ユーザー参加型の銀行比較・ランキングサイトである銀行infoがご案内する、最新の銀行キャンペーンに関するニュース。今回は「5月の金利比較、更新しました(その1)。」です。
5月となりました。いつものように、まずは口座サービスと円定期預金金利比較、FX比較、住宅ローン金利比較を更新しております。
1.インターネットバンキング・ATMサービス比較
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id7.html
銀行サービスを巡る動きとしては、
三菱UFJ銀行が
店頭およびATMでの振込手数料を最大990円に引き上げると発表しています。目的はネット誘導ということなのでしょうけれど、サービスとしてはもちろん「
改悪」ですね。
みずほ銀行も
新規顧客の通帳を1,100円に有料化しました。優遇サービスである「
みずほマイレージクラブ」も、
セブン銀行とローソン銀行のATM無料特典を終了しました。
こうした動きは他のメガバンクも同様で、
三井住友銀行も平日昼間は無料だったゆうちょ銀行のATM手数料を
有料に切り替えています。
りそな銀行もコンビニATM利用手数料を
値上げしています。いやはや。今後、これらの銀行の口座開設を検討されている方はご注意ください。
さて口座サービスの評価ですが、
PayPay銀行が、2012年7月から口座維持手数料を無料化し、これで
主要銀行では全て口座維持手数料が無料化されました。口座維持手数料を設けて、冷やかしではない「本気」の顧客だけを優遇する考え方は合理的ですし、筆者自身は嫌いではない仕組みだったので、少し残念な気持ちもします。
この10万円未満の残高の場合、ポイントとなるのは、
1.コンビニのATMを24時間無料で使えるか
2.振込が安くできるか
の2つです。
その点では、現時点では
住信SBIネット銀行と
SBI新生銀行、
東京スター銀行、
UI銀行、そして
SBJ銀行がいいですね。★★★とします。
なお、2024年の当サイトのユーザー人気ランキングでは、
SBI新生銀行が1位となっています。
■口座サービスランキング
https://www.ginkou.info/ranking/index.html#rank2
2.円預金・円定期預金比較
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_id8.html
今月は
SBI新生銀行の金銭信託「
パワートラスト」と「
パワートラストNeo」が新しいキャンペーン、商品となります。また
東京スター銀行と
UI銀行が金利をアップしていますね!すばらしい。
さて評価ですが、前月同様、
オリックス銀行の金利を基準にしたいと思います。ですから基準としては
・「1年もの」で0.20%
・「5年もの」で0.40%
と同等か、超えることが評価のポイントとなってきます。その基準から★★★は
UI銀行、
オリックス銀行、
SBI新生銀行、
あおぞら銀行BANK、
東京スター銀行、
住信SBIネット銀行、そして
個人向け国債になりました。
中でも、
SBI新生銀行の「
2週間満期預金」、もしくは「
パワーステップアップ預金」を利用すると振込み手数料が月5回~10回まで無料になります。仮に振込手数料が1回あたり300円とすると月1,500円~3,000円のメリットが出てくることになります。年利換算すれば元本30万円の場合、
7.5%の利回り、ということになりますね。こういった点も参考にしてみてはいかがでしょうか。
さらに、
楽天証券の個人向け国債「変動金利10年」も良いですね。変動金利で、今後の金利上昇メリットを得ながら、足元でもプラスの金利を維持していますね。ネックとなるのは期間の長さですが、個人向け国債の中途解約のペナルティは直近1年間の利息だけですから、資金使途の決まっていない資金の受け皿としても十分利用可能です。
市場金利は2008年のリーマンショックや2011年の震災以降、株式相場の混乱や景気の後退を受けて、大きく下落してきました。
こうした流れが変化したのが2013年4月のことで、4月初旬を底に長期金利は上昇し、5月にはさらに急上昇しました。これは同年4月4日に発表された黒田・日銀による異次元の金融緩和策の影響ですね。
