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メルマガ「間違いだらけの銀行選び」19年9月号

執筆者: ginko 発行日付: 2019-09-23

9月号の内容はこのようなものです。

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□ 2019年9月号のコンテンツ □

 1.この1ヵ月で取り上げたキャンペーン

   (SBJ銀行、SBI証券、あおぞら銀行他)

 2.最新ランキング

 3.読者アンケート結果

   ・アメリカの金利低下や米中貿易戦争の拡大を受けて円高が進んでおり、
    ドル円は一時104円台となっています。あなたは円高がいくらまで
    進めば投資する?

   ・混迷を極めるブレグジット問題の影響でイギリスの通貨であるポンド
    は大きく下がっています。今、ポンドは投資のチャンス?

   ・マイナス金利政策などに伴う金利低下で銀行の利ザヤは0.14%と
    史上最低水準まで低下していますが、顧客として歓迎する?歓迎しな
    い?

 4.今月の購買力平価

 5.今月の世界の株価収益率

 6.自腹で資産運用中!(13年6ヵ月目)

 7.14年9ヵ月目のひとりごと:
    「バイバイ新聞、バイバイ日産、バイバイZOZO」
    +16,500本+306万円

 8.お問い合わせ

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 ま ち が い だ ら け の 銀 行 え ら び
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□ 2019年8月号のコンテンツ □

 1.この1ヵ月で取り上げたキャンペーン

   (マネックス証券、新生銀行、住信SBIネット銀行他)

 2.最新ランキング

 3.読者アンケート結果

   ・イギリスの首相にジョンソン氏が選ばれましたが、議会内の勢力図を
    考えると氏が主張する合意なき離脱を実現するのは極めて困難です。
    イギリスは本当にEUから離脱できる?

   ・アメリカのFRBが予想外のタイミングで10年ぶりの利下げを決断
    するのが確実な状況ですが、低金利はいつまで続く?

   ・株式市場では、FRBの利下げ効果と米中貿易戦争のネガティブイン
    パクトがせめぎあっている状況ですが、今は投資のタイミング?

   ・アメリカでビットコインETFの承認が再延期されたり、最大2,1
    00億円の仮想通貨が北朝鮮に不正取得された可能性が報道されるな
    ど逆風が吹いていますが、仮想通貨に投資したい?投資したくない?

 4.今月の購買力平価

 5.今月の世界の株価収益率

 6.自腹で資産運用中!(13年5ヵ月目)

 7.14年8ヵ月目のひとりごと:
    「テレビや新聞は見ず、授業は真面目に受けないことが大切!」
    +16,400本+303万円

 8.お問い合わせ

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.info1:この1ヶ月で取り上げたキャンペーン
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■1.マネックス証券:気温連動型マネックス債0.46%?
   https://www.ginkou.info/news/20190726.html

■マネックス証券/気温連動型個人向けマネックス債「2019年夏祭り」

・金利 : 0.01% + 0.05%×猛暑お見舞い数
      +  0.20%×40℃以上日数

・観測期間 : 2019年8月1日から2019年8月31日まで

・観測地点 : 気象庁が公表する「埼玉県 熊谷」

・猛暑お見舞い数 : 気象庁が公表する最高気温が摂氏35度以上の日数-6日

・40℃以上日数 : 気象庁が公表する最高気温が摂氏40度以上の日数

つまり熊谷市の気温が35度以上になれば0.05%ずつ増加し、40度以上
になれば0.20%ずつ増加していくということです。ただし35度以上の日
については「-6日」というハンデがついていますが。

過去5年の平均「35度以上の日」は7.8日であり、そこから考えられる期
待値はちょうど「0.10%」ということになります。なるほど。

>>>読者アンケート:5つ★満点で平均「2.6」。
   https://www.ginkou.info/enquete/?p=694

真ん中が3つ★ですので、それを下回る少し残念な結果ということですね。期
待値が0.10%ということを考えると当然だと思いますが、ただ最近はいき
なり猛暑となっていますのでもしかすると人気が出るかもしれません。

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■2.新生銀行:新生パワートラスト1年0.28%
   https://www.ginkou.info/news/20190802.html

