して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。筆者も甘いです。
アンケートの投票は8月10日まで。
>>>マネックス証券が取り扱う、ソフトバンク既発社債について詳しくはこちらから
■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html
【読者アンケート】期間が約5年で利回りが1.38%となる、マネックス証券が取り扱うソフトバンクグループ既発債。あなたの評価は?(投票は8月10日まで)
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