ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「SBI証券:日本ハムファイターズボンド5年約0.4%」です。
日銀が24年ぶりとなる為替介入を行いました。円安が急激に進み、1ドル=145円を下回るような展開は、日本経済にとってデメリットが大きいという判断なのでしょう。
円安自体は日本経済にとってプラスなのでしょうけれど、「急激に進む」のは良くないということなのだと思います。
歴史的な介入の甲斐あって145円台から140円台へ一気に5円近くも円高になりましたが、足元の為替相場は1ドル=143円まで戻しており、すでに介入効果の半分が消え去ったことになります。
やはり介入の効果は一時的で、すぐに元のトレンドへ、つまりは円安トレンドに戻っていくのではないでしょうね。
日銀にとって円を売るのは無限にできますが、ドルを売るのは有限ですから。
もし本気で円安トレンドを転換させようとするなら、日本も金利を上げる必要がありますが、利上げは景気を冷やすことになりますので、なかなか難しい選択です。
そもそも放っておいても、そのうちアメリカでの利上げが終了し、為替も円高に巻き戻っていくのでしょうから、あまり短期的な為替の動きにジタバタしても仕方ないというのもあります。
とは言いつつ一度こぶしを振り上げてしまった以上、それなりに戦うしかありません。日銀と為替市場との戦いに注目です。
さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。
前回の「キャンペーンを斬る」では、SBI証券が取り扱うZホールディングス債を取り上げました。具体的な金利水準はと言えば・・・
■SBI証券:Zホールディングス株式会社 第23回無担保社債(社債間限定同順位特約付)
・5年:0.76%
期間5年で0.76%ということですからまずまずの金利ですね。
さて投票結果ですが、5つ★満点で「3.4」。真ん中が3つ★ですからまずまずの評価ですね。
では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は10月17日まで。
>>>SBI証券の口座開設はこちらから
投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=1538
前回のコラム:「SBI証券:Zホールディングス債5年0.76%」
今回はSBI証券が取り扱う日本ハムファイターズボンドを取り上げたいと思います。
ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。
■長期金利推移(グラフ期間:5年)
2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。
さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。
ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。
となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。
2018年7月と2021年3月には日銀が長期金利の変動幅を拡大させたことから、長期金利は現在「-0.25%~+0.25%」の範囲内で動いていくことになりましたが、それでもその上限は「0.25%」と低いままです。
本日の長期金利も「0.230%」と再び上昇してきましたが、やはり低水準です。
いつか異次元緩和が解除され金利が上昇することを祈りたいと思います。
さて本題に戻りまして、時期的には9月ということで定期預金キャンペーンについては「閑散期」に入りつつありますが、そうした中では「定期預金以外の商品」も検討してみるのも手ですね。
そうした場合に候補になりそうなのでが、SBI証券が取り扱う日本ハムファイターズボンドです。要は日本ハム社の発行する社債です。
社債についてはこれまで何度も取り上げたことがありますが、利率は最初から決まっていて、満期になれば元本が還ってくるという点では、ほぼ定期預金のような商品です。
が、注意事項としては以下の通りです。
・途中解約という概念がないので、換金したくなれば市場でその社債を売るしかないが、その時の値段によっては元本割れする可能性がある。
・その会社が存続する限りは元本保証ですが、万が一、その会社が倒産したり法的整理になったりすると、元本が大幅にカットされる可能性がある。預金を肩代わりしてくれる「預金保険」のような制度がない。
素人としては特に後者の、発行会社が傾いてしまうリスクというのがよく分からない点ですね。そうしたリスクと見返りに金利は比較的高くなっているのが通例ですが、この日本ハムファイターズボンドの金利はと言うとこうなっております。
■SBI証券:日本ハム株式会社 第15回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(サステナビリティボンド)(愛称:北海道日本ハムファイターズボンド)
・5年:0.30%~0.50%
まだ仮条件ですが、通例ではその真ん中くらいですから期間5年で0.40%とすると悪くない金利ですね。
また、5年後に日本ハム社の経営が傾いてしまっている可能性も、直感的にはほぼないと思いますから、その点でも魅力的な気がします。
もちろん、超優良企業から一気に破綻が懸念される状態まで転げ落ちてしまうケースは0ではありません。過剰に怖がる必要はありませんが、「リスクがある分金利が高い」という原則は常に頭に入れておきたいものです。
ただ日本ハム社の格付けはR&Iの評価で「A」ということですから、信用力は高いとは言えそうです。
そう考えると、この金利はそれなりに魅力的だと思います。発行額も200億円ですから、瞬間的に売り切れることはなさそうです。募集期間は11日(火)12時~20日(木)14時となっています。
気になる方はチェックしてみてください。
ではこの、SBI証券が取り扱う5年約0.4%の「日本ハムファイターズボンド」。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・社債としてのリスクはありますが、まずまずの金利と信用力を勘案して「★★★★★」としておきます。つまり満点ですね。投票は10月25日まで。
>>>SBI証券の口座開設はこちらから
■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html
【読者アンケート】SBI証券が取り扱う5年約0.4%の「日本ハムファイターズボンド」。あなたの評価は?(投票は10月25日まで)
>>>投票はこちら
思い立ったら、今すぐこの場で資料請求!
銀行.info メインメニュー