４月号の内容はこのようなものです。

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４．今月の購買力平価

https://www.ginkou.info/column/20230402.html

５．今月の世界の株価収益率

https://www.ginkou.info/column/20230416.html

６．自腹で資産運用中！（１７年１ヵ月目）

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７．１８年４ヵ月目のひとりごと：
「賢人と凡人の投資」
＋２０，８００本＋４３５万円

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６．自腹で資産運用中！（１６年１２ヵ月目）

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７．１８年３ヵ月目のひとりごと：
「金融危機！！」
＋２０，７００本＋４３２万円

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・１８年３ヵ月目のひとりごと

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■「金融危機！！」

先月の当欄では、インフレが息長く続く可能性を踏まえ、「バブルな世界がもうそこまで来ているのかもしれません」とコメントしたわけですが、その舌の根が乾かない間に、シリコンバレー銀行が破綻し、シグネチャー銀行が後に続き、アメリカの他の銀行にも経営危機が波及するという「金融危機」が勃発しました。

とにかく動きが速くて驚くばかりです。

日本におけるインフレの到来が、「８０年代バブル」以来３０年ぶりなら、金融危機はリーマンショック以来１５年ぶりとなります。８０年代バブルが遠い過去のものとなったのは当然として、リーマンショックからも随分と時間が経過したわけですね。

もはやリーマンショックを知らない人も多そうです。あの時は何と半年で株価が半分以下に下がったのですよ。市況を見てもう笑うしかありませんでした。

ワンルームマンション業者など、不動産関係の業者が次々と破綻していったのも思い出されますね。

ただ言い換えれば、この１５年間金融危機を未然に防いできた世界の財政・金融当局はうまく手綱をさばいてきたと言えるのかもしれません。

そんな歴史の１ページとなりつつあった金融危機がわずか１週間で起きたということです。加えて翌週には金融危機が欧州に波及し、「欧州債券危機」が勃発しました。

アメリカ発の金融危機が欧州に波及し、数年に渡って「欧州債務危機」が市場の重しになったわけですが、それがこれまた１週間で起きたわけで、超高速です！

しかしさらに驚きだったのが、アメリカの金融当局は週末のうちに預金全額保護を決めて金融危機を抑え込み、スイスの金融当局は週末のうちにクレディスイスをＵＢＳに買収させるという離れ業をやってのけました。

もうここまでくると神業です！

３年分の危機が３週間に凝縮されたように感じますね。スイス当局にはノーベル経済学賞もしくはノーベル平和賞を送ってもいいのではないでしょうか。

もちろんこれで金融危機が完全に収束したのか定かではありませんが、今回の危機の本質は金利上昇ですので、今後金利が低下してくれば解決するのは間違いありませんし、それまでの間の「取り付け騒ぎ」については中央銀行が流動性を提供すれば乗り切れるわけですから、解決自体はさほど難しくないと思います。

銀行の解体や買収に踏み込むとなると当局の剛腕が必要になってきますが、アメリカやスイスがよい前例を作ってくれましたので、他の国が追随するのが容易になりましたね。

金利を上げれば景気が減速し、リセッションが起きるのは誰にも明白だったと思いますが、金利上昇の恩恵を受けるはずの銀行がまさか破綻してしまうとは・・・今回は「取り付け騒ぎ」という外部要因があったにせよ、経済というのはやはり複雑ですね。

株価としては今年はまだまだ逆風が吹くと思いますし、金利が下がれば円高ですから、日本の投資家にはＷパンチですが、「良い時もあれば悪い時もある」のが投資ですね。

今年の株価上昇は諦めて来年に期待したいと思います。

とは言いつつ、今の株価は「想像以上に強い」というのが実感ですが。株価もまた筆者には複雑です・・・。

さて、それ以外の話題に触れるとすれば、もちろんＷＢＣにおける日本の優勝は感動的でしたが、個人的には韓国の尹政権が、これまでの反日政策を修正し、融和へと大きく舵を切っていることが強く印象に残っています。

政権毎に反日→融和と繰り返している韓国ですから今回もあまり期待できないかもしれませんが、しかしそれでもお隣同士の国が仲良くなることは良いことです。

そもそも日本の若者も韓国の若者も相思相愛ですからね！オジサン達だけがいがみ合っているというのも滑稽な話です。

地政学リスクが高まる今こそ、民主主義という基本となる価値観を共有する韓国との関係を強固にしておきたいものですね。

そしてそれが両国の経済発展にプラスに寄与するのであれば一石二鳥です。尹大統領と岸田総理の２人の胆力を祈りたいと思います。

＜御礼＞

今月もいくばくかの寄付を行いました。

１．植樹活動への寄付　：累計で２０，７００本相当になりました。
２．震災への寄付　：累計で４３２万円となりました。

ユーザーのみなさま、当サイトのご活用、ありがとうございます！

2023年3月／本間

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