3月号の内容はこのようなものです。
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□ 2019年3月号のコンテンツ □
1.この1ヵ月で取り上げたキャンペーン
(イオン銀行、あおぞら銀行、SBJ銀行他)
2.最新ランキング
3.読者アンケート結果
・イギリスのEU離脱問題において合意なき離脱=ハードブレグジット
以外に離脱延期の可能性が出てきましたが、あなたが考える結末は?
・中国政府は6%成長を維持するため大規模な経済対策を打ち出しまし
たが、一方企業債務はすでに日本のバブル期を超えているという指摘
もあります。中国のバブルが破裂するのはいつ?
・すでに26%もの貸し出しが延滞となっているmaneoですが、投
資家から集団訴訟が起こされるなど進退が極まりつつあります。ma
neo社は生き残れると思う?生き残れないと思う?
4.今月の購買力平価
5.今月の世界の株価収益率
6.自腹で資産運用中!(12年12ヵ月目)
7.14年3ヵ月目のひとりごと:
「品格はヤバイ・・・」
+15,900本+288万円
8.お問い合わせ
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ま ち が い だ ら け の 銀 行 え ら び
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銀行.info -よりよい銀行をもとめて-
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□ 2019年2月号のコンテンツ □
1.この1ヵ月で取り上げたキャンペーン
(あおぞら銀行、オリックス銀行他)
2.最新ランキング
3.読者アンケート結果
・2019年は大幅な円高ドル安で始まりましたが、今後の為替相場を
予測するのはかなり難しいです。1年後のドル円は今より円高?円安?
・クイック社の調査では金融機関を信頼している人より信頼していない
人の方が多いという悲惨な結果でしたが、あなたは銀行を信頼してい
る?していない?
・スルガ問題などの影響でアパート融資は減速しているようですが個人
投資家として不動産投資は魅力的?魅力的ではない?
4.今月の購買力平価
5.今月の世界の株価収益率
6.自腹で資産運用中!(12年11ヵ月目)
7.14年2ヵ月目のひとりごと:
「鳩山元首相が自身の社会的信頼と引き換えに行った勇気ある行動」
+15,800本+285万円
8.お問い合わせ
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.info1:この1ヶ月で取り上げたキャンペーン
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■1.あおぞら銀行:延長!円定期1年0.25%
https://www.ginkou.info/news/20190125.html
■あおぞら銀行インターネット支店
/あおぞらネット定期「冬金利!キャンペーン」
・6ヶ月 : 年0.15%
・1年 : 年0.25%
・3年 : 年0.15%
・5年 : 年0.15%
いつも通り実際に金利がアップしているのは1年ものだけですが、やはりその
1年0.25%の金利が目を惹きますね。3年もの・5年もの金利はそれより
低いわけですから、これは「戦略的な金利設定」ということになるのでしょう。
つまり赤字覚悟の出血大サービスということです。
>>>読者アンケート:5つ★満点で平均「4.3」。
https://www.ginkou.info/enquete/?p=569
最高が5つ★ですのでかなり高い評価ですね!1年もので0.25%だと満足
度がかなり上がるということですね・・・。
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■2.オリックス銀行:円定期1年0.20%、5年0.30%
https://www.ginkou.info/news/20190201.html
■オリックス銀行「eダイレクト預金」
・1年 :0.20%
・3年 :0.25%
・5年 :0.30%
全体的にバランスよく金利がアップしているわけですね。
この中で注目は1年0.20%や5年0.30%となるわけですが、特にすで
にオリックス銀行の口座を持っている方にはうれしい金利アップですね。
>>>読者アンケート:5つ★満点で平均「4.5」。
https://www.ginkou.info/enquete/?p=574
こちらもかなり高い評価ですね!1年もので0.2%は高水準ではありますが
割と普通ですので、5年0.3%であったり、このタイミングで金利を引き上
げてきたということが高い評価につながったのですかね?
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■3.オリックス銀行:2週間定期0.10%
https://www.ginkou.info/news/20190208.html
■オリックス銀行「2週間定期預金」
・2週間 :0.10%
従来の0.05%から0.10%に引き上げられました。期間の短い定期預金
の中では最高水準ですね!人気が高まりそうです。
>>>読者アンケート:5つ★満点で平均「3.3」。
https://www.ginkou.info/enquete/?p=559
真ん中が3つ★ですのでまずまずの評価ですね。金利水準を考えるともう少し
評価が高くても良かったような気がしますが、いくら期間が2週間とは言え
0.1%という水準だとそこまで読者の皆さんの心に響かなかったということ
ですかね?
