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銀行関連ニュース: マネックス証券+オリックス証券、統合!  
執筆者: ginkou
発行日付: 2009/11/12
閲覧数: 688
サイズは 17.81 KB
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まずは、前回の読者アンケートを振りかえってみます。「住友信託銀行と中央三井信託銀行の合併で誕生する「三井住友信託銀行」に期待する?期待しない?」では・・・

 1位:期待する 57%
 2位:期待しない 32%
 3位:よく分からない 10%  


となりました。1位は「期待する」ですね。6割近い人が期待していると考えるのか、4割の人が今のところ期待していないと考えるのかで見方は変わりますが、筆者は前者と考えますね。住友信託銀行にせよ、中央三井信託銀行にせよ、一般の人にはややなじみの薄い銀行であるのは間違いないと思いますが、それでも6割近い人が新銀行に期待しているというのは、素直に前向きに捉えればいいのだと思います。

 特に住友信託銀行は、ユニークでなかなかいいサービスを提供していますし、また子会社である住信SBIネット銀行の人気も絶大ですしね。統合前後はそうはいってもシステム統合などによって、少し攻めが弱くなるかもしれませんが、その後は期待できるのではないですかね。

 ただ新しくできる「三井住友信託銀行」のメインターゲットは富裕層だったり60歳以上だったりするのでしょうから、直接的にはあんまり関係ないかもしれません(笑)。信託サービスなんて、普通の人はニーズないですしねー。そういう意味では「期待せずに期待しておく」くらいのスタンスの方がいいのかもしれませんね。

 むしろハイライトは住信SBIネット銀行の今後、ということなのかもしれません。少なくとも銀行名は変更になるのでしょうけれど、どうなるんでしょうね?たとえば

・三住信SBIネット銀行
・三住SBIネット銀行
・三井住友信SBIネット銀行
・MSTSBIネット銀行
・MSネット銀行

というような感じでしょうか?いずれにせよ、とにかく短くしてほしいですね。この「住信SBIネット銀行」という長い名称で、どれだけの人の手間や印刷費やタイピング時間が無駄になっているか計り知れません(笑)。短くなることを期待したいところです。

 ただ一方でSBIはSBIという表記にこだわるでしょうし、もしかするとネットだけでなく店舗の展開も視野に入れていたとしてもおかしくありません。SBI証券はわざわざ店舗網を買いましたよね、確か。となると「ネット」という言葉を外すかもしれない。

 また、もともと住友信託銀行とSBIグループの相性がいいとも思えないですよね。北尾氏のことなので、この合併を機にいよいよ「SBI銀行」の誕生を考えているかもしれませんね。

 問題は、すでに韓国の新韓銀行が日本法人として「SBJ銀行」を設立してしまったことですね。「SBI銀行」と「SBJ銀行」。マナとカナ。グリとグラ。ややこしいことこの上ないことだけは間違いないですね(笑)。

 いずれにせよサービスが悪くなることはないでしょうから、こちらも期待せずに期待したいところです。少なくとも「住信SBIネット銀行」の名称の短縮化だけは!期待したいと思います。


 では、投票がまだの方はぜひ投票をお願いします。11月28日まで。

〔投票〕http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=523

〔前回のコラム〕http://www.ginkou.info/modules/xfsection/article.php?articleid=376

 さて今回は、マネックス証券とオリックス証券の統合について。

            −−− Ginkou −−−

ネット証券:売買低迷で曲がり角 再編で生き残りの動きも
http://mainichi.jp/select/biz/news/20091112k0000m020065000c.html

   インターネット証券の経営が曲がり角を迎えている。株式売買委託手数料が99年10月に自由化され10年。個人投資家の売買が低迷し、手数料の引き下げ競争も限界に近づきつつある。マネックス証券とオリックス証券が来春の経営統合を決めたが、生き残りをかけた業界再編が活発化する可能性もある。【工藤昭久】