■新生銀行「新生パワートラスト(金銭信託)」

<6ヶ月もの>

・50万円以上 : 0.10%
・200万円以上 : 0.15%
・500万円以上 : 0.18%

<1年もの>

・50万円以上 : 0.12%
・200万円以上 : 0.20%
・500万円以上 : 0.28%

<3年もの>

・50万円以上 : 0.15%
・200万円以上 : 0.25%
・500万円以上 : 0.30%

1年最大0.28%、3年最大0.30%という金利水準は魅力的ではあるも
のの、そのためには500万円以上必要で、50万円だと1年0.12%、3
年0.15%ということになります。以前よりは金利アップしたものの、もう
ちょっと庶民にも優しくなってほしい気はします。

>>>読者アンケート:5つ★満点で平均「2.4」。
   https://www.ginkou.info/enquete/?p=699

真ん中が3つ★ですので、それを下回る残念な結果ということですね。金額が
500万円以上になるとかなり有利な金利となるのですけれどね。ちょっと金
額格差が大きすぎです(汗)。

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■3.住信SBIネット銀行:円定期3ヶ月0.5%
   https://www.ginkou.info/news/20190809.html

■住信SBIネット銀行「新規のお客さま限定!円定期特別金利キャンペーン」

・3ヶ月 : 0.50%

期間は3ヶ月ながら、金利は0.50%ということでインパクトはありますね。

ちなみに誰でも利用できる通常キャンペーンの条件は以下の通りです。

■住信SBIネット銀行「円定期預金 特別金利キャンペーン」

・3ヶ月:0.30%
・1年 :0.20%

3ヶ月0.30%、1年0.20%ということで相対的には高水準です。

>>>読者アンケート:5つ★満点で平均「2.7」。
   https://www.ginkou.info/enquete/?p=704

真ん中が3つ★ですので、それを少し下回るやや残念な結果ということですね。
やはり新規顧客限定のキャンペーンには興味がないということですかね(汗)。

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■4.その他の取り上げたキャンペーン
   https://www.ginkou.info/news/

・SBJ銀行:円定期1年0.20%、2年0.25%

・静岡銀行:円定期1ヶ月1.00%


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.info2:最新ランキング
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恒例の、ユーザーのみなさまの投票による銀行人気投票。その2019年版の
8月の途中経過は以下の通りです。

・総合ランキング(★は前月比、順位が上昇した銀行)
 1位:住信SBIネット銀行
 2位:新生銀行
 3位:SBJ銀行

 また各項目別ランキングの1位は以下の通りです。

・口座サービス:住信SBIネット銀行
・円預金   :SBJ銀行
・外貨預金  :楽天銀行
・FX    :DMM.com証券
・投資信託  :楽天銀行
・住宅ローン :じぶん銀行(現auじぶん銀行)
・カードローン:住信SBIネット銀行
・セキュリティ:新生銀行
・証券会社  :GMOクリック証券、SBI証券

総合ランキングでは前年1位の住信SBIネット銀行が1位を維持しています
ね。2位は前年3位の新生銀行、3位は前年4位のSBJ銀行です。この3行
が「3強」と言えるのかもしれません。

それ以外のランキングでは細かく順位変動がありますが、全体的には大きな動
きはなかったです。

では2019年版の銀行人気ランキングに是非投票をお願いします。

>>>2019年版のランキング投票はこちらから
https://www.ginkou.info/enquete2.html

>>>2019年版のランキングの詳細はこちら(2019年8月1日現在)
https://www.ginkou.info/ranking/


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.info3:読者アンケート結果
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■1.イギリスの首相にジョンソン氏が選ばれましたが、議会内の勢力図を考
   えると氏が主張する合意なき離脱を実現するのは極めて困難です。イギ
   リスは本当にEUから離脱できる?
   https://www.ginkou.info/enquete/?p=692

1位:離脱できない 43%
2位:離脱できる 36%
3位:興味ない 14%
4位:分からない 7%

となりました。1位は「離脱できない」で約4割です。筆者も同感です。現状
の下院でのシェアは与党がギリギリ過半数ということですから、どこかのタイ
ミングで内閣不信任案が出されれば造反議員によって可決され、総選挙となる
というシナリオが濃厚ですね。