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■4.その他の取り上げたキャンペーン
https://www.ginkou.info/news/
・あおぞら銀行:残高条件撤廃!普通預金0.10%
・GMOあおぞらネット銀行:証券コネクト口座0.11%
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.info2:最新ランキング
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恒例の、ユーザーのみなさまの投票による銀行人気投票。その2019年版の
2月の途中経過は以下の通りです。
・総合ランキング(★は前月比、順位が上昇した銀行)
1位:住信SBIネット銀行
2位:★新生銀行
3位:じぶん銀行(現auじぶん銀行)
また各項目別ランキングの1位は以下の通りです。
・口座サービス:★住信SBIネット銀行
・円預金 :SBJ銀行、★あおぞら銀行
・外貨預金 :住信SBIネット銀行
・FX :SBI FXTRADE
・投資信託 :住信SBIネット銀行
・住宅ローン :★住信SBIネット銀行
・カードローン:住信SBIネット銀行
・セキュリティ:★新生銀行
・証券会社 :GMOクリック証券
総合ランキングでは前年1位の住信SBIネット銀行が1位を維持しています
ね。2位は前年3位の新生銀行、3位は前年2位のじぶん銀行(現auじぶん銀行)です。この3行
が「3強」と言えるのかもしれません。
まだ投票数が少ないので順位は流動的かもしれませんが、口座サービスランキ
ングの1位に住信SBIネット銀行が、円預金ランキングの1位にあおぞら銀
行が、住宅ローンランキングの1位に住信SBIネット銀行が、セキュリティ
ランキングの1位に新生銀行が、それぞれランクアップしています。
では投票が開始された2019年版の銀行人気ランキングに是非投票をお願い
します。
>>>2019年版のランキング投票はこちらから
https://www.ginkou.info/enquete2.html
>>>2018年版のランキングの最終結果詳細はこちら
https://www.ginkou.info/ranking/
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.info3:読者アンケート結果
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■1.2019年は大幅な円高ドル安で始まりましたが今後の為替相場を予測
するのはかなり難しいです。1年後のドル円は今より円高?円安?
https://www.ginkou.info/enquete/?p=572
1位:変わらない/110円 33%
〃 :円安/115円 33%
3位:円高/105円 22%
4位:円高/100円 11%
となりました。1位は「変わらない/110円」と「円安/115円」で約3
割ですね。ただ円安と回答された方も「115円」ということですから、予想
としては小幅ですね。
3位の「円高/105円」 も同様です。
そうしたわけで全体結果をまとめるとこうなります。
・円高:33%
・変わらない:33%
・円安:33%
完全に3等分されたわけですが、上記の通り円高にしても円安にしても大きな
変動が予想されているわけではありませんので、その点では「ほとんど変わら
ない」というのが総意と解釈して良さそうです。
足元の世界的な好景気が後1年続くとすれば「円安」、逆に1年以内に景気が
変調をきたすということであれば「円高」となりますが・・・どっちになるの
でしょうね?
全く分かりませんが、どちらに転ぶにせよ予想に反して「大幅な円安」「大幅
な円高」となる可能性は十分ありますのでご注意ください。
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■2.クイック社の調査では金融機関を信頼している人より、信頼していない
人の方が多いという悲惨な結果でしたが、あなたは銀行を信頼している?
していない?
https://www.ginkou.info/enquete/?p=576
1位:どちらとも言えない 40%
2位:信頼している 30%
〃 :信頼していない 30%
となりました。1位は「どちらとも言えない」で4割ですね。
また2位も「信頼している」と「信頼していない」が並んでおり、銀行に対す
る評価は完全に分かれていることになります。
銀行関係者からは残念な結果と言えますが、ただ預金者のあるべきスタンスか
らすればこれくらいがちょうどいいという気もしますね。
基本的には預金者と銀行の利害は対立するわけですし、今や銀行も投信や外貨
預金などのリスク商品を積極的に販売する時代ですので、「銀行が販売してい
る商品だから損しない」「銀行で勧められた商品だから安全性が高い」などと
いう事は決してありません。
中にはそうした商品を強引に売りつけようとする銀行員もいるでしょうから、
一定の警戒心はむしろ好ましいと言えます。
ただそうは言いつつ。
銀行の良さを挙げるとすれば、コラムでもご案内したように「ハイリスク・ノ
ーリターン」と言った詐欺的な商品を売りつけられる可能性は限りなくゼロで
あるという点です。
銀行員のセールストークを鵜呑みにしてはいけませんが、銀行の商品選択能力
については十分信頼していいという事ですね。
素人だとなかなか金融商品の真贋を見分けるのは困難ですので尚更です・・・。
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■3.スルガ問題などの影響でアパート融資は減速しているようですが、個人
投資家として不動産投資は魅力的?魅力的ではない?
