ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「新生銀行:円定期1ヶ月0.20%」です。
世界的なインフレが続いていますが、注目されていた昨日発表のアメリカのインフレ率は何と年8.6%上昇ということで40年ぶりの水準だそうです。
40年前と言えば1982年。オイルショックよりは随分と後ですが、それだけ経済が好調だった面もあるのでしょうね。
他方で21世紀の先進国ではグローバル経済と少子高齢化の影響でインフレはすっかり過去のものとなっていました。
その常識をひっくり返したのが今回のインフレなわけですね。
とは言いつつ世界経済の基盤や人口動態が変わったわけではありませんので、これはリベンジ景気やウクライナ侵攻による一時的なものなのでしょう。
デフレは嫌だけどインフレも困るということなら消費者のワガママという気もしますが、やはり2%程度のインフレがちょうどいいのでしょうね。早く物価が落ち着くことを期待したいと思います。
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。
前回の「キャンペーンを斬る」では、SBI証券の「クレディセゾン債」を取り上げました。気になる金利はと言うと以下の通りです。
■SBI証券が取り扱うクレディセゾン債
・株式会社クレディセゾン 第92回無担保社債(社債間限定同順位特約付)
・期間:約5年
・利率:0.40%
5年で0.40%と言う事ですから預金金利に比べればいいですね!
またこのクレディセゾン債の格付けはR&Iという格付け機関で「A+」となっています。一定の安心感があります。
さて投票結果ですが、5つ★満点で「2.9」。つまり真ん中の3つ★を下回る少し残念な結果となってしまいました・・・。
金利は良いと思うのですけれどね。なぜなんでしょう。
では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は6月27日まで。
>>>SBI証券が取り扱う、クレディセゾン債について詳しくはこちらから
投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=1463
前回のコラム:「SBI証券:クレディセゾン債5年0.4%?」
今回は新生銀行のパワーダイレクト円定期預金を取り上げたいと思います。
ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。
■長期金利推移(グラフ期間:5年)
2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。
さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。
ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。
となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。
2018年7月と2021年3月には日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、長期金利は現在「-0.25%~+0.25%」の範囲内で動いていくことになりましたが、それでもその上限は「0.25%」と低いままです。
本日の長期金利も「0.25%」と以前に比べれば跳ね上がり、ついに上限に達しましたが、しかし低水準です。
いつか異次元緩和が解除され金利が上昇することを祈りたいと思います。
さてそのように市場金利についてはまだ低水準にある中で、あえて金利をアップしている銀行もあります。そうした銀行の1つが新生銀行
です。
新生銀行の「パワーダイレクト円定期預金」の気になる金利はと言うと・・・
■新生銀行「パワーダイレクト円定期預金」
・1ヶ月 : 0.2%
・3ヶ月 : 0.1%
・6ヶ月 : 0.1%
1ヶ月ものの金利が一番高いという謎設定ですね・・・この金利であれば1ヶ月0.2%の一択となります。ずっと継続し続ければいいわけですからね。
ずっとこの高金利が続いてほしいものです。
さらに新生銀行の場合、残高別の優遇制度を提供しておりまして、この定期預金に200万円以上預けると自動的に「新生ゴールド」というステータスとなり以下のような優遇が受けられます。
・他行あてネット振込手数料 : 月5回無料
・コンビニATM手数料 : 何回でも無料
・円定期の金利優遇
・外貨為替手数料優遇
・住宅ローン優遇
分かりやすいのはネット振込みとコンビニATM手数料無料ですが、手数料削減メリットが利息のメリットよりはるかに大きいのは間違いありません。
一応、計算すると、他行宛て振込みの手数料が通常300円だとして、月5回無料というのは月1,500円。コンビニATMの手数料が200円としてこちらも月5回使うとすると月1,000円。合わせて年間30,000円。元本が200万円とすると、税引き前金利に換算すれば「年1.875%」相当の利回りということになりますね。
それぞれ月5回ずつ、いつも使うかどうかは別にしても、0.20%の金利を上回る経済的メリットがあるということです。
こういった点も参考にしてみてはいかがでしょうか。
最後に主要な銀行の1年もの定期預金の金利と比較してみたいと思います。
■1年もの定期預金金利比較(300万円以上)
・新生銀行 1.00% ※新規顧客向け、3ヶ月
・新生銀行 0.20% ※1ヶ月
・SBJ銀行 0.20% ※キャンペーン金利
・UI銀行 0.20%
・東京スター銀行 0.20% ※新規顧客向け
・あおぞら銀行BANK 0.20%
・オリックス銀行 0.17%
・東京スター銀行 0.10% ※6ヶ月
・auじぶん銀行 0.05%
・新生銀行 0.03% ※2週間満期
・ソニー銀行 0.02%
・住信SBIネット銀行 0.02%
・楽天銀行 0.02%
・PayPay銀行 0.02%
・三菱UFJ銀行 0.002%
上位は0.2%でズラっと並んでいますね。新生銀行の金利ももちろん高水準です。
ではこの、1ヶ月円定期の金利が0.2%となる、新生銀行の「パワーダイレクト円定期預金」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・好金利を評価して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。投票は7月11日まで。
>>>新生銀行の「パワーダイレクト円定期預金」について詳しくはこちらから
■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html
【読者アンケート】1ヶ月円定期の金利が0.2%となる、新生銀行の「パワーダイレクト円定期預金」。あなたの評価は?(投票は7月11日まで)
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