総選挙になってもやっぱり保守党が過半数を取れることはないのでしょうから
元に戻るわけで、場合によっては政権交代の可能性もあり、そうするとブレグ
ジットは完全にお蔵入りです。

一方でこれまた約4割の方が「離脱できる」と回答されており興味深いですね!
カギを握るのはジョンソン首相がどこまで支持を広げ、仮に総選挙になっても
大勝できるくらいまで勢いが出るかどうか、ということになります。

経済的に考えれば離脱しない方がいいに決まっていますが、もはや感情論です
からね。果たしてイギリス国民はどういう結果を望むのでしょうか。

どちらに転ぶかは分かりませんが、我々日本人にとって幸いなのはこの壮大な
実験の影響を被ることはあまりなさそうということですね。

しかし日韓関係を見るまでもなく、国同士のご近所づきあいというのは難しい
ものですね。イギリス国内でもスコットランドの独立問題を抱えているわけで。

ちなみに「投機」好きの方にはポンドへの投資をお勧めします。どちらに転ぶ
にせよ、不確実性が消えれば上昇するものと思います。

筆者は投資しませんが。笑

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■2.アメリカのFRBが予想外のタイミングで10年ぶりの利下げを決断す
   るのが確実な状況ですが、低金利はいつまで続く?
   https://www.ginkou.info/enquete/?p=697

1位:見当もつかない・分からない 40%
2位:1年後 20%
〃 :相当な長期間続く 20%
4位:5年後 10%
〃 :10年後 10%

となりました。1位は「見当もつかない・分からない」で約4割です。筆者も
同感です。少なくとも日銀がインフレ率2%の目標達成を諦めない限りはずっ
と金融緩和が続き、ずっと低金利が続くのは間違いありません。

その点では同率2位の「相当な長期間続く」 と言うのにも同意します。

他方で「1年後」と期待を寄せている方も2割おられますね。

今後金利が上昇するシナリオがあるとすれば

1.日銀がインフレ目標を諦め金融緩和を徐々に縮小する

2.格付けが低下し、国債の信用力がなくなり、誰も国債を買わなくなる
  =国債価格が暴落する=国債金利が急上昇する

といったものが考えられますが、2は日銀が国債を買い続ける限り起こらない
とすると、1ですかね・・・。ちなみに

3.金融危機が起こり、銀行の資金調達が難しくなって、資金確保の観点から
  銀行が預金金利を引き上げる

というシナリオはあり得ると思います。実際、リーマンショック直後は各銀行
が金利を引き上げましたからね。

「1年後」と回答した方の中で、そうした金融危機直後の預金金利上昇を予見
している方がおられるとするとなかなか鋭いですね。

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■3.株式市場では、FRBの利下げ効果と米中貿易戦争のネガティブインパ
   クトがせめぎあっている状況ですが、今は投資のタイミング?
   https://www.ginkou.info/enquete/?p=701

1位:分からない、様子見 50%
2位:投資のタイミング 20%
〃 :投資のタイミングではない 20%
4位:投資はしない 10%

となりました。1位は「分からない、様子見」で約5割です。筆者も同感です。
アメリカの「利下げ」は筆者の投資再開を後押しするかなり力強いシグナルと
言えますが、ただ一方で株価は過去最高水準に達しているわけですからね!

このタイミングでの投資再開には勇気がいります・・・。

アメリカの株価チャートを見てみても多少は下がっていても全体的には上昇ト
レンドを維持しているのはコラムでもご案内した通りです。

ただ一方で日経新聞では、「データが示す恐怖の夏」として以下のような点が
指摘されていました。

・米国、スペイン、イタリア、フランス、ドイツの購買担当者景気指数の低迷
 に企業の倒産件数の増加、米国のレイオフ(一時解雇)急増まで、今やいく
 つもの指標が示しているように、世界的な景気下降局面はすでに始まってい
 る。

・設備投資計画は延期され、住宅ローン金利が低いにもかかわらず、中古住宅
 の販売が減少している。

・米国の消費者がクレジットカードの借入残高と自動車燃料の使用の両方を減
 らしている。この2つの支出の削減はどんな時期であっても珍しく、ましてや
 休暇シーズンの最中には、めったにない。