https://www.ginkou.info/enquete/?p=581
1位:魅力的ではない 58%
2位:どちらとも言えない、分からない 33%
3位:魅力的 8%
となりました。1位は「魅力的ではない」で約6割ですね。昨今のシェアハウ
ス問題などの逆風を考えれば当然だと思います。
ただ一方で、「どちらとも言えない」や「魅力的」と回答された方も残り4割
おられるわけで、それでも需要や関心は根強いと言えるかもしれません。
確かに働かずして安定収入が入ってくるなら理想的ですね!
また旧来のお金持ちのイメージはやっぱり土地や建物をたくさん持っているこ
とかと思いますので、そうした「憧れ」も背景にありそうです。
しかしながら世の中にウマイ話はありません。少なくとも言えることは4つだ
と思います。
1.ローンを組んで不動産投資をすると必ず損をする。
2.絶対儲かる物件を所有者や業者が手放すはずがない。
3.都心や駅近などの人口集積地以外で不動産投資をするとまず負ける。
4.不動産投資は最初はキャッシュフローがプラスでも後でマイナスになる。
出口も含めたトータルの損益を計算することが必要。
10万円や100万円の損失であれば笑い話になりますが、1,000万円規
模の損失は全く笑えません。不動産投資で人生を踏み外すことのないよう、慎
重にご検討いただければと思います。
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■4.その他の銀行関連ニュース
https://www.ginkou.info/column/
・恣意的に見える日経金融機関ランキング、今年の1位は?
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.info4:今月の購買力平価
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購買力平価とは1つのモノを外貨、例えばドルで買っても円で買っても同じ値
段になる為替相場のことです。モノの値段からその通貨が割高なのか割安なの
か分かるわけですね。
では今月=2月のドル円の購買力平価はと言うとこのようになっています。
・消費者物価ベース : 1ドル=123.43円
・企業物価ベース : 1ドル= 96.58円
・輸出物価ベース : 1ドル= 74.29円
歴史的にはこの真ん中の企業物価ベースの購買力平価を基準に、実勢相場が上
に行ったり(円安)、下に行ったりしながら(円高)、つかず離れず並走して
きたことが分かります。
とすると「企業物価より上なら円安」「企業物価より下なら円高」と言えるわ
けです。
そして2019年2月の企業物価ベースの購買力平価は96.58円。要する
に今は「円安」ということですね。
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.info5:今月の世界の株価収益率
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株価収益率(PER)とは、株価がその会社の利益の何倍くらいになっている
か、という株価の割高・割安を示す尺度です。目安としては「20倍を超えて
いないかどうか」チェックすればいいと思います。
2月の株価収益率の平均は前月と比較して上昇しました。先月の単純平均は1
2.51倍で、今月は12.98倍ということですね。
上がったということは株価が「割高」になったということになります。
<世界主要株式市場の株価収益率(PER)一覧(2019年2月現在)>
https://www.ginkou.info/column/20190216.html
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.info6:自腹で資産運用中!(12年11ヵ月目)
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<運用実績(2019年2月現在)>
https://www.ginkou.info/column/20190218.html
2006年 4月の投資金額: 525万7,529円
2019年 2月の評価額 : 602万0,596円
損 益 : +76万3,067円
まずは運用実績の前月との比較です。今月は+5,379円とプラスです。残
った唯一の投資資産である国内REITが下落したということです。
ただし、すでにほとんどのリスク資産を売却してしまった今となってはプラス
であってもマイナスであっても大勢に影響はありません・・・。
<今月の追加投資/売却>
さてここからは相場全体を眺めながら投資再開のタイミングを探っていきたい
と思います。
まず株式相場を眺めてみると、どの指数も昨年10月から仲良く下落していま