 ネット証券は手数料の安さを武器に業績を拡大してきた。しかし、証券取引法違反事件でライブドアに東京地検の強制捜査が入ったことを引き金とした06年1月の「ライブドア・ショック」で、個人投資家離れが加速した。さらに金融危機による相場下落が追い打ちをかけ、各社の収益を圧迫している。

 顧客を囲い込もうと今夏、SBI証券と楽天証券は、「業界最安」の株式売買手数料をめぐり値下げ競争を展開。だが、取引の増加など大きな効果は見られず、「手数料引き下げは宣伝にはなるが、収益への貢献には限界がある」(証券アナリスト)との見方が広がった。

 そこで手数料以外で差別化を図る動きが出てきた。SBIは有人店舗などを活用し、投資相談やセミナーを通じて顧客対応サービスの充実を図っている。楽天証券は外国為替証拠金取引(FX)や投資信託などの販売に力を入れており、松井証券は夜間先物取引を強化した。

 経営統合による規模拡大で競争力強化を図る動きも出始めた。マネックス証券と来年統合するオリックス証券は、今月、かざか証券のオンライン部門を買収した。業績が低迷していたジョインベスト証券も今月下旬、野村証券と合併し、野村のネットサービスとして再スタートする。今後、増大するシステム費用などで中小証券の経営が厳しくなることが予想され、「ネット、中小などを巻き込んだ一段の再編があるのではないか」(ネット証券首脳)との見方がある。

 マネックスグループの松本大(おおき)社長は毎日新聞のインタビューに応じ、オリックス証券との統合による規模拡大でネット証券首位を目指す考えを示した。【聞き手・工藤昭久】

 −−統合の狙いは。

 ◆ネット証券ではトップのSBI証券とそれ以外の2位グループが規模の面で離されていた。統合による規模拡大で、トップを狙える2位のポジションを確保できた。システム費用の軽減など収益面での効果は大きい。

 −−統合で、大株主のシティグループの持ち株比率を薄める狙いがあったのでは?

 ◆それはない。

 −−中国での連携も検討していますね。

 ◆将来的には成長が著しい中国で個人向け金融ビジネスを展開したいと思っており、中国で足がかりとなる会社の設立準備も進めている。(オリックス証券の現親会社であるリース大手の)オリックスは古くから中国で金融ビジネスを展開しており、協力していきたい。

 −−株式売買手数料の引き下げ競争をどう見ていますか。

 ◆安い手数料はマーケティング手法の一つだが、それだけでは競争には勝てない。顧客はもうけることを望んでいる。その期待に応えるためには、的確な投資アドバイスが必要。今後もネットやセミナーなどを通じた投資教育などに力を入れていく。

 −−オリックス証券と株式売買手数料の体系が異なり、顧客が流出するとの見方もあります。

 ◆そんなことはない。マネックスより安いオリックス証券の顧客の手数料は2年間は変えない。当社でも取引を活発に行う顧客とそうでない顧客とでは、求められる手数料やサービス体系が異なる。今後は、顧客ニーズに応じて決め細やかな手数料やサービス体系に変えていく。

〔 出典:毎日.jp 〕

            −−− Ginkou −−−

 住友信託銀行と中央三井信託銀行の統合の影に隠れた感もありますが、こちらもビッグニュースでしたね。マネックス証券とオリックス証券の合併です。ネット証券業界といえば完全に序列と「勝ち組」「負け組」が固定化された感がありますね。「勝ち組」はSBI証券と楽天証券。「負け組」はそれ以外。そんな中で、マネックス証券が規模の拡大により攻勢に出た、というわけですね。

 マネックス証券といえば、やはり思い出されるのが日興ビーンズ証券との合併ですね。あの頃も成長が伸び悩んでいて、収益もなかなか安定していなかった時期だったと思いますが、あの合併を機に、再度成長が始まり、収益も安定化したイメージがあります。「うまくやったねー」と率直に思った記憶がありますね。