通常、金融緩和が実施されれば金利は低下するものですが、今回の金融緩和策は異例の規模だったことから国債市場が混乱し、むしろ金利が上昇する結果になった、ということではないかと思います。
とは言いながら、金融緩和によって金利が上昇するというのはやはりおかしな動きで、実際のところそうした混乱が収まった2013年5月以降は再び金利の低下傾向が鮮明となりました。
さらに2014年10月末には日銀の「
追加金融緩和」が発表されたわけですが、しかしながらこうした「
異次元緩和」の最大のハイライトは2016年1月に発表された「
マイナス金利」ですね。マイナス金利と言ってもあくまで日銀の当座預金に設定されるものですので、個人の預金金利に直接影響を与えるものではありませんが、素直に反応した長期金利はマイナス水準となり、文字通り異次元の金利が出現しました。
ただ2016年7月末に発表された金融緩和の内容が小規模だったことから長期金利が反転し、2022年12月に日銀が
長期金利の上限を
+0.25%から
+0.50%に拡大し、さらに2023年7月には、「
上限を1%まで超過することを容認する」という、実質的な利上げもあり、長期金利は上昇してきました。
そしてついに2024年3月には「
マイナス金利の解除」「
イールドカーブコントロールの終了」が決定し、日本の金融政策は大きな転換点を迎えました!足元の長期金利も
0.890%と再び上昇してきています。
中長期的には世界の政策金利が利下げに向かう中で、日本の金利だけが上昇していくのは難しそうですが、今後の市場金利の動きに注目です。
<長期金利(10年国債)チャート>
なお、2024年の当サイトのユーザー人気ランキングでは、
SBI新生銀行と
東京スター銀行が1位となっています。
■円預金ランキング
https://www.ginkou.info/ranking/index.html#rank3
3.FX比較
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_fx.html
キャンペーンの評価としては、プレゼント金額が20,000円~100,000円台の
GMOクリック証券、
トレイダーズ証券、
DMM.com証券、
外為ジャパン、そして
マネーパートナーズがお得と言えるかもしれませんね。
FXサービス比較では、★★★は手数料が無料で、スプレッドと呼ばれる為替レートの差(コスト)が特に安い
SBI FXTRADE、
トレイダーズ証券、
DMM.com証券、
マネーパートナーズ、
GMOクリック証券、
YJFX、
外為どっとコム、そして
外為ジャパンにしています。
なお、2024年の当サイトのユーザー人気ランキングでは、
住信SBIネット銀行が1位となっています。
■FXユーザーランキング
https://www.ginkou.info/ranking/index.html#rank5
4.住宅ローン比較
https://www.ginkou.info/tinycontent/tinycontent_hl.html
今月の住宅ローン金利は、アメリカのインフレ率高止まりを受けて日本の長期金利も上昇し、「
固定金利は全体的に上昇」という状況ですね。残念です。
一方で
変動金利については大きな変化がありません。借り入れのチャンスが続いていると言えそうです。
さて評価ですが、基準となる期間を「
変動金利」と「
10年」、それから「
20年」にしました。当初、金利が低いうちに返済を進めれば、その後金利が上がっても結構、ラクになります。
その結果、★★★は
住信SBIネット銀行と
イオン銀行、
りそな銀行、そして
auじぶん銀行になりました。
また、
イオン銀行や
りそな銀行も低金利の住宅ローンを提供しており、相応に魅力的です。
加えて、金利引き下げ条件として、
給与振込などの条件がついてくるかどうかでハードルも変わってきますので、そのあたりも参考にしてください。
なお、2024年の当サイトのユーザー人気ランキングでは、
住信SBIネット銀行と
auじぶん銀行が1位となっています。
■住宅ローンランキング
https://www.ginkou.info/ranking/index.html#rank7
残る、外貨預金・投資信託・カードローン・セキュリティ・証券会社の各一覧は次週更新予定です。