すね!日経平均も、アメリカ株も、円建ての先進国株もほぼ同じカーブを描い
ています。
ただ一方で、年始に一旦セリングクライマックスを迎えたのか足元ではこれま
たどの指数も明確に回復傾向ですね。
相場を俯瞰すれば、「米中貿易戦争」や「ハードブレグジット」に加え、世界
経済の後退懸念など、投資家を不安にさせる材料が目白押しですが、しかし実
体経済は好調ですからね。不安が募れば下がり、好調な指標が発表すれば上が
るというジグザグした動きがしばらく続きそうですね。
ちなみにこれまで株価の重しとなってきたのがアメリカの金利上昇ですが、ア
メリカの長期金利の動向をチェックしてみると昨年11月以降、金利低下が鮮
明ですね。株価と金利は基本的に連動しますので株価の低下と共に金利が低下
するのは当然ですが、それに加えて最近はFRBのパウエル議長も利上げ停止
を示唆しており、そうしたことも金利低下の背景にあるのではないかと思いま
す。
なお日経平均や円建ての株価は為替相場の影響を受けますが、ドル円チャート
をチェックするとこちらは年始に急激な円高となりましたが、足元では徐々に
円安に戻りつつあります。上記の通りアメリカの金利が低下傾向にある中で為
替が通貨安=円安ドル高というのはセオリーに反した動きであり、「どちらか
が間違っている」と考えられますが、間違っているのは「円安」なのでしょう
か?それとも「金利安」なのでしょうか?気になるところです・・・。
仮に「円安が間違っている=円高になる」ということであれば、日経平均や円
建ての外国株価は下落することになります。
さてアメリカの金利が下落すれば上昇しやすいのが新興国の株価ですが、こち
らをチェックしてみると過去1年間下がり続けてきた新興国株価ですが、ここ
に来てようやく回復し始めているように見えます。やはり新興国株価は「アメ
リカの金利次第」ということなのでしょうね・・・。
そうしたわけで、株価にしても為替相場にしても不透明感が漂っていますが、
間違いなく言えることは「景気はいつか後退する」ということですね。
それが1年後なのか、2年後なのか、3年後なのかは分かりませんが、好景気
を背景に株価が上昇すればするほど、それと反比例するように株価の下落リス
クが高まることを頭の片隅に入れておいていただければと思います。
そうしたわけで、筆者は景気後退期の株価下落局面を引き続きじっと待ちたい
と思います。そうした局面こそ「本当の、そして絶好の投資機会」と言えます
からね。
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.info7:14年2ヵ月目のひとりごと
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■「鳩山元首相が自身の社会的信頼と引き換えに行った勇気ある行動」
+15,800本+285万円
2月22日に北海道で起きた地震で鳩山元首相が「デマ」ツイートをしたこと
が話題になっていますね。「苫小牧での炭酸ガスの地中貯留実験CCSによる
ものではないか」とのことです。
震源から距離も深さも数十km以上離れていることを考えるとにわかには信じ
がたいですし、そもそも核爆発実験でもしていない限り地震を起こせるような
エネルギーは発生し得ません。
その核爆発でも断層を直接揺れ動かすようなことは難しそうですしね。とする
と地中にCO2を埋めたくらいでM5.8の地震を起こすのは不可能と常識的
には思います。
またもしそうした可能性があるなら、さすがにこれまで何人かが指摘し、さら
に正しいなら一定の支持を得ているのではないかと思いますが、それもないと
すればやはりデマと片付けられても仕方ないと思います。
氏が地震の原因についてどう思おうと自由ですし、調査の必要性を感じるなら
まず自分が動き、それでもダメなら人脈を使って動けばいいと思いますが、い
ずれにしてもツイッターで不特定多数に対して発信すべき内容ではないですね。
周辺住民や苫小牧市民にいらぬ不安を煽るだけで、「徹底検証すべきだ」と訴
える相手も間違えています。
本来伝えたい方々は氏をフォローしていないでしょうしね・・・。
一方でこうしたデマツイートはSNS社会の問題点をクッキリ浮かび上がらせ
るものと言えます。つまり
・ツイート内容は誰にもチェックされないこと
・デマを含むセンセーショナルな内容の方が拡散されやすいこと
・デマを流した罪を問われることはまずないこと
・デマを流された人が反論する機会はまず与えられないこと
です。今回のデマツイートで言えば中傷されたCCS関係者が弁明する機会は
ありません。なぜならその内容はセンセーショナルではないからですね。
あえて言えば、鳩山氏が謝罪すれば一定の名誉回復が図られることになります
が、それは難しいでしょうね。そもそも「デマを流した人間」にしか名誉回復
の権限を持っていないのだとすると中傷者が対象者の生殺与奪権を得ているこ
とになり極めて不適切ですね!
