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楽天証券:大和証券グループ本社債1年0.8%?

執筆者: ginko (2024-02-24)

ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「楽天証券:大和証券グループ本社債1年0.8%?」です。

永遠に超えることはないと思われていた日経平均の過去最高値である3万8,915円ですが、今週遂に超えましたね!株価は「上がればいい」と言うほど簡単なものではありませんが、とは言えこれでようやく日本株も「バブルのトラウマ」から卒業できることになりました。

1989年から2024年まで35年ですか!長いですね・・・長すぎです。

ただここまでバブルの後始末に時間がかかった点にこそ、日本社会の本質が詰まっている気がしますね。ドラスティックな変化を避け、痛みを先送りし、雇用を守り続けてきた結果、社会の平穏と引き換えに競争力を失った35年という気がします。

とは言いつつ、社会の平穏もそれなりに大切ですから、バブル崩壊の後始末の方法としては1つの解ではあったのでしょうけれど。

今回の株高については、「中国包囲網の漁夫の利」という指摘もありますが、個人的にはやはり「円安バブル」の効果も相当に大きいのだと思います。とすると円高に伴う、「バブル崩壊2.0」の可能性も十分にあるわけで、熱狂の影で膨らむリスクについては十分注意したいものです。



さて、まずは前回取り上げた商品・キャンペーンのみなさんの評価をみてみたいと思います。

前回の「キャンペーンを斬る」では、SBI証券が取り扱うソフトバンクグループ債を取り上げました。気になる金利はと言うと以下の通りです。

■SBI証券が取り扱う、ソフトバンクグループ社債

・商品名:ソフトバンクグループ株式会社第59回無担保社債
・満期償還日:2031/3/14
・期間:約7年
・利率:(仮条件)年2.70%~年3.30%

まだ仮条件ですが、真ん中くらいに落ち着くとすれば約3.00%ということですね。7年という期間を考慮しても3%が高利回りであるのは間違いありません!

他方で7年後にソフトバンクグループが生き残っているかどうかは分かりません。

ソフトバンクグループ社の格付けは、JCRという日本の甘い格付け機関では「BBB」から「A-」へ改善されたようではありますが。

株価次第で巨額の損失を計上してきたこともあり、リスク感覚を強くもって投資の可否を慎重にご判断いただければと思います。

さて投票結果ですが、5つ★満点で「3.3」。真ん中が3つ★ですからそこそこの評価です。

投票の内訳を見ると良い評価も悪い評価もあるという感じではあります。

では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。投票は3月17日まで。

>>>SBI証券が取り扱う、ソフトバンクグループ社債について詳しくはこちらから

投票:https://www.ginkou.info/enquete/?p=1929


前回のコラム:「SBI証券:ソフトバンクG債3.0%?」


今回は楽天証券が取り扱う大和証券グループ本社無担保セキュリティトークン社債を取り上げたいと思います。



ここでいつものように世の中の金利動向をチェックしておくと、こうなっております。

■長期金利推移(グラフ期間:5年)



2013年4月初旬の「異次元緩和」以降、一時的に金利が上昇することはあっても、全体的には長期金利は徐々に低下しています。つまりは超・低金利傾向が鮮明となってきているわけですね。

さらに大きな金利低下圧力になったのが2014年10月31日に発表された追加金融緩和策です。しかし金利の「最大の刺客」は2016年1月末にやってきました。皆さんよく御存じの「マイナス金利」政策です。これが驚くくらいに市場に波及し、長期金利はマイナス水準まで低下しました。

ただ2016年後半からは新しい金融緩和の枠組み=イールドカーブコントロールが始まったこともあって長期金利はプラス水準に回復しました。

となると預金者としては更なる金利上昇を期待してしまいますが、しかし日銀が長期金利の操作目標を「0%」に設定している以上、そこから大きくかい離して上昇するというのは考えにくいですね。

とは言いつつ2018年7月、2021年3月、2022年12月、そして2023年7月と、日銀が長期金利の変動幅を拡大してきたことから、長期金利の上限は「1%」まで引き上げられています。

他方、懸念されるのはアメリカの金融政策が「利下げ」に向かい始めたことで、日本の金利もピークアウトしたように見える点ですね。本日の長期金利は「0.715%」と上がったり下がったりですが、ピークに比べれば低下しています。

さて、定期預金金利は全体的にはまだまだ低迷しているわけですが、単なる預金以外での運用を検討したいという方もおられるかもしれません。そうした時に候補に入ってくるかもしれないのが、今回取り上げる楽天証券が取り扱う「大和証券グループ本社無担保セキュリティトークン社債」です。要は大和証券が発行する社債です。

大和証券の発行する債券なら、大和証券が売りさばけばいいような気もしますが、楽天証券にとってもWIN-WINではあるのでしょう。

公社債についてはこれまで何度も取り上げたことがありますが、利率は最初から決まっていて、満期になれば元本が還ってくるという点では、ほぼ定期預金のような商品です。

が、注意事項としては以下の通りです。

・途中解約という概念がないので、換金したくなれば市場でその公社債を売るしかないが、その時の値段によっては元本割れする可能性がある。

・発行団体が存続する限りは元本保証ですが、万が一、その団体が解散したり法的整理になったりすると、元本が大幅にカットされる可能性がある。預金を肩代わりしてくれる「預金保険」のような制度がない。

素人としては特に後者の、発行団体が傾いてしまうリスクというのがよく分からない点ですね。

そうしたリスクと見返りに金利は比較的高くなっているのが通例ですが、この大和証券グループ本社無担保セキュリティトークン社債の金利はと言うとこうなっております。

■楽天証券:大和証券グループ本社無担保セキュリティトークン社債

・正式名称:株式会社大和証券グループ本社無担保セキュリティトークン社債(社債間限定同順位特約および譲渡制限付)
・期間:1年
・格付け:A(R&I)/A+(JCR)
・販売期間:2024年3月12日(火)9:00~3月18日(月)14:30
・利率(年率):【仮条件】0.80%(税引前)

まだ仮条件ではありますが、期間1年で0.8%ということですから高利回りであるのは間違いありません。1年後に大和証券の経営が傾いている可能性もほぼゼロでしょうからね。

なお注意事項として以下のような点が付記されています。

・利金は現金ではなく、楽天Edyが発行する楽天キャッシュで支払われます。
・譲渡制限が付いており、原則中途売却ができません。

利息は「楽天キャッシュ」と呼ばれるポイントの形で支払われるようですね。楽天のものなので使い道に困ることはないと思いますが、注意が必要です。

加えて譲渡制限がついているので途中で換金できないということです。期間1年ではありますが、絶対使わない資金での運用が必須となります。

あとは管理がセキュリティトークンという形でなされるのも特徴ですね。利用者にとっては直接的にはあまり関係なさそうですが、管理コストが安ければその分、高利回りで還元される可能性があります。

販売期間は「2024年3月12日(火)9:00~3月18日(月)14:30」となっていますので興味がある方はチェックしてみてください。

ではこの、利率が約0.8%で期間が1年の、楽天証券が取り扱う大和証券グループ本社無担保セキュリティトークン社債。あなたの評価を教えてください。筆者は・・・「★★★★★」としておきます。つまりは満点ですね。アンケートの投票は3月24日まで。

>>>楽天証券の口座開設はこちらから

■最新の定期預金金利比較はこちら
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html


【読者アンケート】利率が約0.8%で期間が1年の、楽天証券が取り扱う大和証券グループ本社無担保セキュリティトークン社債。あなたの評価は?(投票は3月24日まで)  >>>投票はこちら

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