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「円安・株高」のトランプ相場はいつまで続く?

執筆者: ginko 発行日付: 2016-11-16

まずは前回の読者アンケートを振りかえってみます。前回の「アメリカの大統領選挙はトランプ氏の勝利がほぼ確実な状況ですが、あなたの気持ちは期待と不安のどっち?」では・・・

1位:期待 40%
2位:不安 30%
〃:期待と不安 30%

となりました。1位は「期待」で4割ということですね。

ただ全体的にはほぼ分散しており、まさに文字通り「期待と不安が交錯している」と言えるのかもしれません。

一方で選挙前に同じ質問をすれば、恐らく圧倒的に「不安」が先行していたのではないかと思いますので、選挙後の世界的な株高の動きを見てホッとされた方も多いのではないでしょうか。

しかし今回もイギリスの国民投票と同様に事前の予想は全て外れてしまったわけですが、何が当たり、何が外れたのかはしっかり振り返るべきなのでしょうね。

全体的には「大外れ」として総括されてはいるものの、全体の得票率や得票数はヒラリー氏の方が多かったわけで、事前の支持率調査自体は割合正確だったような気がします。

見誤ったのは「トランプ支持者の分布」ということになるのでしょうね。要するにトランプ陣営は、結果的にではあるものの、捨てるべき州は捨て、取るべき州は取ったということなのではないかと思います。特にフロリダやペンシルバニアなどの激戦州を押さえたのは大きかったです。

その点では「選挙戦略の勝利」と言えるのかもしれません。

もちろん、FBIによる「メール問題再燃」というスーパーアシストがあったのは間違いありませんが。

いずれにしても既にサイは投げられ、明白な結果が出たわけで、今更「私の大統領ではない」とデモをしても仕方ありません。

ただ救いと言えるのは選挙後、トランプ氏は意外と大人のふるまいをしている、ということですね。レーガン大統領のように「化ける」ことを期待する声も大きいようですが、その点では我々日本人としてもしっかり期待したいと思います・・・。

最後に今回はっきりと分かったことは2つ。1つ目は「特に日本のメディアは当てにならない」ということ。そして2つ目は「アメリカ国民は変化を恐れない」ということですね。

怒れる中低所得者層が変化を求めた、というのが正しい解釈かもしれませんが、しかし「このダイナミズムこそアメリカ」なのでしょう。

ではアンケートへの投票がまだの方は、ぜひ投票をお願いいたします。アンケートは12月9日まで。

〔投票〕http://original.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1314

〔前回のコラム〕http://original.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=1082



 --- Ginkou ---

トランプ政策期待で相場一変
http://www.nikkei.com


米大統領選で共和党のトランプ氏が予想外の勝利を収め、世界的なマネーの流れが変わってきた。同氏が掲げる拡張的な財政政策への期待と不安から、米国を発火点に主要国の金利が上昇している。日本の10年物国債利回りは15日、約2カ月ぶりにマイナス圏を脱した。ドル高・円安と株高が続く一方、新興国からの資金流出といった副作用も起きている。

「低金利が続くという取引の前提が変わってしまった」(野村証券の松沢中氏)。トランプ氏は大規模なインフラ投資や減税を公約している。それが米景気を刺激するという期待と、財政の悪化を招くという不安がない交ぜになり、債券売りが加速している。

米大統領選の前は、主要中央銀行による金融緩和が長引くとの思惑から金利は低下傾向を強めていた。ところが、トランプ氏が金融政策より財政政策を重視する姿勢を示し、状況は一変した。財政への期待が高まっている点は日本も同じだ。

市場では、米金利の上昇がトランプ次期政権での財政拡大を材料に「来年末まで続く」(メリルリンチ日本証券の大崎秀一氏)との見方が強まっている。多くの投資家は金利上昇がしばらく続くことをにらんだ対応を余儀なくされている。

※抜粋

〔 出典:日本経済新聞 〕

 --- Ginkou ---


またまたトランプネタとなりますが、トランプ氏勝利も予想外なら、その後の金融市場の反応も完全に予想外の動きとなりました。

先日の当欄でもご案内したように「トランプリスク」の現実化から当然世界の株価は大きく下がり、大幅な円高ドル安が続くものと思っておりましたが・・・実際には全く逆ですね!円安・株高、ついでに金利高が起きています。

筆者も不明を恥じるばかりです・・・。

ただ株価については1年チャートで見ると大きく上昇している感じではないですね。まずアメリカの株価はこう。



次に日本の株価はこう。



どちらも確かに足元では上昇傾向にあるものの、その動きは緩慢です。

一方、よりビビッドに反応しているのが為替相場ですね。ドル円相場はこうなっています。



これまでの円高の動きが完全に反転していますね!本日も109円前後ということでかなり円安が進行しています。

しかし何より強烈に反応しているのが金利で、アメリカの長期金利はこのようになっています。



爆発的に上昇しているわけですね!一気に0.5%近く上昇したことになります。

このように金利が上昇している背景としては「トランポノミクスに対する期待」に加え、「トランポノミクスの大規模な財政出動に伴う財政悪化懸念」があるものと思われます。

つまりは金融市場においても「期待と不安が入り混じっている」ということですね。

と言うか株価がそこまで上昇していないことを踏まえるとむしろ「不安の方が大きい」のかもしれませんが・・・どうなのでしょう・・・。

上記記事によれば、金融市場としてはこうした金利上昇が「来年末まで続く」という読みもあるようですが、それが正しいのだとすると少なくとも「円安ドル高」の流れもそれまで継続していくのは間違いなさそうです。

一方、アメリカの株価はそうした「金利高・ドル高」が重しとなって上値が抑えられてしまう可能性がありますし、トランポノミクスに対する懸念があるようであればなおさらですが、日本の株価はやはり素直に為替相場に反応して上昇していくのではないでしょうか?期待したいと思います。

そのように考えると今は「投資のチャンス」という気もしてきますが実際はどうなのでしょう?

確かに足元の動きを見ればかなり強気になってきます。

ただ一方で、今はちょっとトランポノミクスの「光の部分」しか見ていない気もしますね。トランプ氏の公約の柱は「メキシコとの間の壁の建設」など保護主義的なものでした。こうした「闇の部分」が実際に稼働してくればしてくるほど、アメリカ経済にとってはマイナスとなってきます。

仮に今はただの「ご祝儀相場」とするのであれば、過剰な期待は禁物なのかもしれません。

そもそも2008年のリーマンショック以降、8年近く景気拡大が続いているわけでちょっと「長すぎ」です。

アメリカの中央銀行であるFRBが利上げを模索していること自体、そうした景気拡大がいよいよ最終コーナーに差し掛かりつつあることを意味します。

株式相場においては、悲観が強まるほど楽観が、そして楽観が強まるほど悲観が求められるのかもしれませんね。

では今回の読者アンケートでは、「アメリカの次期大統領であるトランプ氏の政策期待から株高・ドル高・金利高の動きとなっていますが、こうした相場上昇はいつまで続く?」でいきましょう。投票は12月16日まで。


■アメリカの次期大統領であるトランプ氏の政策期待から株高・ドル高・金利高の動きとなっていますが、こうした相場上昇はいつまで続く?(12月16日まで)
http://original.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=1316




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