どれも全体のトレンドを示すものではなさそうだと思う一方で、これまでの
「長すぎる好景気」を考慮すれば、いつ景気が減速してもおかしくなく、こう
した指摘には過敏に反応してしまいますね。

筆者からすればただアメリカが利下げするのではなく、実際に株価が大きく下
がってくれれば自信を持って投資を再開できるのですが・・・。

やはりもう少し様子見ですかね。

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■4.アメリカでビットコインETFの承認が再延期されたり、最大2,10
   0億円の仮想通貨が北朝鮮に不正取得された可能性が報道されるなど逆
   風が吹いていますが、仮想通貨に投資したい?投資したくない?
   https://www.ginkou.info/enquete/?p=706

1位:投資したくない 44%
2位:良く分からない、興味ない 33%
3位:投資したい 22%

となりました。1位は「投資したくない」で約4割です。筆者も同感です。自
分の大事な資産が流出しては困りますし、ましてやそれが北朝鮮に渡るとか悪
夢です・・・。

またそもそも前回のコラムでも触れましたが、仮想通貨はその名の通り「将来
的には通貨になる」という大きな夢があったわけですが、では実際に通貨=ど
こでも簡単に決済できる状態になっているかと言うとそんなことはなく、むし
ろ普及は進んでいません。

通貨として考えると値動きが荒すぎたり、上記のような流出懸念、あるいは誰
かがちゃんと承認してくれるのかという決済方法そのものへの不安に加え、そ
もそもすでに幅広く流通している現金・クレジットカード・電子マネーと言っ
た既存の決済方法に対する優位性がほぼない現状では、一般的な利用が進むは
ずがないですね・・・。

そうしたわけでこれまでもそうかもしれませんが、これからも、値動きの激し
い「投機的な商品」の位置づけを脱することはなさそうです。

ただ一方でアンケート結果をもう一度見ると、そうは言いつつ「投資したい」
という方が約2割おられることは意外です。

どのような期待を持っておられるかは分かりませんが、積極的に取ったリスク
が報われることを祈っております・・・とりあえず流出だけはやめてほしいも
のですね。

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■4.その他の銀行関連ニュース
   https://www.ginkou.info/column/

・世界同時不況は起きる?起きない?


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.info4:今月の購買力平価
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購買力平価とは1つのモノを外貨、例えばドルで買っても円で買っても同じ値
段になる為替相場のことです。モノの値段からその通貨が割高なのか割安なの
か分かるわけですね。

では今月=8月のドル円の購買力平価はと言うとこのようになっています。

・消費者物価ベース : 1ドル=122.31円
・企業物価ベース : 1ドル= 95.20円
・輸出物価ベース : 1ドル= 71.87円

歴史的にはこの真ん中の企業物価ベースの購買力平価を基準に、実勢相場が上
に行ったり(円安)、下に行ったりしながら(円高)、つかず離れず並走して
きたことが分かります。

とすると「企業物価より上なら円安」「企業物価より下なら円高」と言えるわ
けです。

そして2019年8月の企業物価ベースの購買力平価は95.20円。要する
に今は「円安」ということですね。


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.info5:今月の世界の株価収益率
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株価収益率(PER)とは、株価がその会社の利益の何倍くらいになっている
か、という株価の割高・割安を示す尺度です。目安としては「20倍を超えて
いないかどうか」チェックすればいいと思います。

8月の株価収益率の平均は前月と比較して低下しました。先月の単純平均は
13.45倍で、今月は12.94倍ということですね。結構ハッキリ下がり
ました。

下がったということは株価が「割安」になったということになります。

<世界主要株式市場の株価収益率(PER)一覧(2019年8月現在)>
 https://www.ginkou.info/column/20190817.html


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.info6:自腹で資産運用中!(13年5ヵ月目)
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<運用実績(2019年8月現在)>
 https://www.ginkou.info/column/20190819.html

2006年 4月の投資金額: 525万7,529円
2019年 8月の評価額 : 607万1,704円
損 益          : +81万4,175円

まずは運用実績の前月との比較です。今月は前月と比較して+2万円というこ
とですね。残った唯一の投資資産である国内REITが上昇したということで
すが、ほとんどの資産を売却してしまった今となっては上昇しても下落しても
全体の成績に大きな影響はありません・・・。

<今月の追加投資/売却>

さてここからは相場全体を眺めながら投資再開のタイミングを探っていきたい
と思います。

株式相場はどの指数も昨年10月から仲良く下落した一方で、1月から徐々に
回復してきました。

ただ最近では米中貿易戦争の再燃というネガティブ材料と、アメリカの利下げ
というポジティブ材料がせめぎあっている状態ですね!