実際、SNS社会ではそうなのだと思いますが・・・。
その点では総理の時代に何も為さなかった氏ですが、自身の社会的信頼と引き
換えに、身をもってSNS社会の問題点をあぶり出したという点では「勇気あ
る行動」と言えるのかもしれません。
その前にCCS関係者に謝ってほしいですけれどね(苦笑)。
さて足元の金融市場を俯瞰すると「株価上昇」と「金利低下」が両立している
奇妙な状態ですね。
恐らくアメリカの中央銀行であるFRBの「利上げ休止」や「資産売却終了」
と言った金融引き締め一時停止の動きがまず金利低下を促し、それが株価上昇
につながっているということだと思いますが、事象だけを取り上げると
・金利低下 → 景気後退
・株価上昇 → 景気拡大
を示唆するわけで今後どちらに転ぶのか全く読めませんね。
金融市場はどちらかと言うと後者に傾いているような気がしますが、週末の日
経新聞の記事では前者で話をまとめていてますます困惑します。
そんな中、同じく日経新聞で世界的な投資家であるジム・ロジャース氏のイン
タビューが紹介されていました。抜粋するとこういった内容です。
・リーマン・ショックから10年がたつ。その間、米国経済は右肩上がりで成
長してきたが、それもいつかは終わると考えるのが現実的だ。
・次の経済危機はリーマン・ショックを上回る史上最悪のものとなるだろう。
危機は静かに始まる。現在すでにラトビアやアルゼンチン、トルコで危機が
始まっている。
・中国での想定外の企業や地方自治体などの破綻が火種となるだろう。中国で
はこの5年、10年に債務が膨張した。足元では債務削減を進めているが、
その影響で景気は減速し、世界経済も停滞に陥る。
・副作用が強く、正気ではない金融緩和に世界の中央銀行は手をつけるべきで
はなかった。金利は極端に低く、債務が膨張する状況はそう簡単には変わら
ない。仮に各国政府が債務削減へ歳出を減らせば、そうした動き自体が経済
停滞を招いてしまう。
・足元で世界の株式相場は金利低下を受けて上昇しているが、いつまでも続く
ものではないと現実に気づくだろう。
・日本株は7、8年保有してきたが、昨年秋に全て売った。株も通貨も、日本
関連の資産は何も持っていない。人口減少という構造的な経済減速の要因に
加え、日銀が大量のお金を刷り続け、日本株や国債を買い支えているのも売
りの理由だ。
・今後10年、20年は朝鮮半島に熱い視線が注がれるだろう。いずれ韓国と
統合して北朝鮮の門戸は開かれるとみている。北朝鮮には中国やロシアから
人や情報が流れ込んでいて、国民に嘘をつき続けるのはもう現実的ではない。
・ロシアルーブル建ての短期債券やロシア株を買った。中国株は下落局面で買
い足したい。ジンバブエやガーナ株も保有している。危機後に投資すると3
~6年後にかなりの見返りがあるというこれまでの経験に基づけばベネズエ
ラも魅力的だ。とはいえ、危機のリスクに備えて現金の保有高は多めにして
いる。
氏は基本的に「アメリカ売りvs中国買い」「IT売りvs資源買い」という
主張だったかと思いますので、そうしたバイアスを意識して読む必要があると
は思いますが、
・米国経済は右肩上がりで成長してきたが、それもいつかは終わる
・危機は静かに始まる
・中国での想定外の企業や地方自治体などの破綻が火種となる
と言った指摘にはうなずけるものがあります。
また、投資対象として
・北朝鮮
・ロシア
・中国
・ジンバブエ
・ガーナ
・ベネズエラ
といった国々が挙げられている点は興味深いですね!さすがリスクテイカーと
いう気がする一方で、「やっぱり中国は買うのね」とも思います(笑)。
それはともかくとして個人投資家としてはこうした幅広い視点を持ちたいもの
ですね!筆者も参考にしたいと思います。
<御礼>
今月もいくばくかの寄付を行いました。
1.植樹活動への寄付 :累計で15,800本相当になりました。
2.震災への寄付 :累計で285万円となりました。
ユーザーのみなさま、当サイトのご活用、ありがとうございます!
https://www.ginkou.info/aboutus/index.html#tree
2019年2月/本間
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