 筆者のせまーい経験では、ネットビジネスにおける提携はなかなかうまくいかない、という感じがしています。よく提携の時に、「ここの会員は○百万人で、ここの会員は○百万人なので、あわせて○百万人のビジネスになる」みたいな話がありますが、なかなか1+1=3どころか、1+1=2にもならない。

 結局、ネットの世界での「会員」というのは極めて帰属意識が薄く、囲い込みも困難なので、企業の思い通りにならないというのが実情なのでしょう。


 では逆になぜマネックス証券と日興ビーンズ証券の統合がうまく行ったかと言うと、もちろん証券口座があるので、ほとんど拘束力のない会員組織よりはよっぽど囲い込みがしやすかったというのはあるでしょうけれど、やはり「規模の拡大により大手の中に残れた」ということが大きいのでしょうね。

 ネットの世界では、「家の近くにお店がある」とか「担当者がキレイ/カッコイイ」と言った不純(?)な動機が入り込みにくいので、極めて合理的に優勝劣敗が決まっていく、というイメージがあります。その中で大切なのは

 ・上位3位くらいには入っておくこと
 ・ユーザーに明確なメリットを提供すること

の2点ではないですかね。マネックス証券は当時の統合により「大手5社」の中に入りましたし、口座数もその時2位くらいだったと思いますので(1位だったかもしれません)、少なくとも1つめの条件をクリアしたことになります。

 そして今回の統合でも、再度2位に浮上することで1つめの条件はやはりクリアすることができます。

 で。

 問題は2つめの「ユーザーに明確なメリットを提供すること」の部分ですね。結局、これができなかったために、ズルズル順位を下げていったのがマネックス証券の歴史でもあります。要はマネックス証券の「株式手数料は安くない」わけです。これが常にネックになっていますよね。

 上記ニュースには、それに対する松本社長のコメントが出ています。

 「安い手数料はマーケティング手法の一つだが、それだけでは競争には勝てない。顧客はもうけることを望んでいる。その期待に応えるためには、的確な投資アドバイスが必要。今後もネットやセミナーなどを通じた投資教育などに力を入れていく。」

 はい、全く正論です。顧客はもうけることを望んでいます。的確な投資アドバイスに基づき、投資リターンが5%でもあれば、手数料の数十円の差など屁でもありません。みんな喜んでマネックス証券で運用するでしょう。

 では的確な投資アドバイスというのは可能なのでしょうか?たとえば、この夏、マネックス証券が大々的にプロモーションした「株ロボ」ファンドの運用実績といえば・・・今の基準価額が9,935円。1万円から始まっているので、少し減ってしまっています・・・。

 http://www.monex.co.jp/FundGuide/00000000/syohin/tousin/kihon/guest?MeigCd=++0035960000

 そう、的確なアドバイスにより顧客に儲けさせるというのは非常に難しいわけです。もしかすると不可能なのかもしれません。そうなれば逆説的に言えば「投資アドバイスで差別化できないなら、せめて手数料で差別化すべし」ということになりますよね。


 やはり株式の手数料のディスカウントをしないと、マネックス証券が1位はおろか「勝ち組」になることも永遠にないと思ってしまうのは筆者だけでしょうか?

 一方でマネックス証券が本気で競争を挑めば、SBI証券に勝てる可能性は0ではないと思います。何といってもSBI証券のサイトは使いづらい上に見づらいですからね。ぜひスマートに勝とうとするのではなく、泥まみれになって果敢にSBI証券に挑んでもらいたいと思います。

 マネックス証券は設立当時の赤字垂れ流し状態の時から、どうも気になっています。体の弱い子をもった親の心境でしょうか(笑)。ここまで何とか健康になったのですから、ぜひ飛躍してほしいものですね。 


 さて、今回の読者アンケートは、「マネックス証券とオリックス証券の統合に期待する?期待しない?」でいきましょう。12月11日まで。
 
■マネックス証券とオリックス証券の統合に期待する?期待しない?(12月11日まで)■
http://www.ginkou.info/modules/xoopspoll/index.php?poll_id=527

 


 

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