どちらもトランプ大統領の圧力によるものだとすれば「自作自演」という感じ
も否めないですが、それはともかく株価としては「レンジ相場」に入りつつあ
る感じがします。果たして一体どちらの材料が勝つのでしょうか?

個人的には何だかんだ言って「利下げ」の方が強力なのかな、という気がしま
す。米中貿易戦争はそうは言いつつどこかで「手打ち」になるのでしょうしね。

とするとしばらくすれば株価は上昇してくることになりますし、実際株価が上
がらないにしても下がらないのはその証左のような気がします。

しかしそうは言いつつ気になるのは各国の景気がスローダウンしてきたという
報道です。10年を超える「長すぎる景気回復」を経て、いよいよ「景気後退
期」に入ってきたのだとすると、さすがにアメリカの利下げを持ってしてもそ
の流れを食い止めることはできませんね。

むしろ大規模な金融緩和で生まれた「緩和マネー」が世界各地でバブルを生ん
でいるとすれば、それらが一気に破裂することで、再び「1,000年に1度」
クラスの金融危機が起こる可能性すらあります。

投資するにせよ、しないにせよ、今後の株価動向には十分な注意が必要と言え
そうです。

個人的には仮にそのような株価の「大暴落」が起これば、いよいよ投資のチャ
ンスが来るわけで、ようやく投資を本格的に再開できる契機にはなるのですが。

それはともかくアメリカの長期金利の動向をチェックしてみるとびっくりする
くらい大きく下がっていますね!やはり利下げ決定の影響は大きいです。

なお日経平均や円建ての株価は為替相場の影響を受けますが、ドル円チャート
をチェックするとこちらも足元では大きく円高傾向ですね。106円前後の円
高となっています。「アメリカの金利低下→日米金利差の縮小→円高」という
流れなのでしょう。

アメリカの金利がまだまだ低下するのであれば、円高傾向はまだまだ続くこと
になります。とすると残念ながら日本株にとっては「逆風」の面もありそうで
すね。日本株に投資したい・投資している、という方はご注意下さい。

さてアメリカの金利が下落すれば上昇しやすいのが新興国の株価ですが、こち
らをチェックしてみると足元では大きく低下しています。このまま下がり続け
ることはないと思いますが、こちらも今後どうなるのか気になるところですね。

アメリカの利下げの動きを受けて、先月の当欄では少し投資を再開してもいい
のかな?といった内容を述べましたが、その後のネガティブ材料や株価の乱高
下を受けてなかなか投資のタイミングを見つけられずにいます・・・。

焦らずじっくり投資チャンスを待ちたいと思います。


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.info7:14年8ヵ月目のひとりごと
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■「テレビや新聞は見ず、授業は真面目に受けないことが大切!」
 +16,400本+303万円

日韓関係がこじれていますね。別のコラムでもご案内したように、個人的には
対韓輸出規制には反対でした。

「買わない」と言われて困ることはあっても、「売らない」と言われて困るこ
とはあまりないからですね。短期的には困ることがあっても、中長期的には別
の売り手を探してオシマイです。

日本からすれば単に顧客を失うだけとなります。代替できない商品など、資源
レベルのものを除けばほとんどありませんからね。

徴用工問題で国際公約を守らない韓国に対して、何等かの対抗手段を取りたい
という政府の意向は分かりますが、韓国政府の日本での資産を差し押さえする
など、もう少し別の方法があったように思います。

決まったものを今さら言っても仕方ありませんが、しかし輸出規制に対する韓
国の反発は大きなものでしたね。対日輸出入の規制強化は想定内だったとして
も、不買運動によって日本製品の売り上げが落ち込んだことに加え、日本への
観光客が減少したことは筆者にとっては想定外でした。

7月の韓国からの観光客は前年同月比で7.6%減となったようです。全体と
しては前年同月比で5.6%増を維持したようですが、今後ますます韓国から
の観光客数が減っていくとすれば影響は避けられません。

数字で見ると7月の観光客数299万人のうち、56万人が韓国の方というこ
とですからね。この数字が大きく落ち込むようになればカバーするのは難しい
でしょうね・・・。

そうしたわけで1日でも早い関係正常化が期待されるわけですし、社民党など
は「対韓輸出規制反対」を打ち出しており、「反安倍」という政治的背景はあ
るのでしょうけれど、日本において主張の多様性が維持されている点は健全だ
と言えます。

ただそのような主張は少数派であって、全体としては「韓国はけしからん」と
いう論調がメディアから個人まで席捲していますね。

同調圧力がかなり強く国益もかかっている中で、ちょっと「日本が悪いかも」
とは言い出せない雰囲気です。

もちろん筆者も

・不可逆的に解決されたはずの慰安婦問題がいつの間にやら再燃していたり

・レーダー照射問題ではウソばっかりつかれたり

・徴用工問題では国際公約が反故にされたり

・挙句にはGSOMIAが破棄されたり

という展開を受けて不快感を感じているのは偽らざるところであり、「そりゃ
あっちが悪いでしょ」というのが正直な気持ちです。

しかしながらおそらく韓国の方も同調圧力や国益を背景に、同じように「日本
が悪いでしょ」と思っているはずであり、容易に歩み寄るのは難しいですね。

韓国の方からすれば戦時中に日本に併合されたことは大きなトラウマとなって
いるはずでしょうし、今でも国力としては日本の方が圧倒的に上なわけですか
ら、「またいじめるのか!」「今度は絶対負けない!」と感情的になるのも当
然なのかもしれません。

ちなみにその日韓併合についてはそもそも

・韓国が自主的に受け入れたもの

という考え方と

・韓国が無理やり併合させられたもの

という考え方の2つがあり、この部分が食い違えばその意見の隔たりを埋める
のはほぼ不可能な気がします。

wikipediaでは2つの意見が整理して比較されていますので興味深か
ったです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E4%BD%B5%E5%90%88

韓国の皇帝が自ら併合を認めたわけですから、日本が侵略して植民地化したと
いったわけではなさそうですが、それでも実情はさすがに後者の「無理やり併
合させられた」ということだとは思います・・・。

それはともかくとして、考えなければいけないのは今後の対韓戦略ですが、大
きく2つではないかと思います。

1つ目はケンカするとしても「政治家同士の戦い」に留めておき、「経済活動
に影響が出ないようにする」ということですね。

お隣の国なわけですから関係を断ち切れるはずがありませんし、グローバルな
サプライチェーンの中で、相手をブロックしたところで困るのは自分です。

ここは現実的な大人の判断が必要な部分ですね。

本来、大局的に見れるはずの大人ほど感情的になっている気がしますが・・・。

2つ目はそれと対照的になりますが、日韓関係はもう「若者に任せるべき」と
いうことです。

日本の若者は今や韓流に夢中ですし、韓国の若者も日本文化が好きですね。相
思相愛なわけですから、大人達に出る幕はありません。

願わくば今の若者たちが、20年後も30年後も「相思相愛」であることを祈
りたいと思います。

そのためにはテレビや新聞といったマスメディアは見ず、学校の偏向した授業
も真面目に受けないことが大切ですね(笑)。

さて金融市場の方は、FRBの利下げや米中貿易戦争の拡大によって大きく動
いています。

どちらもトランプ大統領が引き起こしたものだと思えば複雑な気持ちも感じな
いではないですが、仮に世界中の株価が暴落するようなことがあれば、ようや
く投資のチャンスが到来することになります。

随分待ちましたが、そろそろ投資のチャンスが来るんですかねぇ・・・。

<御礼>

今月もいくばくかの寄付を行いました。

1.植樹活動への寄付 :累計で16,400本相当になりました。
2.震災への寄付 :累計で303万円となりました。

ユーザーのみなさま、当サイトのご活用、ありがとうございます!
https://www.ginkou.info/aboutus/index.html#tree

                         2019年8月/本間


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